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今度もまた悩ましいお話でしたね。
ドルイド戦の際に嫌疑のかかった機波草太が此処で大きくクローズアップされます。
巻を増す毎に残酷な事実や苦悩が濃くなっていきます。
今回登場する代替魔術師はヴァンパイアですが、
モチーフとして好きなので楽しみでした。
そして血液魔術は凄いですね。
代償魔術もインパクトが強いですけれど、
映像化されたら引く位パンチが効いていそうです。
特にエリザベートの存在が…。
私が好きなのはその代償魔術と血液魔術ですけれど。
呪文の詠唱が恰好良くて素敵です。
ヴァンパイアの代替魔術師は此れも唸りたくなる程残酷な過去を持っていますね。
死因も自業自得と云えなくもないですが、
巳沙希嬢の時の様な理不尽さはない物のショックは大きいです。
でも草太君との関係はもっと残忍な物で、
結末ももっと残虐になるのではないかと推測していましたので
思ったより優しさも垣間見える結末で少し安堵致しました。
そして仙天威と仙天花も重要なキャラクターですよね。
私はこの小説のキャラクターの中では容姿は仙天花が一番好きです。
髪の長い女の子って素敵です。美人ですし。
私はてっきり此れをきっかけに仙天威が
代替魔術師になるのではないかなんて邪推しましたが
考えすぎでした。
よくミスリードしてしまいます。
しかし問題作ではありますけれど、打ち切りになってしまって残念ですね。
今連載している物が終わったら…なんて雰囲気でもなさそうですし。
最後まで物語を見届けたかったです。
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前2巻分の出来事を乗り越え、主人公が自覚的に戦っていく決意をする第3巻。ストーリー的にも盛り上がってきたところなので、どうか続巻を出して頂きたい・・・! これじゃ完全に「俺達の戦いはこれからだ!」じゃないですか!やだー!
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3巻終了。
エログロに走りすぎたのか、自傷が引っかかったのか。
悩める少年と一途?粘着?少女のboy meets girlの話だったのかな。
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一気に3冊読み終わったシリーズ。
中二心をくすぐられるような相変わらず感はあるけど、スピーディーに進み一気に終わらせる展開が読んでいてすっきりする。
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レンテンシアの死という犠牲を払って寝々を倒すことに成功した澪たちですが、そこにとつぜん人影が現われて、根源闇滓を奪っていきます。しかし澪は、人影の正体に気づいていました。驚いたことに、それは彼の友人の機波草太(きなみ・そうた)だったのです。
さらに、寝々のバイト先だった中華料理屋「殺々軒」の店長を務める沁・仙天花(しん・せんてんか)と沁・仙天威(しん・せんてんい)の双子姉妹が、寝々の仇を討とうと澪たちに襲いかかります。そこに現われた新たな代替魔術師は、何と天然の古典教師・二井原小鳩先生でした。ヴァンパイアの彼女は、草太を眷属(ミディアンズ)にしていたのです。
レンテンシアの遺志を受け継いだ澪は、小鳩先生と草太との戦いを回避すべく説得を試みますが、2人は澪の甘さを笑います。そして、遂に小鳩先生と草太によって、澪の妹の切華がさらわれてしまいます。澪は切華を救うため、小鳩先生との戦いに挑みます。
本巻刊行後、続編は出ていないようです。物語はまだ完結していませんが、とりあえず澪たちの進むべき道が見つかり一段落ついたところで、それなりにまとまりの良い印象です。