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ハルヒシリーズの中で、最もSF的ギミックが凝らされた作品(ただし未完)。
それぞれ進級した春のある日、キョンは中学生時代の親友・佐々木と再会する。佐々木はSOS団のことも風の噂に聞いており、涼宮ハルヒとも顔を合わせる。
その時から、世界がおかしくなった。
なんと世界がαとβの2つに分岐したのである。
ADVゲームをやり込んできた読者は「珍しくもない」と言うかもしれない。しかし考えてみて欲しい。
ADVゲームとは違い、結末が必ず1つである小説で物語が分岐するとはどういうことか。
これは平行世界が生まれたという事ではないのか?
そして、どこかでこの2つの世界が交わるということではないか?
高校1年生の自己紹介の時、ハルヒはこう言った。
「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上」
ついに異世界人が出るのか……!?
既に完結しているという点においては「消失」にはかなわないが、ついに完結編である「驚愕(上)(下)」の発売が決まった。
未読の方はぜひこの機会に読んで欲しい。
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ある種、物語が佳境へ向かっていく上での序章といった感じか。
新キャラもたくさん出てきたなぁ。佐々木さんのキャラ好きだなぁ。ただ、周防九曜は怖い、最近ホラーゲームばかりやってるから、余計怖い^^;
後半の物語はα、βと分岐しており、それが何を意味して、どう帰結するのか、楽しみである。
さぁ、驚愕を読もう^^
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4月の新学期を迎え進級しても、相変わらずのSOS団の面々。しかし、そのまま何事もなく...といかないのです。キョンの中学の時の同級生が登場したかと思いきや、その同級生の知り合いとして続々登場してくる怪しげで、しかもかなり重要なポジションにいそうなキャラ達。そして、文字通り「分裂」していって...。果たして何が起こるのか、「分裂」は何を意味するのか、新キャラ達の目的は...??次巻の「驚愕」にて、何か大きな展開の始まりを予感させる内容になっています。何が起こっていくのか、期待せずにはいられない内容です。
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「驚愕」を読み始めたら、それまでの話がまるで思い出せなかったので、1つ前のこれを読んだ。4年前読んだ時は「なんでココで終わりなんだー!続き早く出ろー!」と思ってたはずなのに、すっかり忘れている。
「分裂」で言及されている「例の誘拐事件」すら思い出せなかったが、これ以上さかのぼる気になれなかったので、放置。
読んでいる間じゅう「あれ・・・こんなにつまんなかったっけ・・・?」という気分。古泉はともかく、佐々木やハルヒも、こんなにうざったいしゃべりかたしてたっけ。
ともあれ、もう発売から4年も経っている。4年前高一だった読者はとっくに高校を卒業している。ろくに本を読まないわたしがラノベを読むきっかけを作ってくれたハルヒには大感謝だが、もしかしたら卒業していいのかもしれない。
などと思いながら読み終えてみると、「なんでここで終わりなんだ!早く続き読みたい!」な状態になってしまったw
★は1つ増やして2つにしておく。
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序章。壮大な前フリ。これを読んで数年待った人を思うと心が痛む。
続編の驚愕とまとめて買った僕は正解。
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続きの『驚愕』と合わせて評価するべきだが暫定で★3
この時点では佐々木さんのキャラクターに馴染めず。ここからどう化けるか。
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1回目は、途中から話が2つに分岐しているので、さっぱりわかりませんでした。
2度目読んでも、なんかわかりにくかった。
3度目は、それぞれの分岐だけで最後まで読むようにしました。
そうしたら、ひとまず、それぞれの分岐の内容は分かりました。
話が短い方の分岐が、どういう意味かは謎のままです。
話が長い方の分岐は、これまでからの展開と同様、想定外の展開なので楽しめました。
涼宮ハルヒ以外の要素での分岐は、次回作に期待を持たせています。
それだから、なかなかでないのでしょうか。
ところで、ここまで読み進んでみると、
わがままたっぷりのように見える涼宮ハルヒは、一方で、奇跡を常識の範囲内で理解しようとする一番常識人だと感じました。
涼宮ハルヒを呼んでいて、何事にも前向きで、積極的に行動する子供が、大きく育つためには、周りの理解が一番かもしれないと思いました。
このシリーズの中では、本書が一番難しいかもしれません。
筋が分裂している根拠をどこでつなげるつもりかが分かりませんでした。
涼宮ハルヒシリーズは、文章で使っている単語を調べていくだけでも勉強になるほど、言葉をよく選んで描写している著者にも敬意を表したいが、内容を素直にアニメ化した京都アニメーションにも拍手を送りたい。
文庫とDVDの両方を楽しめる、数少ない作品だと思います。
ps.
