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最近また読み返している本です。
人生を生き抜く上で、時には「正しくなくても徒に敵を増やすことなく、スムーズに進めていくことの方が重要」ということがありますが、こういう点においてあまり巧くない、もっといえば融通が利かない方である私にとっては、とても勉強になり、発想の切り替えに役立つ本です。
この本は、決して道徳的な綺麗事だけを説いた本ではありません。
「智恵」というだけあって、時には狡猾スレスレの策や、敢えて自分自身を精神的に優位に置くための考え方をも授けてくれます。
私は、なんだか自分がお人好し過ぎて思うようにいかないとか、いつも骨折り損のくたびれ儲けだとか、組織をうまく味方につけながら仕事をスムーズに進めていきたい、と思う時にページを開きます。
この本の著者は神学者で哲学者らしいのですが、神に仕える人でも大きな組織で巧く立ちまわっていこうとするならば、こういうものの考え方で生き抜いていかなければならないのでしょうね。
若すぎる人や、学生さんにはまだ早いかもしれません。
社会に出て仕事に頑張っている最中の、どちらかというと「善良で純粋」な人には劇薬的に効く本と言えるでしょう。
友情や愛情関係には活用しないほうが良いかと。。。
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17世紀スペインの哲学者であり修道士であるバルタザール・グラシアンの287の教え。
最近よく読んでいる本や触れている考えとは対極に位置するような教えに違和感を抱く。
特に
「喜ばれることは自分でやり、喜ばれないことは人にやらせる」
という言葉は目次をめくったときに目に飛び込んできて、愕然とした。
ほかにも愕然とするような言葉がたくさんあったけれど、よくよく考えてみるとそれが現実なのかもしれないと思う。
多く語られている自己啓発やスピリチュアルなどがきれいごとなのではないかと。
そう思うと納得できる部分がいくつも見つかる。
正直でいるだけでは生き抜くことはできないのかもしれない。
賢く生きる智恵を持つ者だけが人生という旅を無事に終えられるのかもしれない。
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神学者、哲学者でスペイン国王の顧問も努めたバルタザール・グラシアンの警醒訓をまとめたもの。
多くの味わい深い言葉や教訓に満ちており、何度読んでも面白い。
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400年以上前の原作だけれど、タイトルのように賢く生きるために実践したいシンプルな言葉が一頁ずつ287書かれています。本書の中で「当時と比べられた古き良き時代」についての文が若干あったが、どの時代にも同じなのだなぁと感じさせられニヤリとしてしまいました。
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何でこの本を買ってしまったのか、あんまり覚えてないな・・・
どこにヒットして買ったんだろうか?
私は購入した本なら、取り合えず最後まで読む派なんだよね
途中で「合わないな」って思っても、最後まで流し読みでも読む
時間の無駄って意見もあるけど、なんか途中で止めることができない
大抵そういう本って、イヤイヤ読んでるから時間もかかるんだけど・・・
この本も非常に時間がかかってしまいました
相性が合う本だったら多分3日で読めるはずなんだけどね・・・
来年の課題?として、買ったら直ぐに読むことにしよう
買うときは「!」って思って買うんだけど、すぐに読まないでいると
何で買ったんだろう?ってなりがちだったからなぁ~
この本はグラシアンさん(400年以上も前の人らしいけど)の287の
ありがたいお言葉でまとめられていますが・・・
なる程ねぇ~って思うところもあったけど、大体が「??」って感じでした
宗教や文化の違いなのか、この手の題材のものって外国の方のはちょっと違うかな?
って思う部分も多く・・・
あんまりしっくりときませんでした・・・
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-2013/10/20
溢れる珠玉の言葉を味わうためには、退職したといえども時間がない。ただ、良きワインは良きソムリエによってのみ価値が見出される。