お絵かきあそび ちびっこアーチストを育てる みんなのレビュー

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：蒼空猫　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

子どもの絵って　自由ですよね。
「こうあるべき」的な　形も色もない。
そのときのこころを　素直にえがくことができるのも、色を塗り重ねたり　モノが変化することがただ楽しめるのも。

あたしは絵画教室に通い　美術部を選ぶほど小さな頃から「描く」ことが好きでした。いろんな画材や道具　身近にあるものをつかってかいたり創る面白さ・・・絵をかくようになった息子にもいろんなお絵かき遊びを知って欲しくて、本書を購入しました。

著者の鈴木あきこさんはフランスで油絵とデッサンを学び、三人の男のママをしながらこども造形教室をしてらっしゃいます。

本書ではちょっとした工夫でお絵かきや工作がもっと楽しくなるアイデアがのっています。
どれも身近にあるもので簡単にできることです。絵や工作が苦手なかたでも大丈夫だと思います。少し紹介しますと・・・
クレヨンでのひっかき絵や　こすりだし　ストローをつかっての吹きえ　コラージュ　いろんな道具をつかったスタンプ　・・・
新聞で等身大にくりぬいた人間はぺらぺら人間と大喜び。
どれもこれも息子は楽しんで夢中になってくれました。
工夫したり考えたり感じたり、こどもは全身をつかって作品をつくるでしょう。

最後のページには子ども達の作品がのっています。
どれも鮮やかで自由であたたかくって　大人には描けないようなものばかり。
こどもと一緒に色やのりでベタベタになりながら、とらわれずに楽しんでもらいたいなぁ、と思う一冊です。