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スコット・フィッツジェラルドのグレート・ギャツビーを読みました。村上春樹訳が出ていたので、買って読んでみました。以前読んだときは、どのような事件が発生したかという流れはわかったのですが、なぜこんなことが起きたのかが良くわからない、という感想でした。ところが、今回村上春樹訳で読んでみると、ギャツビーのデイジーへの想い、悲しみがすっと心に響いてきました。他の登場人物たちもいきいきと行動していると感じることができました。村上春樹が後書きでグレート・ギャツビーは自分にとって一番重要な小説だ、といっているのが納得できました。キャッチャー・イン・ザ・ライのときも思ったのですが、訳者によって小説の読みやすさがこんなに変わるものなんですね。訳者のつむぐ文章によってこれだけ感想が違っているとすると、いつも読んでいる翻訳小説って本当は全然違うものなのかも知れないなあ、と思ってしまいます。
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ノルウェイ〜の中に登場しているし、前から「いつか読もう」と思っていた本。村上春樹自身が翻訳なら、それを読むっきゃないだろう、と思っていた。洋書が苦手な私。最初は本当に辛かった…。でも、終盤からは面白くてぐいぐい引き込まれた。ラストを読み終えてから。翻訳者自身によるコトバを読んでからは、もっと面白く感じた。「キャッチャー・イン・ザ・ライ」よりは村上色が出ていないような気がしたけど、実はそうでもないのかも。原文で読めるくらいの英語力が欲しい。でも、これくらい昔でも、今の英語とは違っているんだろうか…。
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村上春樹の訳だったので、即買いしてよみました。言葉回しが春樹っぽくて、やっぱ好きだけど、訳書はやっぱ好きじゃないな〜と思いました。
読めなくても原書を読むほうがいいな。
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揺らめく蜃気楼の向こうが
夜空に輝く星の道が
靄のかかる明日に
そういう「らしさ」を包み込んだあなたに
続けばいいのに
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普段村上春樹はあまり読まない。しかし本好きとしては避けることのできない作家であり、その作家が絶賛する本となると興味はわく。
本自体は村上春樹の文筆で、非常に読みやすく翻訳に対するストレスは感じなかった。なんとも言えない無力感に襲われつつも安心するような、不思議な読後感である。人間そのものがよく描かれているが、若干薄い感じがしなくもない。こういうテーマの本にしては、良くも悪くも「読みやすい」。
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英語版よんでみたいねぇ。
最初は背景描写的なのが多い気がした。
だから最初は入りにくいけど、だんだん面白い。
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あのグレートギャツビーを村上ハルキが邦訳してるよ!!(ちょっとした事件?)愛蔵版とかまで出てるし…結構評判になってきてるのかな?それにしても村上氏の訳だと20年代アメリカが70年代日本のようだな…っていうかノルウェイの森だな
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洋書はやっぱり感情移入がしにくい・・ 登場人物が覚えられない・・ あとがきを読んで村上春樹のこの作品に対する強い思い入れを感じ うまく伝わらなかった自分を残念に思った
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春樹訳。野崎訳で何度挑戦したことか!というくらい、何度も読むのを断念した作品。
今回は・・・?まだ読めてません(泣)断念しないように頑張って読みきります。
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たぶん今ちゃんとこの小説のよさを理解し切れていないと思います。だけどそれでも十分に胸に迫る物がありました。冒頭に持ってこられた文章が凄く好きです。「もしそれが彼女を喜ばせるのであれば、黄金の帽子をかぶるがいい。もし高く跳べるのであれば、彼女のために跳べばいい。『愛しい人、黄金の帽子をかぶった、高く跳ぶ人、あなたを私のものにしなくては!』と彼女が叫んでくれるまで」春樹さんの訳以外のバージョンも読みたい。
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前にも読んでいて映画も見ているはずなんだけど、すっかり内容を忘れていて、こんなミステリみたいな複雑な話だったっけ、と実はびっくりしてしまった。……うーん……こういう作品って、やっぱり、ゆっくりとすべての文章を丁寧に味わい、行間を読む、っていう読み方が必要なんだろうなあーと。文章の美しさ、その含み、みたいなものはわかるんだけど、ふだんの読み飛ばすような読み方が抜けずにうまく味わえない感じが……。描かれている時代や、階級のことがよくわかってなかったりもするし……。村上春樹さんもあとがきで書いているように、原文で一語一語を丹念に読んでいかないと本当のよさはわからないのかも。って言ったら村上さんに失礼かもしれないけど。アメリカでは英語の福読本になっているらしいけど、そんな感じで読むべき本なんだろうな。村上さんに細かい解説までしてもらいたいかも。それでも、ラストの数行で急になぜかけっこう胸打たれた。?……そうすればある晴れた朝に――?そういう話だったんだなーとしみじみ思うような。
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村上が絶賛しまくりの一冊。あとがきでもほめまくり。本当にこの本が好きなんだろうなぁ、と思った。でもオレにはちょっと難しかった。あとがきで村上が言ってる通り、原文で読んだほうが言葉の力みたいなのがわかる気がする。
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読んでから結構このお話に影響を与えられている気がします。
完璧なんだけど、とても孤独で一番の助けを求めていたのかもしれない。
そんな彼の最後までが丁寧につづられていて大好きです。
グレート・ギャツビーのような人が現れるといいのですが。(苦笑
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一気に2種類の版で出されたけれど、通勤の途中で読むにはどう考えても愛蔵版というのはつらい。で、軽い方を買おうと思って先週末本屋を回ったのだけれど、ようやく4軒目で軽い方を見つけた。やはりこちらの方が先に売れている様子。
読みやすく、しかも村上春樹の思い入れの強さまで伝わってくる。
確かに過去に出されている訳は正直に言って古めかしい。かつて読んだ時にそう思った。今の時代に読むならばこちらの方が数段読みやすい。それにきちんと訳されていると思う。ふと「華麗なるデズリフ」を読み直そうかな、と思った。
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虚構の上に成功を築いたギャツビーがデイジーとの恋にやぶれる物語。
一夏の事件のあいだに登場人物の失ったものがさまざまで、読後に儚さが残った。