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紙の本
「女の子」以外の人たちへ
2007/08/06 18:11
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:仙人掌きのこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「食べ物」をテーマにした少女漫画である。
そう聞いただけで甘ったるいものを連想して、胸焼けを覚える人もいるかもしれない。どうせ、惚れた別れたの恋愛話に生クリームがたっぷりトッピングしてあるのだろう、と。
確かに「女の子の食卓」というからには、スイーツや恋愛がらみの料理も登場する。しかし、その味わいは単純ではない。例えば、自分の歩みたかった道を往く従妹への羨望とともに飲み込むシュークリームの苦い味。男をとられた元カノが恨みを込めて熟成させたフルーツケーキの不気味。男と失踪した母を見て封じていた自らの「女」を許す赤飯の渋味。舌ではなく心で味わう味だ。
グルメ漫画というジャンルが定着して久しい。ありとあらゆる食材、料理法、薀蓄、時には奇天烈な勝負、が描かれてきた。本作にはそうした派手な仕掛けや、試してみたくなるレシピはない。(と言いつつ、2巻の「妹の極上のスクランブルエッグ」だけは作ってみた)登場する食べ物は平凡で、近所のスーパーやコンビニで入手出きるものが多い。そして多くの場合、主人公たちはそれらを無表情に頬張る。しかしクールで控えめな描写のなかでその感情が動く時、ハデな仕掛けのドラマの数倍の感動がおしよせる。極上の後味である。
最新作という事で3巻に評をつけたが、それぞれが独立した短編なのでどこから読み始めてもよい。特に1巻の「アイスクリーム」「マカロン」「バジリコ・スバ」、2巻の「甘い麦茶」「ぎんなん」は絶品だ。この名シェフはともすれば忘れがちな人生の小さな小さな感情をすくい取って、一皿の料理にして差し出してくれる。いかにも若い女性向きの店構えで敬遠するのは、大きな損失である。この味わいを「女の子」だけに独占させておくのは、もったいない。
紙の本
なまり節の話が心に刺さった
2022/08/14 16:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:らんま - この投稿者のレビュー一覧を見る
悪気なく、友達を傷つけてしまった。
謝っても、この事実は変わらないし、もう、もとに戻ることはない。
良くあることですが、非常に心に刺さりました。
仕方ないこと。けれども出来ることなら…
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