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あたたかくて、静かで、切ない物語。
自分らしくあるということ。
誰かと触れ合うということ。
大事な気持ちを思い出させてくれます。
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祝文庫化。例のシーンで「ぎゃあ!」と叫びました。泣いたよ・・・。良い児童文学を読んだな、という感じ。
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父さんは今日で父さんを辞めようと思う。
唐突な始まり方にとても驚いてしまいました。
一見、どこにでもありそうな家族が何かしら抱えている。
それは多かれ少なかれ誰にでもあるもので。
それでも、いろいろな人に助けられながら乗り越えていく。
どんなことがあっても生きていかなければならないのだろう。
普通そうに見えて普通じゃない家族がそれぞれ抱えているもの。
誰もが依存しているわけではないのにバランスがとれない。
家族って一言でいってもたくさんの家族の形があって。
たとえ離れてても家族は家族なんだ。そう思えました。
父さんはいつまでも父さんで、母さんはいつまでも母さんなんだ。
そんな当たり前のことに今さら気づきました。
大丈夫。
気づかないうちに、守られているから。
人は気づかないところでいろいろな人に守られてる。
僕も気づかないところで誰かに守られているのかな。
切なくて、悲しくて、苦しくて泣きそうになります。
ただ、最後は涙の温かさが残ります。
個人的に大浦くんとヨシコさんが好きですね。
2人とも自分に素直に生きているところがすごく魅力的でした。
幸福というものの定義は難しいけれど。
幸福って人それぞれ違うものなんだろうな。
僕の幸福はどんなカタチをしているんだろう。
もしかしたら、もうこの手の中にあるのかもしれない。
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07/6/18
サラッと読めました。バラバラなようで一つにまとまっている不思議な家族のバランス。最後の衝撃的な出来事はネタ的にお約束過ぎてあまり好きではないのですが、読後は優しい気持ちになれた本でした。
『「かわいそうに」しばらくして直ちゃんが言った。「そんなこと言うほど、佐和子は傷ついてるんだね」直ちゃんの静かな言葉に、私は何も言えず、またしくしく泣いた。』239P
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タイトルからの勝手なイメージで、平和な話なのかなーと思ってた。
けど、読んでるとたまにビックリする過去が出てきたり、出来事が起こったり。
人は色々なところで守られているんだなぁ。そんなことを考えさせられた作品だった。
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すっごいベタな話だし、先が読める。けどグッとくる。綺麗な小説。学校の図書館でボロボロ泣いてしまった。
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とても素直になれる小説。
自分の学生時代を思い出します。
若いってただそれだけで素敵なことです。
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「人は、気づかないうちに、周りの人に守られてる」「大切にされてる」
そんなコトを改めて知った。家族の大切さっていうテーマであっても、こんな風に遠回りして核心をつけるなんて。迫ってくる不幸・恐怖の描き方や、それに打ち勝とうとする心、幸せの感じ方が好き。
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すごく自然に物語に入り込めた。
『父さんは今日で父さんを辞めようと思う』『家族は作るのは大変だけど、その分、めったになくならないからさ。あんたが努力しなくたって、そう簡単に切れたりしないじゃん。だから、安心して甘えたらいいと思う。だけど、大事だってことは知っておかないとやばいって思う』
…そして大浦君の手紙…涙が出た。
〜あとがきより〜
人生には様々なことが起きる。自分では気づかないところで守られながら生きているのだ。07.7.18読了
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前に読んだ『グッドラックららばい』に似てる気がした。でも。こっちのほうが好きかな。クリスマス後の佐和子の心境を思うとうるうるきた。
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主人公の佐和子も、兄の直ちゃんも、お父さんもお母さんも、みんな一生懸命日々を送っていて、その基盤には家族があって。最後にとっても悲しい出来事が起こるけれどやっぱり結局は家族に支えられるんだなあ。あったかいお話。
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7/24 変な状況を変な風に書かない。「あたし変わってるの」みたいな意識が一切ない本だった。あとは子どもの視点。すがすがしい。
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思わず泣いちゃいました。すごくあったかくて、登場人物それぞれに惹かれました。一生懸命になりすぎて見えなくなってしまう部分もあるんだなーって思いました。
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「みんな誰かに守られている」
本の帯に書かれているこのひと言が、この作品を象徴していると思います。
最後の悲しい結末は予想していなかった。
いつも明るく、元気な大浦君と、その死との落差に、主人公ほどではないにせよ、ちょっと落ち込んだ。
大切な人を失うというストーリーはありきたりなのかもしれないけれど、せつなく、やさしく、あたたかい作品でした。
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父さんをやめた父さん。
やさしいお兄さん。
いつも主人公を気にかけているお母さん。
まっすぐに主人公を愛する彼氏。
『人はしらないうちに誰かに守られている』と意味がちゃんと分かった。
ちょっと悲しい結末やけど、家族の大切さを教えられた。