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予算書など与えられた数は頭に入らないから、一人当たりの予算はいくらになるのかなど、自分でわかりやすい対象をつくった方が数は自分のものとなり頭に残る、とのこと。
そろばんをやっている人は数を考えるのに長けている。それは、数を扱う鍛錬をしているからである、とのこと。
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あなたには数字が苦手な人の気持ちはわからない・・・と思ってしまった。
でも、読んだ後実践しようと、身の回りのもので色々試してみたが、つづかなかった。
算数が好きな人は読んでください。
生涯に渡る楽しい習慣ができると思います。
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● 筆者は「倍・半分は許される。ケタ違いはいけない」とよく人に話をする。たとえば、何かの数が10倍も違うとしたら、それは他との関係や他への影響の仕方が質的にまったく違うことを意味している。こういう違いは絶対に見逃してはいけない。
● 「ドンガラ率」なる数を掛け合わせれば、どんなものでもパッと見て重さがわかるのである。
・相当ギッシリ詰まっている物で1/5
・ふつうにラクに作っている物で1/10
・張りボテのスカスカな物で1/30
● 知識は使わないとすぐに錆びつく。そして終いには「ただ知っている」という状態になる。「それ、知ってるよ」とよく言う人は、「ただ知っている」だけで、肝心のときに何も出てこない。そんなものは「知識」と言わないのである。
● 複利計算といえば、ぜひ覚えてほしい数がある。「7%10年で2倍」である。
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□概要
「数に強い人」は、頭の中のどんな風に数を捉えているのか?
気になるところですね。
数の感覚をみがく(ザックリ/ドンブリ/ドンガラのすすめ)
数の声を聞く(ぜんぶ「1人当たり」にする)
数を使う(日常から数を意識する)
等々、数に強くなるためのヒント満載の本です。
著者のオジサン的(こう片仮名で書くのも既におっさん的ですが)語り口は好みが分かれるところかと思いますが、私はまあ、嫌いではないというスタンスです。
□仕事に活かせる点
数が苦手な人というのは、「あてがい扶持」になっているから。
「数を作る」という動作を人任せにしたら、何もわからない。
確かに!
目標、見積、稼動等々、仕事には数が溢れていますが、
自分の頭でどれだけ考えたかが、捉え方の違いなのだと痛感しました。
(さわ)
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とても易しく数について教えてもらえる。「~なのである」がなんか好きだ。ドンブリのすすめはいいアイデアだと思った。これから活用してみようと思う。
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数、単位を自分の感覚で、体で覚えよう。世の中は数であふれている。どうやって自分に結びつけ理解していくか考えよう。自分の数字をつくってしまおう。その場で作ってしまおう。
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数を楽しく学べる素晴らしい一冊。
ドンガラ率、オクターブなど楽しい話がたくさん。
理系の人間こそ、目からウロコなのではないだろうか。
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(2011.01.19読了)(2008.10.21購入)【1月のテーマ(数学を読む)その③】
畑村洋太郎さんは、失敗学というのを提唱している。失敗を研究して、改善につなげて行こうとしています。六本木ヒルズの回転扉の事故、乳母車による電車扉事故、等、身近な事故で活躍しています。
この本は、失敗学の本ではなく、数(かず)に強くなるにはどうしたらいいのかを考察した本です。数学の本ではありませんでした。
生活の中で、数をどのように使うといいのか、役立つヒントがありそうです。
畑村さんは、工学の先生だったので、感覚的にとらえるよりは、具体的に、現実的に物事をとらえる訓練を積んできたのでしょう。趣味の世界に入り込んで何がいいたいのかよくわからない部分もあるのですが、書いてあることは、そんなに難しいことはなくて、あっという間に読めてしまいます。何か一つでも役立ちそうなことが見つかれば実践してみるのがいいでしょう。
僕が読んで役立ちそうだと思ったのは、一人当たりに換算してみるということです。
●数とは(ⅲ頁)
数とは、次の三つの構成要素から成り立つものである。
① 種類
② 狭い意味での数
③ 単位
例えば、りんご3個、なら「りんご」が種類、「3」が狭い意味での数、「個」が単位です。
●日々の訓練(13頁)
日々の訓練と楽しみ方次第では、だれでも数に強くなれる。
●数に強い人(14頁)
数に強い人とは次の2種類の人である。
