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舞城さんが女性だといううわさ、あるみたいです。
でも、文章からすると多分女性で間違ってないんじゃないかな?
清涼院流水のジョーカーとかカーニバルを読み直したくなった。
もう、本当に、なんだこれ?って感じ。先に行かざるをえない設定、パロディといっていいのかこれは本当に作品なのか?なんとも。
ぶっとび具合は超。ド級。
ただし、多分あたしの回りには、この世界を許容できる友人はいないと思われる。
それは残念な気もするし、でも、ちょっと良かったって気もする。
この世界観を受容できる人と一緒にいられる自信は、ないね。
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いわれなくても舞城王太郎氏の作品だとすぐわかる文体。
章が変わるごとに過去も変わっていく。
目が回りそうな小説。メタミステリってそういうことかな?
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ズルイ、グロイ、面白い。
さすが舞城作品だな、と思ってしまいます。
第一話から第二話にいくのには抵抗がありますが、なれてしまえばどんどん引き込まれてしまいます。
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舞城ワールド好きなんだけど、この作品は、ちょっと・・・第三話まではすごい面白くて一気に読めた。その後はマニアックすぎ。聖書とか興味ないし。そういうのが好きな人には面白いんだろうな。
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各章は《清涼院流水》から主人公・九十九十九(つくもじゅうく)に送りつけられてくる小説という形をとっており、n話は一部の設定を引き継ぎ、一部はフィクションとしながら(n+1)話に内包されるという構成で、しかも1話→2話→3話→5話→4話→7話→6話と進む。その上、途中で各話の主人公が時空を超えて入れ込んだりする。もうメタメタ過ぎて…。
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『匣の中の失楽』のようなメタミステリの古典的枠組みにJDCのキャラを当てはめた換骨奪胎擬似ミステリ。九十九十九をはじめとするぶっ飛んだキャラクターに憑依する舞城節が嫌というほど楽しめる。
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この方の作品中、一番わからなかった作品。
ただ、なぜか
最後2話
涙が出た
いや、それにしても
びっくりするほど
わからなかった
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読み始めてからすぐに話に引き込まれ、物語が進んでいくうちにどんどんハマっていった。話の構成の仕方もおもしろい!
さすがは舞城王太郎。さすがと思わざるを得ない。
かなり分厚い本だったが、全く苦にならなかった。
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清涼院流水トリビュートで、JDCの九十九十九をモチーフとして舞城王太郎が描いた小説。
メタにつぐメタ、限りないメタの世界が構築されている。
言葉遊びという清涼院流水の作風や設定はある程度意識して用いられているものの,清涼院流水作品とは全く異なる世界がある。
はっきり言って,理解することは不可能である。
しかし、分からないが素晴らしい作品であることは間違いない。
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わっけわかんない
と思いつつもページをめくる手が止まらない
純文学だけが文学だ!って人には受け入れられないだろうけど、こういうのもアリだと思う
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美しすぎるあまり、顔を見た人を失神させてしまう名探偵の話。今まで読んだ小説の中で一番意味不明かもしれない。
この本の影響で、清涼院流水さんの小説を買ってしまいました。
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大澤真幸の「不可能性の時代」で紹介されたため読んだ本。
「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」の
レビューでもちらりと触れました。
舞城王太郎が書いたこの小説、
世間のライトコンテンツで描かれる無限ループ性に、終止符をうってみる、
ということをしたかったのかもしれない。
大澤真幸の言う「選択」の象徴、「同人誌の流行」。
自由にキャラクタの物語を変えられる同人誌は
「自由」「選択」という時代の表れらしい。
また、世間のライトコンテンツに見られる「無限ループ」という設定も、
同人誌のような「書き換え」によって無限な膨張の象徴、らしい。
ここで九十九十九を見てみる。
無限ループ性をしっかり備えている。
そして次章が前章を内包していき、終わりがない。
「自由」「選択」の象徴である無限ループの世界。
そこに舞城は、ピリオドを打つという作業をした。
「自由による束縛感」からの開放が必要なんじゃないの?
もしくは、それをみんな望んでいるんじゃないの?
なんて言いたげに。
そういう社会背景性が、読み取れる(あるいはこじつけられる)。
というのが大澤真幸の論のばっくりしたものだが、
やはり、これはいえていると思う。
何故なら、主人公が狙い済ましたように、同人誌的だからだ。
主人公「九十九十九」は、別の作家の小説の、主人公なのだ。
ここに「同人誌性」への意識が見られる。
つまり、主人公も「自由」「選択」の象徴なのだ。
その象徴的な主人公が、象徴的な無限ループの物語を生きる。
おそらく舞城王太郎はこれを意識してやっている。
それくらいの裏を期待をさせる作家なのである。
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清涼院流水の流れで読んではみたものの
舞城のすごさに圧倒された感がある。
流水とはまったく違う。
しかし、これはこれでありだわなあ・・・
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テーマのひとつである聖書の見立てが、私にはさっぱり。
舞城特有のドライビング感は控えめ。
主人公が「美しすぎる美」を持つ理由には、ががん!となった。
MVP:寛大誠実正直
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ミステリー型舞城作品。
各一話ごとの世界にそれぞれ「同一の」主人公が居るパラレルワールドの展開。場合によっては、ある主人公が自分の世界(=自分の第○話)を飛び出して別の世界(=自分以外の第×話)に登場してみたり。よって話が進行していくほど、混乱の極みに近付く。清涼院流水の作品を読んでないと面白さは半減なのかな、やっぱ。