投稿元:
レビューを見る
縁あって戴いた本である。元相撲担当記者が書いた本で、素人にもわかるように、丁寧にわかりやすく書いてある。
前半は相撲の基本、歴史、文化、知識など、相撲入門的なものが多い。しかしこの本の特長は、全然難しくなく、とても興味深く書かれている点である。知らないうちに、相撲中級くらいのノウハウを得られてしまう。
後半は、筆者の体験談や裏話がたくさん出てきて、前半に増して興味深くページが進む。意外な事実もわかったりと、驚きが多い内容である。土左衛門(水死体)が力士名だったりとか...。
魚と肉を一緒に食べると、栄養を相殺してしまうと言う栄養学や、肉と言えば鳥が中心と言う相撲文化にも驚いた。豚や牛など4本足の動物は、土俵に手をついた姿を連想させるため、縁起が悪そうだ...。
相撲の様式美についても持論を述べており、共感できる面が多かった。そして自分は相撲に対して詳しいと思い込んでいたが、まだまだほんの一部しか知らない事を感じさせられた。
それと同時に、やはり相撲は面白い事を再認識する事ができた。
最後に書かれているが「日本人にとって相撲はあまりにも身近に存在し、そのすばらしさに気がつかない“青い鳥”なのかもしれません。」と言う一文に、深く同感した。相撲に対してネガティブなイメージや、深く知ろうとしてない人には読んで欲しい一冊である。
投稿元:
レビューを見る
相撲に軽い興味がある人をより引き込むであろう本。記者視点での相撲というのもなかなか面白い。雑学を交えた文体で読みやすいのも良い。
投稿元:
レビューを見る
内容が多岐に渡っていて興味深い。
知識が増えた分、相撲の見方も変わる。
書かれたのが2007年なので、登場力士や当時から変わった内容が更新されたら言うことないです!