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・夏目漱石はこんなへんてこな人物だった!…かもしれない。・連作の1話目が見事。推理ものとしても面白いですが、先生のキャラが面白すぎます。書生もよく耐えているとおもう(笑)
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吾輩は猫であるをもとにかかれた6つの事件。
猫視線な原作と違い、書生から見た漱石の日常。ネタのほとんどがきっちり原作からで、よくできてるな、と。でもいいのか?これ、とか思ったり。おもしろかったけど。
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読み終わるのが嫌なぐらい面白かった!
実際「我輩は猫である」は読んだことがないのだけど、これを読み終わってから読んでみようと思った。
これはかなりいい。
書生・・・すごいよ。よく耐えてるよw
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あとがきを読んで「そういえば原作の内容って殆ど覚えてないな;」と思った奴がここにもひとり(笑) 書生のモデルは寺田寅彦かと思いましたが、寒月が出ているので違うみたいですね。謎解きも面白いし、読みやすいです。改めて原作を読み返したくなりました。
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文豪・夏目漱石の名作『吾輩は猫である』を「股ぐらからのぞいてみた」という作品〜先生の家の書生として居候している僕の目の前で鼠が消え失せ,猫が踊り,泥棒がヤマノイモを盗み,奇妙な演芸会が開催され,裏手の中学校の生徒達との戦争が始まり,ビールを舐めた猫が水瓶に嵌るが先生の囁き声で息を吹き返す〜作者の云うとおり,物語の出だしは有名で誰もが憶えているが,ストーリーは混沌としている訳で,これによって色々思い出されてくる。なかなか上手だ。現代的にレトロ風にしてあるが,日露戦争当時,貸本屋に探偵小説があったろうか?
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漱石の「吾輩は猫である」のエピソードをちょっとしたミステリーにアレンジ。児童書の本棚にあったのが頷けるほど読みやすいし、面白いです。猫を読んだことのある人はこんなのあったなーと思うし、読んだことのない人は興味を持ってくれればいい。これ一冊読むだけでも、猫を十分に読んだ気になれます。先生がウザ可愛かったッス。
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『吾輩は猫である』をモチーフにした連作ミステリー。
『…猫…』の内容を覚えている人は驚くほど少ない。そこには漱石がしかけた謎があるからではないか、とあとがきにあった。
なるほどと膝をうつほどではなかったが、『…猫…』への導入本としてはよいかもしれない。
イラストが軽妙で楽しい。
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(収録作品)吾輩は猫でない?/猫は踊る/泥棒と鼻恋/矯風演芸会/落雲館大戦争/春風影裏に猫が家出する
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夏目漱石「吾輩は猫である」を典拠にしたミステリ……というよりは、ミステリを隠し味にして「吾輩は猫である」を別の視点から書いた作品である……らしい。
らしい、というのは、原典をしっかり読んだことがないからです。
それでも、先生を始めとする登場人物たちの奇矯なキャラ、喋りの面白さが興味を湧きたてるし、謎と解決のシンプルさも好感がもてる。
是非、原典をしっかり読み込んでからもう一度読んでみたい、そんな気にさせられた。
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探偵小説好きの書生の少年の目から見た先生や周りの人たちの話。
連作ミステリー短編集とあるが、ミステリーではないような気がします。
変人な先生やその周りのもっと変な友人たちとの掛け合いなどを楽しむほうが主ではないでしょうか。
先生の変人ぷりに笑わせてもらいました。
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すぐ癇癪を起す先生萌えというところで。
『吾輩は猫である』を読んだことがないので、読んでみようかと思った。
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<内容>ひょんなことから、英語の先生の家で書生として暮らすことになった探偵小説好きの少年。癇癪もちで、世間知らず。その上、はた迷惑な癖をたくさんもつ先生の“変人”っぷりには辟易するが、居候生活は刺激でいっぱいだ。なんせ、先生のまわりには、先生以上の“超変人”と、奇妙奇天烈な事件があふれているのだから…。夏目漱石の『吾輩は猫である』の物語世界がよみがえる、抱腹絶倒の連作ミステリー短編集。
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ちょうど並行して『吾輩は猫である』も読んでいたので、色んな小ネタに噴出した。
原作の行間にこんな物語が隠れていたっていいじゃない。
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笑う笑う。漱石先生の変人っぷりはもちろん、友人たちもそうだけど、猫や僕の態度も非常に楽しめる。
原作を中学の時に授業でちらっと習ったけど、ラストが嫌で読まなかったが興味がわいた。
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個人的に「吾輩は猫である」がなかなかに好きなので、この作品にはウケました。一方で「吾輩は猫である」を読んでいない人は……読みたくなるかもです。ていうか是非両方とも読むべきだよなあ。
お気に入りは「春風影裏に猫が家出する」。これ、ある程度まで話が進んだところで「ああっ! もしかしてこれはまさか!!!」と叫びました。そして「うわー、やっぱりこれだよぉ」と思って読み進み、そしてラストで……歓喜(笑)。なんだかものすごーく幸せな気分になったのでした。両方読んだ人はきっと分かると思うな♪