DVDは英語になっていますが、本書までは到達していません。
文庫の英語版は、まだ出ていないようです。早くでないか心待ちです。
DVDの英語には、疑問を感じる点が何点かかありました。
アニメの制作元の京都アニメーションがどれだけ監修したのでしょうか。
空色勾玉、精霊の守人が翻訳されているのだから、次は涼宮ハルヒの番ではないでしょうか。
文庫を誰に翻訳を頼むかは、角川文庫の将来がかかっているかもしれません。
赤毛のアン、ポリアンナを超える作品にすることができるかどうかは、角川の決断によるかもしれません。
たとえば、ハリーポッタが日本で普及したのは、翻訳者の熱意であったように。
熱意のある人を探すのなら、アメリカよりもイギリスで探した方がいいかもしれません。
ぜひ、涼宮ハルヒは、赤毛のアンハ、ポリアンナを超える、世界の名作になって欲しいと思います。
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最後のほういきなり分裂して疑問を持ったが
驚愕をもってたので安心。
挿絵がいきなり変るが、バランスが良いとはいえない絵も多々。
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前に読んだんだけど、「驚愕」までに時間が開いたので読みなおしてみたらすっかり中身を忘れていた。
「分裂」だけあって、パラレル世界で並行に話が進んでいくのだけど、これだけ読んでも正直良くわからない。
「驚愕」は上・下の構成だが、実際には分裂も含めて3部構成なのではないかいな。
「驚愕」を読む方は事前に「分裂」読んでおくのが必須。
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手違いで驚愕が届かないこともありゆっくり再読完了。もともとそのつもりだったけど。いやあすっかり詳細忘れてたね。…しかし世にすでに出て皆読んでるのに続きが読めないとは…早く届け…!
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ハルヒシリーズ第九弾。
読み始めてすぐにページの構成に違和感を感じるだろうけど、後半に来てやっとどういう理由だったかわかります。
なるほど、αとβというわけですか。という感じです。
そして今作、新キャラがわんさか登場します。
おれは佐々木さんすごく好きな感じのキャラなので彼女が活躍してくれることを祈っております。…たぶん間違いないだろうけど。
今作、なんの解決もされないまま、多くの謎を残したままに物語は途切れます。次回作が直接の続編というわけでしょうが…このまま何年も放置されるのはファンにはつらかっただろうなぁと思う。
とりあえず、続きを読もう。
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第9弾にしてようやく、新ヒロインの登場です。佐々木。男子に大しては一人称を「僕」とし、年齢分相応な達観した思考と、難解な語りを有するキョンの元同級生にして親友。私は好きですね、孤高な感じのするところが。結束抜群のSOS団員と対極の構図となってるからからか、異彩を放ってるように感じます。
で、α、βに世界については、これは異世界人の仕業か?とか、ループの同時進行、、?とか矛盾しまくりの思考しつつ、物語がどのような収束を見せるのか期待しながら読ませて頂きました。
完結ではなく、「涼宮ハルヒの驚愕」へ話が進むため評価は☆4。
相変わらず、先読みが難しいw
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スロースタート過ぎる。中盤まで、春の描写が多いせいかだるい感じだった。途中から分裂してきて、どうまとまるのかとてもワクワクしていたが、なんと次回に続く、で終わった!α-1やら、β-2やら、物語が分裂して進んでいってるので、次巻読む前にもう一度今作を読まないと頭がこんがらがる気がする。続きの発売はまだ未定らしいが、早く読みたいです!
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2014年、「驚愕」とあわせて理解するために再読したので記録です。感想は初読時と大きく変わるものではないですが、改めて、久々に読んだこの著者の言い回しの妙と言いますか、やり過ぎ感すらある比喩表現は、意味性の埋没と紙一重ながら、するめのように味のある文体だなぁ、と思ったので、ささやかに追記です。
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(以下、2008年読書時)
通常上下巻ものは下巻でまとめてレビューするんですが、なかなか出ないようなので取りあえず上巻だけ。
といっても「上巻」と明記されているわけではない今作は、タイトルにメタを埋め込んでいる(と解釈できる)楽しさがあります。そのメタは、本文中では伏線というか構成そのものになり、ある意味で読者をメタメタにするネーミングです。
新キャラクターや、既存の作品に出ながらようやくクローズアップされたキャラについては、本作読了時での評価は控えます。ここまでで言うなら正直そんなに意外性は見えないので、下巻での巻き返しに期待します。
このシリーズは、シナリオは比較的過去の名作へのオマージュで構成されていて、そこにキャラクター性で特色を出そうとしているので、そこが下巻でこけないことを切に期待しています。
ということで、メタ的要素を楽しむには良い作品ですが、結局下巻が出ないと総合的な評価は出来ないと言うことで☆三つです。
(2008年読了)
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途中から話が分岐してα版とβ版になる。大きく異なるのは日曜日にハルヒの対抗勢力である3人と邂逅するか否か。 まだ分かれていない部分から上下の余白の多い版組みだと思っていたら、上詰めと下詰めでαβを区別していたのだった。 筒井康隆『富豪刑事』で似たような趣向の話がありましたが、あれと難しさは同様ですね(作者も失敗したとあとがきで言ってました)