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『太平天国の邪神』
太平天国に心酔し太平天国を故郷として戦うリンドレー。リンドレーの妻マリーの誘拐事件からあらわれた怪物。太平天国最後の日に目撃された怪物。
『カンバリクの盗賊』
フビライ・ハーンの統治する都カンバリク。インドの王の使者としてやってきたイブン・バトゥーダ。カンバリクの周辺を荒らしまわる盗賊団。ヨーロッパからの使者の連れて来た500頭の馬が盗まれた。ゲルのかたちをした王宮の秘密。
『グランギニョールの夜』
『読心術師』
『ブロードウェイの聖夜』
『二つの扉』
森江春策シリーズ
旅行中に妻が部屋の模様替えをしたことで争いになった五峰。五峰の妻・百合絵と元の居候・若竹の関係。同じく居候の河戸の推理。寝室の二つ扉とアトリエの密室の関係。
『飛蝗亭事件』
森江春策シリーズ
飛蝗亭で起きた殺人事件。大学時代からのアイドル・星崎百合子と婚約した波川の毒殺事件。4人のライバルちが頼んだピザとカレーライスの謎。
『カインの屋敷』
森江春策シリーズ
肉林文堂の屋敷に転がり込み好き放題の生活をしていた武之助。武之助と文堂の怪しい会話が聞かれた直後に失踪した武之助の謎。インチキ霊媒師として生活していた武之助の部屋から消えた装身具の謎。
『名探偵の使命』
『そして誰もいなくなった・・・はずだった』
『安楽椅子探偵の悲劇』
『講談・江戸川乱歩一代記』
江戸川乱歩の邸宅を訪ねた講談師のとの会話。怪人二十面相の誕生。
『講談・海野十三一代記』
海野十三の葬儀の席で出席者が語る海野の作品。
『闇夜と蒸気機関車』
『限りなき蘇生術』
『雨の骨董店』
『蜘蛛の宿』
『太陽系七つの秘宝』
ある映像に導かれて宇宙船に乗り込んだ関沢丈彦。宇宙船に導かれた他の地球人と共に太陽系七つの秘宝の探索に出発する。
『美食はエリートの楽しみ』
『心霊写真』
『地球軍大勝利』
『ラジオドラマ・坪井警部の事件簿』
『異説・女か虎か』
『女も虎も』
『冒険活劇大ロマン』
『前回までのあらすじ』
『絶景十津川郷』
『少年ヒーローは死なない』
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奇才・芦辺拓の単行本未収録の短編、ショートショート、小説以外の脚本類、さらには未発表の作品などをとりまぜてまとめた、一大バラエティ作品集。
最初期の森江春策シリーズや上方講談のホープ・旭堂南湖氏のために書き下ろした創作講談……ミステリ、SF、ホラー、講談まで網羅した、前代未聞の“ひとり雑誌”とも言うべき1冊。
レトロでシュール、スリリングでミステリアス、奇想天外な芦辺ワールド!
(アマゾンより引用)
普通の小説がいい…
もう何が楽しいかさえよく分からないままにただ読み進めるしかない…
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2016年4月8日読了。著者が「ひとり雑誌」と自称する、著者の若年期から最近の著作、ミステリ、企画短編などが詰め込まれた本。戦後からの少年少女向け活劇小説やレトロSFに胸をときめかせた文学少年がそのままオトナになった現在の姿が見えるようで面白い。「殺された人間がそのまま生きている」状態への興味、というのが著者の底流にあるのかな・・・?ミステリ作家だからか、著作がミステリやSF中心であり、恋愛ものとかお話にもっとバリエーションがあればよかったのに、と思わんでもない。(著者自身もそう書いているが)
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たまにオールスター。
様々な文学作品に通じているとより楽しく読めるのかもしれない。
一人雑誌という形式は面白いけど、しかし単行本なので、1話完結の短編しか収録できないのは仕方ないところ。
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掲載順が微妙なのかな〜汗。興味ないクトゥル●(伏せてない)を一発目に持ってこられてあのオチだったから、その後も興が乗らなかったのか……。
SF、怪奇、推理など、ジャンルごった煮で楽しめそうな雰囲気が目次に充溢していたので期待大だったんですが、ハードル上がりまくったせいか、評価は低く止まってしまいました。
作品の合間で作者自身が何度か言及していますが、本来なら世に出るものではなかったとご自身も認めるくらいの作品が複数あり、かと思えば普通に楽しめる森江春策ものもあったりで、評価が難しい作品です。
後者が前者に引っ張られちゃってる感はあるかな〜汗