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評価内訳
2007/04/16 00:39
投稿元:
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都市の風景と文学との関係を書いた本は比較的多く出ている(出るようになった、というべきか)。この本が僕にとって不思議なインパクトを持ったのは、書かれたのが少し前(大元は90年代前半)だったためだろう。 つまり?対象の文学作品の中の時代、?作品が書かれた、つまり作家の生きた時代、?この本が書かれた時代、そして、?この本を読んでいる現在、と4つの時間軸が各作品ごとに顕れてくる。それぞれの時間との距離が複雑に絡みあって、切り離されたり、繋がったりしながら風景が現れる。その不思議な感覚が楽しかった。