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新宿・歌舞伎町への進出を狙う香港マフィア。その手先となって素手で殺人を重ねる大男が、小さな診療所の外科医を組織に取り込もうとする。しかし拒んだ外科医は、見せしめに命まで狙われることに。。。新宿署の刑事や、外科医の息子とゲームセンターで知り合った格闘家が、外科医を助けることになるが、格闘家と大男の間には、過去の因縁があった。
実は、100ページほど読んだあたりで、ようやく既読本(1996年刊「大虎の拳」)であることに気付いたというていたらく。てっきり最近の作品かと思って読んでいて、、、ゲームセンターでの格闘ゲームの描写あたり、10年前の作品とは思えない、最近の作品にも通用しそうな面もありましたしね。
冷酷無情の殺人マシーンだった悪役も、最後には善人になってしまうという、今野小説の真骨頂本でした。
(2007/9/4)
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格闘家&警察&医者&ヤクザ&アジアンマフィア&ゲームのオール素材キャスト作品。はっきり言って地味ですが、今野作品なので「地味イキ」の世界観を醸し出し、熟成された作品に仕上がっております。
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読み終わるのが早すぎて...先に読んだ「隠蔽捜査」でもおもったけど、改行おおくて読みやすいのはいいけど、本の厚み分の内容がないというか...テーマはわりと好みなんだけど、ぜんぜん物足りないんだよなあ。この短さなのに登場人物がけっこう出てきて、それがまた活かせてない気もするし。ちょっとがっかりしちゃいました。
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2011/5/8 Amazonより届く。
2013/1/24~1/25
今野氏の初期作品「大虎の拳」の改題文庫化。新宿歌舞伎町を舞台に中国マフィアと元空手選手の戦いを描く。典型的なノベルス向け作品であるが、ドライブ感が類似作品よりもあり、楽しめた。