まずは、物事を数量的によく考えることができて、しかも覚えておくことができる人である。こう言う人は、物事の全体像がきちんと頭の中に入っていて、その全体像の絡みで数を考え、覚えられる。
次に、物事から数を引きだして、自分の実現したいことの道筋にその数を乗せ、加工し、発展させることができる人である。一言でいえば、「数を作れる人」である。
●1駅2分の法則(192頁)
東京の地下鉄では、列車が1つの駅を発車して次の駅でまた発車するまでの時間は、平均2分である。そして、ホームでの待ち時間は平均3分である。路線によるが、乗り換えに必要な時間は5分である。
●大入り満員7掛けの法則(205頁)
申し込んで実際に会場に来るのは、7割である。
収容人員の7掛けの人数が会場に来ると、不思議と「満員」に見える。
【目次】
1 数に強くなる
(前口上/数がイヤな理由 ほか)
2 数の感覚をみがく
(気色が良い数・気色が悪い数/ゼロの個数を丸覚えする ほか)
3 数の声を聞く
(ぜんぶ「1人当たり」にする/水呑百姓はどれほど苦しいか ほか)
4 数を使う
(1日1000歩1キロの法則/1駅2分の法則 ほか)
☆畑村洋太郎の本(既読)
「だから失敗は起こる」畑村洋太郎著、NHK知るを楽しむ、2006.08.01
(2011年1月29日・記)
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2011/1/25読了。
量の知識を持っていることが賢いのではなく、知識を使いこなして現象に結び付ける知恵こそが肝要。指標になるような数字を蓄積しておき、あとは経験などから推論していくことの意義を説いている。
以前から会得したい力だったが、指標を持つことがなかなか実現できなかったので、これを良い契機としたい。
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[ 内容 ]
「数字なんて見るのもイヤッ!」…とはいっても、仕事でも何でも付いて回るのが、数字の厄介なところ。
この本は、日頃そんなふうに感じている人のための本です。
『直観でわかる数学』のハタムラ先生が、とっておきの「数の極意」を伝授します。
読めばたちまち効果テキメン。
数字に負けない地力とシブトさが身につきます。
[ 目次 ]
1 数に強くなる(前口上 数がイヤな理由 ほか)
2 数の感覚をみがく(気色が良い数・気色が悪い数 ゼロの個数を丸覚えする ほか)
3 数の声を聞く(ぜんぶ「1人当たり」にする 水呑百姓はどれほど苦しいか ほか)
4 数を使う(1日1000歩1キロの法則 1駅2分の法則 ほか)
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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算数・数学キライ。だから購入。
日常あるものを使って池上彰ばりに易しく説明。半分くらい自己啓発的な色合いの本。一気に読むべし。
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「自分で数を作る」という表現はおもしろい。
p18の図。観察→仮定1要素の抽出→仮定2構造化→試動。最後の試動が重要なんだろう。数を記憶することを目的としていては記憶できないし生かされない。自分で使ってみる。そのためには現実の自分に引き寄せて無理やりにでも活用してみるということか。
人間は「対数による変換」で広いダイナミックレンジを体に取り込むことができたから?栄したという論。この考えを可聴周波数域にも展開するのは無理があるが、人間は非日常的、抽象的な事象を理解する能力があるという意味で優れているんだ、数の概念もその一つとすればその通り。
p68日本化薬社長原安三郎さんの言葉「必要な数は見たその場で作れなくてはいけない」。戦後経済界の重鎮だったんだ。ふーん。
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機械系専門の自分としては、自分の中に単位の基準を持つことが要求される。その手本となるような本。
線膨張率、重量、温度、、、基準持ってますか?
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数に強くなるための方法論について書かれた書。数に強くなるための方法論として、ざっくり計算、ドンガラ計算、一人当たりで考えてみる。などという方法論を紹介している。数の感覚を磨く事は、会社の経営なんかでも非常に重要。社長なら、この事業がこれぐらい成功したら、財務数値がこれだけ動く、というような感覚を持っている必要がある
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大切なのは物事の全体を把握し、数を作り出すこと。計算の部分よりそのことが大事だという。数を作るとは物事をシンプルに捉えることである。数で捉えれば応用が利く。面白い。語り口が独特でかつ図を多用している。親しみが持てる文章であっという間に読み進められる。