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春樹訳。野崎訳で何度挑戦したことか!というくらい、何度も読むのを断念した作品。
今回は・・・?まだ読めてません(泣)断念しないように頑張って読みきります。
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たぶん今ちゃんとこの小説のよさを理解し切れていないと思います。だけどそれでも十分に胸に迫る物がありました。冒頭に持ってこられた文章が凄く好きです。「もしそれが彼女を喜ばせるのであれば、黄金の帽子をかぶるがいい。もし高く跳べるのであれば、彼女のために跳べばいい。『愛しい人、黄金の帽子をかぶった、高く跳ぶ人、あなたを私のものにしなくては!』と彼女が叫んでくれるまで」春樹さんの訳以外のバージョンも読みたい。
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前にも読んでいて映画も見ているはずなんだけど、すっかり内容を忘れていて、こんなミステリみたいな複雑な話だったっけ、と実はびっくりしてしまった。……うーん……こういう作品って、やっぱり、ゆっくりとすべての文章を丁寧に味わい、行間を読む、っていう読み方が必要なんだろうなあーと。文章の美しさ、その含み、みたいなものはわかるんだけど、ふだんの読み飛ばすような読み方が抜けずにうまく味わえない感じが……。描かれている時代や、階級のことがよくわかってなかったりもするし……。村上春樹さんもあとがきで書いているように、原文で一語一語を丹念に読んでいかないと本当のよさはわからないのかも。って言ったら村上さんに失礼かもしれないけど。アメリカでは英語の福読本になっているらしいけど、そんな感じで読むべき本なんだろうな。村上さんに細かい解説までしてもらいたいかも。それでも、ラストの数行で急になぜかけっこう胸打たれた。?……そうすればある晴れた朝に――?そういう話だったんだなーとしみじみ思うような。
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村上が絶賛しまくりの一冊。あとがきでもほめまくり。本当にこの本が好きなんだろうなぁ、と思った。でもオレにはちょっと難しかった。あとがきで村上が言ってる通り、原文で読んだほうが言葉の力みたいなのがわかる気がする。
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読んでから結構このお話に影響を与えられている気がします。
完璧なんだけど、とても孤独で一番の助けを求めていたのかもしれない。
そんな彼の最後までが丁寧につづられていて大好きです。
グレート・ギャツビーのような人が現れるといいのですが。(苦笑
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一気に2種類の版で出されたけれど、通勤の途中で読むにはどう考えても愛蔵版というのはつらい。で、軽い方を買おうと思って先週末本屋を回ったのだけれど、ようやく4軒目で軽い方を見つけた。やはりこちらの方が先に売れている様子。
読みやすく、しかも村上春樹の思い入れの強さまで伝わってくる。
確かに過去に出されている訳は正直に言って古めかしい。かつて読んだ時にそう思った。今の時代に読むならばこちらの方が数段読みやすい。それにきちんと訳されていると思う。ふと「華麗なるデズリフ」を読み直そうかな、と思った。
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虚構の上に成功を築いたギャツビーがデイジーとの恋にやぶれる物語。
一夏の事件のあいだに登場人物の失ったものがさまざまで、読後に儚さが残った。
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どうも翻訳された本は苦手だ。
面白い話だったけど、深すぎて自分にはまだまだ早かった。
もっといろんな本を読まなきゃ、と思わせてくれた。
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村上春樹がいう「最高の作品」というものに触れたくて手に取った。
ストーリーはひと夏の恋というシンプルと言えば聞こえはいいが、そうではない。フィッツジェラルドの天才的な文章力、そして村上春樹の奇跡的な翻訳力が見事に調和しアメリカ東部海岸沿いの景色や雰囲気などが至極親密性を増し読者の感性に響いてくる。
古典的名作ではあるが現代的に書かれており、そういう意味では誰にでも手に取りやすいと思う。
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「『グレート・ギャツビー』を三回読む男なら俺と友だちになれそうだな」
(村上春樹『ノルウェイの森』より)
そして僕は今、この村上訳で三回目の『グレート・ギャツビー』を読んでいる。
野崎孝氏の訳本で2回この作品を読んだが、
初めてこの本を読んだ時、全く意味が分からなかった。
二度目に読んだ時には、あらすじを追っていくのがやっとだった。
そして三度目、村上氏の訳本に噛り付き目の前の霧が晴れた気がした。
この本はもはやスコット・フィッツジェラルドの
「The Great Gatsby」ではなく、
村上春樹の「グレート・ギャツビー」と言っても過言ではない。
ページをめくると村上春樹の世界がそこに拡がっている。
村上春樹がこの本に多大な影響を受けながら、
今の今まで翻訳にかからなかったのには
あとがきにしっかりと説明がなされている。
以前に「The Great Gatsby」を読んだことがある方もそうでない方も、
一度この「グレート・ギャツビー」を手にとって欲しい。
最後に一言
「Old Sport」と言う表現を敢えて
「オールド・スポート」と訳した氏の勇気に敬意を払いたい。
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繊細で緻密な翻訳に満足しています。
暑いアメリカの都会で、ただ、恋と快楽のままに生きている有閑人の関わり合いが甘くけだるくかかれていて、あとがきまで楽しめました。
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「村上春樹が人生で巡り合った最も大切な小説」なんて言われたらかなり期待しちゃいます。ところがなんか淡々と物語は進み、そして終わった。「いやいや何かあるだろう」と思いながら読んでて、「あれ?このまま終わりですか?」という感じ。でも、途中でこの小説がすごく美しい文章で書かれているいうことには気付きました。全編とおして美しい詩のような文章(つっても翻訳だけど)。最初から最後まですべてです。すべての文章が美しい。もう一度読み直したらきっと一層深くなるとすでに思っています。野崎訳も読んでみたいなー。
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「カーテンも敷物も、二人の若い女性たちも、気球が下降するみたいにしずしずと床に降りてきた。」学生時代に読んだときとぜんっぜん印象が違うので驚いた。本当にイメージが湧きやすいし、読みやすい。村上春樹が細心の注意を払いながら(自分の文体も殺して)丁寧に訳したことがひしひしと伝わってくる。それで昔読んだ新潮文庫のを見返してみたら、一番違うのがデイジーの話しことばだった。一昔前は良家の令嬢が「あんた、〜でさ」なんて蓮っ葉な話し方で違和感なかったのか。
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ギャツビーにいつのまにか惹かれてしまう。序盤は結構読むの面倒くさかったけど。ギャツビーの隣に住みたい。
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3/21 村上春樹はめっぽう嫌いな私ですが、彼の翻訳は嫌いじゃない、と実感した一冊。文章に違和感がまったくないし、本人が気を使ったという冒頭と結びの文章は日本語にしてもきらきらするほどキレイだった。