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幼少の頃に読んだムーミンの絵本の世界に魅せられてフィンランドへ留学した女の子のお話。
日本とはまったく違う環境に一人置かれ、迷ったり落ち込んだりしながらも、前向きで強い信念を持つ主人公に感銘をうけました。
寒い国に住まう温かい心を持つ人々に支えられ主人公の女の子が成長して行く様子がとても素敵です。
フィンランドの教育方針は日本のそれとは異なり、
教師達の寛大さと自由な生徒達の学校生活を垣間みて、羨ましく感じたし、日本の窮屈さを感じて少し寂しくなったりもしました。
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どんどん先を読みたくなってしまって、もう一回読みかいしたい感じです。
一人で知らない国へ行って、そこの高校を卒業するなんて、すごいし。そんな行動力に憧れます。日本もこういう風になればいいのに……
(07.7/15.日曜)
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羨ましい。自分がここ数年でやっと得たものを彼女は高校時代に既に得ていた。中学の頃に生き辛さを感じていたりとその感性は似たものを持っているのに彼女は高校から言葉も出来ず、独りで、誰も知らない様な国へと飛び立った。何に対しても本気で挑まなかった自分の高校生活‥それに対し彼女は2003年に既に高校生活を終え、卒業試験を受けていた。人の中身、と言うことではまだ自分は引けをとっていないと思う。いや、実際取っていないんじゃないか。向こうはボランティアも露も無いし強さも持っていないし‥本と講演会さえしてしまえば追いつける、追い越せる。負けない!
★でも彼女の経験は本当に自分と似ている‥知り合いの中で1番似ているかも知れない。ただ彼女と自分が違うのは子どもとして向こうへ行ったかどうか。彼女は自分もまだ青少年期の生徒のひとりとして現地に行っている。だから周りもクラスメイトや子どもじゃなく、同級生。担任の先生も居る。友達とのテスト勉強にダンスパーティー、バンド発表会。
ちょっと嫉妬しちゃうなぁ‥
俺が夢の様な魔法の1年を過ごしたことに対し彼女はしっかりと現実を伴って魔法の期間を過ごしている。こっちにはこっちの良さもあるけれど‥そう、理想の中高学生生活だけは手に入らない。
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フィンランドで高校生になる。
そう決めた小学生、中学生活の中で抱いた教育への
疑問、そしてフィンランドの高校生活の日々。
人間はひとりじゃ生きられない。家族や人生を歩いて
いく中で出会ったたくさんの人の温かさを感じ、そして
その温かさに動かされて温かい風を自然と吹かせたく
なる心を大切にしたい。
子供達が感じた世界から自分の人生を切り拓いて
いくのに必要なことは大人の決め付けじゃない。
子供達の感じた世界を、広げていくヒントを出して、
子供達が考えてやってみる時間と空間を温かく
見守ることだ。
とっても温かさを感じる本。
筆者の心を開いた温かさが、
きっと読んだ人の心に響く。
そんな1冊だと思います。
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ムーミンにはじまりムーミンに気がつく。
まわりの人も優しいけど、著者の勇気と頑張りやさんがあるから
素敵な本になったんだと思います。尊敬。
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中学卒業と同時に渡芬して、3年間の高校生活綴ったエッセイ。
フィンランドの人々の温かさと作者・高橋絵里香さんの成長が伝わってきます。
『じゃがいも』がフィンランド人にとってかっこいい響きだなんで、ちょっと驚きました。笑
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飽きずにスラスラ読めるので読みやすい本です。
フィンランドに関しての文化や生活など、とても面白いと思います。
人生論的なことも入っていたり。
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きっと書けないこともたくさんたくさんあったのだろうけど、ここに書かれているのは綺麗ごと過ぎるくらい美しいことばかり。信じられないくらいに。
自分が行っていた中学校がどんなに酷い状況だったとしても、留学を認めてくれて、その費用を出してくれる両親の元に生まれたということが、どれだけ幸運なことなのか、この子にはきっと分からないだろうな。
とはいえ、今の日本(の学校)の閉塞感に死にそうな子ども達は沢山居るかと思われるので、「こういう道もあるんだよ」と提示したことに意味はあると思う。
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中高生向けの課題図書にも指定されているようで、大変読みやすいエッセー。日本の中学を卒業後、フィンランド留学を経験する中で筆者がたくましくなっていく様子が描かれている。改めて自分も留学したいと思った。
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実話だから何度読んでも泣ける。
胸に迫るものがあるんだよね。
もともとはフィンランドに行きたくて、でもあんまり書籍がなくて(フィンランド関連の本で日本の本屋に並んでいるのは「なぜフィンランドが学習能力世界一なのか」みたいな本ばかり)実体験に基づく話が読みたかった。
全部を肯定しない彼女の書き方も良いと思ったし、元気ももらえるなぁ、と。同年代だしね
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高校生からフィンランドに留学した著者の体験談。
教育分野でフィンランドが注目されていますが、著者の高校生活から教育の受ける側の体験も理解することができます。
それだけではない普段の生活も垣間見ることが出来、興味深いです。
高校生はまだ実感できないかもしれないけれど、大学生くらいには読んでもらいたい本です。
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将来、こどもが自分の道に迷ったら、
大人をはじめとした周りの目を気にするような子になってしまったら、
自分の思うとおりに生きてみな
って、いってあげたいなと
思った。
この高橋さんの両親がすばらしいと思う。
その両親の大切さやすごさに気づけている高橋さんも
えらいと思う。
また、ムーミンストーリーは奥深いなぁと思った。
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フィンランドには個性を尊重する風土が根付いているから、みんな正直でいられるんだろうな。他国の文化を知る楽しさに気付かせてくれた本。
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これは結構重い本だと思います。日本の中学校で同調圧力に負けてダメになる感じとか凄く良く分かるんだけど,その先がまったくのフィンランドっ子てのは良いのか悪いのか。いや,本人的には全然OKなんだろうけれども。やっぱり高校くらいから留学しちゃうと行った先にアイデンティティが持って行かれちゃうのだな。結局それをどう考えるかということですな。日本に染まる必要はないけど,日本人であることから始めたいよねぇと思ったり。う~ん,良く分かりません。今後彼女がアイデンティティの問題をどう語るかには興味があります。まぁ,地質学部に進学しちゃったしあんまりそんな問題を考えることはないのかもしれないけれども。
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この本を初めて読んだときは、何かが体中を駆け巡ったのを覚えています。
とても素晴らしい本です。
ぜひ、留学や教育に興味のある人、人生や夢に迷っている人は読んでみてください。