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久々に面白い本を読んだ気分だ。エロくて、どうしていいか分からないときの気持ちを代弁していて、なんだかすっきりした。間違って古本を2冊買った甲斐があった。
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忘れました。
面白かったと思いますが、結構エロいかんじかな〜
すいません。結構前なので・・・
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なにかにつまずいている人の方が、魅力的だと思う。
108すべてのことはくだらないことだ。すべての人もくだらない。更に俺はそいつらよりもくだらない。しかし、俺はそのことに気付いた。
151智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい。
155それは、この連中に限ったことではなく、ほとんどの奴らが、そうなんだ。自分にとって特別な存在ではなく、なんだかそういうリアルな所は騙し騙しやっていくしかないし、そんなことは考えたくもない。それでも別に、毎日が最悪というわけでもないと思っている。楽しいこともあるし、ワクワクする時もある。ただそれが、平凡な気がして、もっとスゴい奴らがいるんだってことも嫌なくらい知ってる。努力とか夢とかそりゃ言うのは簡単だけど、それを向ける方角さえわからないからしょうがない。自分よりもつまらない奴はいるけれど、そいつと自分のどこに差があるのかは見えないままだ。仲間や彼女がいても、結局ずっとそんなことを考えながら付き合って、助け合って、そうしていくしかない。なんにもないんだから。
187難しいのは考え方をかえることじゃなく、暮らし方を変えることなんだ。頭の中と口先だけで行ったり来たりしているだけじゃなく、身体を動かして生活自体を変えてゆくしかない。
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リリーフランキーさんがボロボロになってしまった人に与える結末は残酷だったり、優しかったり、シュールだったりする。「大麻農家の嫁」をよく思い出します。
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別にタイトルの通りだとか言うつもりはないのだが、
文字通り、落ち込んでへこんでどん底の時に無性に
読み返したくなって、毎回引っ張りだしてくる。
リリー氏を最初「小学生男子のような下ネタと無邪気な
可愛さを持つイラストレーター」だと思っていた私は、
この本で改めて氏の文章の面白さを認識するとともに、
彼の書く言葉のシンプルな美しさに驚いた。
いくつかの短編が連なっているが、これらの話は決して
清廉潔白でない。ドロドロしていたりどうしようも
なく、諦観と欲望が渦巻いていたり。出会った女の子は
無邪気でどこまでも美しいのにあばずれだったり。
けれど読んでいて感じるのは、不思議な清清しさである。
まるで汚泥の中で宝石を見つけたみたいな。
美しい女子がえろくてあばずれ?素晴らしいじゃないか。
この世は確かに全てがどろどろで、皆からっぽだ。
自分だってからっぽだ。
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「東京タワー」みたいな泣ける話かと思ったら、結構シニカルだった。
でもリリーフランキーじゃないと書けないだろうなってくらいすごく独特な内容でした。
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いや〜やっぱり
おかしかった\(^o^)/
数時間でペロッと読み終わるこの軽さ!
でも、読み口は軽いけど、内容は軽いだけじゃないんだぜぇ。
「死刑」は何度読んでもグロエグでした。
でも、グロもエグもホラーもやりすぎはギャグですから。
後半はもう笑いでした。アハ。
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東京タワーは読まないけど、メディアを通じて作者に興味を持ったので。
「死刑」のインパクトが結構残る。小さい頃読んだ星新一を思い出した。。
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エロティックに見えて、人間の本性を見抜いた文章表現がいい。
何かに疲れた人は、これを見て元気になるわけではなく、人間の本質みたいなものを教えてくれるような本だと思う。
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20009/10/09 読了。
ボロボロになって、
どうにかしたくてもがく人、逃げたい人、諦めた人。
『大麻農家の花嫁』で、お見合い相手の趣向が面白い。
『死 刑』『おさびし島』はブラックユーモアだけど、否定できない。
将来こんな世の中になったりして、
こんな風な島があったりして。と思ったり。
『ねぎぼうず』は何だか清々しい。本能のままに。
『Little baby nothing』の三人に一番近いのは修かも。
どっか冷めてるふりして、自分から何かを変えたりすることができないんだ。でも、身近な人が簡単に殻破ったりどんどん進んでっちゃうと寂しくなったり、イライラしたりするんだ。 自分だけかな。
『ボロボロになった人へ』フィーゴ自身、ボロボロなのに
それでも何かできたらと願う。
願うことで終わることばかりだけど、
願わなくなったら嫌だな。
叶わなくてももがき続けてたら何かありそうだし。
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意外とよかった。
けっこうエロくてやさぐれているのが気になったけど、昔のリリーさんはそういうイメージだったものね。
『東京タワー』のせいで、イイ人みたいなイメージになってたから、最初はとまどったけど。
特に『おさびし島』の終わり方なんか、なかなかよかった。
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現実からかけ離れたフィクションなのに。。なぜか近くに感じる
不思議な作品。
短編集。現代のせつなさをよく表現してると思った。
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だめだ。なんだろう。なんか合わない。読んでいると、体の奥底、胸の奥深くがすごくむずがゆくなってくる。すごく気持ち悪い感覚。なぜだろう。
(2007年9月読了)
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リリー・フランキーの独特の世界観が炸裂しています。
ほんとに、なんとも表現し難い彼の世界。
どうやったらこんなお話が書けるんだろう、
突飛でいてりある。
彼はきっと根っからのアーティストでありながら、現実世界での生き方を自然と身につけているのだろう。
リリー・フランキー、好きです。
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世の中は夢を持って、前向きにたくましく生きることを要求してくる。
でも、そんなもんない人だっているし、
もしかしたらそっちの方が多いのかも。
そんな息が詰まってしまいそうな人にお勧めの本です。