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スロースタート過ぎる。中盤まで、春の描写が多いせいかだるい感じだった。途中から分裂してきて、どうまとまるのかとてもワクワクしていたが、なんと次回に続く、で終わった!α-1やら、β-2やら、物語が分裂して進んでいってるので、次巻読む前にもう一度今作を読まないと頭がこんがらがる気がする。続きの発売はまだ未定らしいが、早く読みたいです!
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2014年、「驚愕」とあわせて理解するために再読したので記録です。感想は初読時と大きく変わるものではないですが、改めて、久々に読んだこの著者の言い回しの妙と言いますか、やり過ぎ感すらある比喩表現は、意味性の埋没と紙一重ながら、するめのように味のある文体だなぁ、と思ったので、ささやかに追記です。
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(以下、2008年読書時)
通常上下巻ものは下巻でまとめてレビューするんですが、なかなか出ないようなので取りあえず上巻だけ。
といっても「上巻」と明記されているわけではない今作は、タイトルにメタを埋め込んでいる(と解釈できる)楽しさがあります。そのメタは、本文中では伏線というか構成そのものになり、ある意味で読者をメタメタにするネーミングです。
新キャラクターや、既存の作品に出ながらようやくクローズアップされたキャラについては、本作読了時での評価は控えます。ここまでで言うなら正直そんなに意外性は見えないので、下巻での巻き返しに期待します。
このシリーズは、シナリオは比較的過去の名作へのオマージュで構成されていて、そこにキャラクター性で特色を出そうとしているので、そこが下巻でこけないことを切に期待しています。
ということで、メタ的要素を楽しむには良い作品ですが、結局下巻が出ないと総合的な評価は出来ないと言うことで☆三つです。
(2008年読了)
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途中から話が分岐してα版とβ版になる。大きく異なるのは日曜日にハルヒの対抗勢力である3人と邂逅するか否か。 まだ分かれていない部分から上下の余白の多い版組みだと思っていたら、上詰めと下詰めでαβを区別していたのだった。 筒井康隆『富豪刑事』で似たような趣向の話がありましたが、あれと難しさは同様ですね(作者も失敗したとあとがきで言ってました)
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「涼宮ハルヒの分裂」
桜の花咲く季節を迎え、涼宮ハルヒ率いるSOS団の面々が無事に進級を果たしたのは慶賀に堪えないと言えなくもない。だが爽やかなはずのこの時期になんで俺はこんな面子に囲まれてるんだろうな。
ハルヒシリーズ第9弾。キョンは進級してハルヒと同じクラス。既に習慣化したSOS団の部室への移動と傍若無人天真爛漫純粋無垢な団長の指揮下での活動。そんな日々が続く中、ある日キョンは中学時代の旧友佐々木に出会う。しかし佐々木は一人ではなかった、キョンの目の前にいたのはあの人物・・・。
いきなり佐々木の紹介で出てきたあの人物により「展開は結構速く進むんだろうなぁ」と思いながら読んでいましたが、思ったより途中で落ち着きました。注目してもらいたい登場人物を一人挙げるならキョンの旧友佐々木です。
この人が今後ハルヒ(SOS団)をめぐる展開において大きな鍵を握っているようです。今回は佐々木とハルヒがどう違うのか?なぜ佐々木と共にあの人物達は現れたのか?そこを注目しながら読んでもらえると面白いかと思います。私は彼らが佐々木に拘る理由が分かる気がしました(ハルヒと違い落ち着いた空間の持ち主)。
またSOS団(文芸部)にも大きな変化が訪れます。それはまさかの新入部員希望者殺到です。入部希望に関心を示す新一年生に入部試験を課そうとするハルヒ。しかしそんなやる気満々のSOS団の部室(ハルヒ)に長門がやって来ない!一体長門に何が起きているのか?彼女の元に駆け出すSOS団。この形で今作は終わっていきます。これは良い感じで次を読みたくなりますね。
長門に何があったのか、彼女の異変に佐々木の仲間は関わっているのか、ハルヒはどう動くのか、そしてキョンは・・・。そんな所に注目して次を読みたいと思います。
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終わりのほうまで読んで、これでどうやって終わるのだろうと思っていたら、「つづく」でした。続きは出ているのかなぁ。そもそも図書館で借りることができるのか。
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桜の花咲く季節を迎え、涼宮ハルヒ率いるSOS団の面々が無事に進級を果たしたのは慶賀に堪えないと言えなくもない。だが爽やかなはずのこの時期に、なんで俺はこんな面子に囲まれてるんだろうな。顔なじみのひとりはいいとして、以前に遭遇した誘拐少女と敵意丸出しの未来野郎、そして正体不明の謎女。そいつらが突きつけてきた無理難題は、まあ要するに俺をのっぴきならない状況に追い込むものだったのさ。大人気シリーズ第9弾。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
途中の二冊くらい読んで無いんだが、その間に新キャラがモリモリ出てたのか…!
キョンが仲良かったという佐々木がとうとう…!
