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中世が舞台のヒストリカル・ロマンス。クイック作品らしく、勝ち気で知的な…でも恋愛面では奥手のヒロインと、クールで周囲に一目置かれつつも惚れた相手には弱いヒーローの組み合わせが微笑ましいです。ミステリアスな部分も楽しめますが、執事やメッセンジャーなど、和める脇役が魅力的でした。口下手なヒーローがこっそり「妻を讃えるための詩的表現」をわざわざ作らせて丸暗記している姿など、思わずニンマリしてしまいます(笑)
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私のヒストリカル・ロマンス入門の一冊!
ロマンス小説って、女性が相手の男性に何かを伝えるっていうパターンが多いけれど(愛とかね)、でもこれはお互いに成長し合っているっていう感じが好き!
そして私的にはアリスが洞窟で泣く場面が好き。今まで起こってきたことも、これから起こることも一旦止まって、静寂が広がったみたいな・・・。
そして泣けた。私だけ?
でもやっぱり一番好きなのは最後の場面!この本はニヤニヤ笑いながら読み終える作品です(笑)
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中世物です。
ヒロインは自然科学者。ヒーローは残酷な騎士。
二人の会話が面白い。
対立しているように見えて、お互いのことを理解し合ってる。
引くべきところは引いてるせいか激しい誤解などもしないので読んでてイライラしません。
二人のロマンスとヒーロー出生の秘密から端を発した様々な事柄がバランス良く書かれて楽しい。
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両親をなくした23歳の美女アリスは、冷酷な叔父のもとで辛い日々を送っていた。ある日、彼女は、従兄弟が行商人から買った緑の石を贈られる。ところが、やがてヒューという名の騎士があらわれ、石は自分のものだと主張した。彼が与えられた領地の平和のためには、その石が不可欠とされていた。が、石はすでに何者かに盗まれていた。アリスはそのことをヒューに告げ、一緒に石を探そうと提案する。しかし、アリスの出した条件を呑んだヒューが要求したのは、アリスが彼と婚約することだった...。