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シズカくん、うちにも来てくれないかなー。
お話、してほしいよ。
カールがしてもらったお話「どろんこ道」は、けっこう胸にきました。
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東洋の禅の思想をつたえるパンダ・シズカくんの話。
微妙にリアルなパンダがやたら人間臭いことをしていて可愛い。
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パンダが唐傘をさして風に飛ばされ、カール君たち兄弟の家の裏庭に来た。翌日から1人づつ順にパンダを訪ねて行く。お姉さんのアディ、お兄さんのマイケル、弟のカールと3人に1つづつ、パンダはその子にふさわしいと思われるお話をしてくれる。静かで温かみのあるパンダが良い。お話の部分は、墨絵のような白黒で画風が変えてある。著者はアメリカ人だが、日本で石の彫刻を学んだ。東洋の思想を西洋の子どもたちにやさしく教えたいという気持ちで書かれた、禅の心にもとづいたお話だとあとがきにある。
対象年齢は、2年生くらいからわかるかと思います。例え話は少し解説してあげても良いかもしれません。
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唐傘さして飛んできたパンダのシズカくんが、カールくん兄弟の裏庭にやってきて、東洋の禅思想に基づいたおはなしを兄弟一人ひとりにしてくれるお話し。
シズカくんが語る一つひとつのおはなしの場面は、水墨画で描かれており教訓めいている。
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パンダが禅の心にもとづくためになるお話を教えてくれる。
一つ目は、良寛さんの「盗人に取り残されし窓の月」
二つ目は、「人間万事塞翁が馬」
三つ目は、明治の禅僧・原坦山の「女性を背中におんぶして川を渡った」
最後の
「終わったことなのに、どうしてまだおんぶしているのか」
にドキリとする。怨みの心なのかな。平静を保つのは考え方次第だけど、難しい。東洋思想をわかりやすく伝えている。
ちなみにシズカくんは、静かな水くん、平静な心の大切さを伝えたい作者の思いで付けられている。
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悩みのある3人兄弟に
禅の心のあるパンダが
昔話を話して解決していく話。
3つの昔話が出てくるが
それが少し難しい。
でも良いお話。
高学年以上
細い細かな線の絵が繊細で
モヤモヤな気持ちが表現されている。
パンダの絵だけ可愛くて
ギャップに癒やされる。