てか続きものだったんだね
間も読もう
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驚愕がリリースされた時に、それが前作からの続きと
全く知らずに、前編だけ読んで、まったく前提となる部分が
見えなかったので、後編を読まずに半年以上放置。そして
ようやく気が向いて、分裂を買ってきたので読んでみた。
(ちなみにハルヒシリーズはアニメは全部見たが、原作は
消失しか読んだ事がない)
とりあえず進級して2年の春の話。
たびたび言及されてきてた記憶はある佐々木が登場する。
完全に驚愕にて解決する引きなので、これで4年間
待たされたのは大変だったなぁと思うのだけど、そんなに
強烈に面白いという印象も抱かなかったので、意外と
出ないなら出ないで忘れちゃうという人も多かったのではないか。
でも驚愕の単巻の売り上げは、4年の沈黙があったからこそ
だよなと思う。自分みたいにとりあえず買ってみたって人は
多そうだし。ただ、1発のドカンとした売り上げと、仮に4年間、
コンスタントに新作を出していた累積が、どっちが上だったのかは
まぁ謎だねぇ。
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学年が上がり、新たな新入生が入ると思いきや、全く予想もしていないところから新キャラが現れた。
途中から二つの世界で同時に話が進んでいったがこの二つの世界やがては収束するのか。次巻が楽しみである。
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もうかなりの大混乱。
分裂、だから?
ここにきて新キャラ続々??
どうなってんのか解りません。
早く驚愕読まなきゃ。リアルタイムで読んでなくてよかった。
驚愕出るまで待ってたらますます混乱してたとこだ。
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シリーズ第9巻。「α」と「β」の2つの並行世界が同時進行するスタイルの物語。
新しい学年が始まり、ハルヒは新入部員の獲得に乗り出す。一方キョンは、中学時代の親友・佐々木から、思いもかけないことを聞かされる。朝比奈さん誘拐事件の犯人・橘京子と、「藤原」と名乗る未来人の男、そして情報統合思念体とは別の概念生命体である「天蓋領域」の人型端末・周防九曜の3人が、佐々木に接触していたのだった。
世界αでは、SOS団の新入部員選抜試験がおこなわれる。一方世界βでは、キョンは佐々木と彼女のもとに結集した未来人、宇宙人、超能力者と会談を持つことに。彼らのねらいは、ハルヒの力を佐々木に移すこと。現在涼宮ハルヒが有している力は、本当は佐々木に宿るはずのものであり、佐々木はハルヒよりもはるかに安定した世界を築くことができるはずだと橘京子は言う。そして、九曜による長門への攻撃が開始されることなる。
「消失」以来の長編ストーリーだが、続きが刊行されるまで4年もかかるとは、当時の読者は思いもよらなかったはず。この巻の「引き」が上手いだけに、リアル・タイムで読んでいたファンのことを思うと、泣けてくるというか、笑えてくるというか。
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続く驚愕の導入編。
これをリアルタイムで読んでいてまた続刊を待たされることになったら発狂していたかもわからん。
読み始めたときは「この新展開、終わらせる気ないだろ」と思ったけど、逆にこれは平穏な日常に終止符を打ち終わりに向かうための展開なのではないか。
そしてぞろぞろと登場する新キャラたち。そのなかでも、お気に入りは佐々木。下の名前が出てきてないのも気になる。重要そうなキャラのわりには「佐々木」という普通の名前で、逆になにかあるだろうと勘繰ってしまう。
さて、驚愕読みます。
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はちゃめちゃだが面白い!恋?シリアス?ギャグ?どれもこれもしっかりとあてはまらないけどはずれでもない不思議な感じ。読むと、やれやれとニコニコが同時にくる感覚になります笑。
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本作ではストーリーは完結せず、『涼宮ハルヒの驚愕』に続いている。
本作『~分裂』から『~驚愕』が刊行されるまでの期間が4年。
リアルタイムで読んでいなくてよかったと思う。
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百人一首が出てくるということで購入しました(^^)
どのように関わっていくのか…次作(涼宮ハルヒの驚愕)まだ買ってない…気になる,気になる…
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無事進級を果たしたSOS団の前にキョンの中学時代の同級生である佐々木、そして謎の集団が現れるシリーズ9作目。
今作は新キャラ目白押しでシリーズ自体に大きな動きのありそうな巻となっています。そして注目するべきは一つの電話からいきなり話が二つのパターンに分岐するところ。恋愛ゲームでは主人公の選択次第でさまざまな展開が待っていますが、それに近い感じです。
αパターンではキョンに謎の電話がかかってくるところから始まり、SOS団に10人以上の新入生の入団希望者が現れる展開となっています。そしてハルヒは新入生たちに対し、入団試験を課します。
αは謎の電話という不穏なものがあるものの、ハルヒが楽しみながら入団試験を進めることや、佐々木たちの動きがないためどちらかというとほのぼのとした展開で話が進みます。
対するβパターンでは佐々木から電話がかかってきて、キョンは新たな未来人、超能力者、宇宙人と対面することになります。
αに比べるとこちらはかなりシリアス。彼らの目的が明かされるとともに、終盤では長門が倒れてしまうなどかなり不穏な流れ。そしてここまでで時間に続く、という流れです。
リアルタイムではここから四年間次巻が発売されなかったということで、ファンは相当やきもちしただろうなあ、と思わず同情……。幸いリアルタイムで読んでいない自分はこのまま次巻の『驚愕』に突入できるわけです。
いつもならこういう異常が起こったらキョンたちはその異常をどうにかするため行動を開始するわけですが、今回はαパターン、βパターン両方のキョンたちもその異常に気付かず、自分たちの世界だけが存在していると思って行動していきます。なぜ二つの世界に分裂したのか、二つの世界の関係性は何なのか、そしてこの二つの世界がどう結び付くのか、とても楽しみです。