紙の本
読んだ後にジワジワくる
2016/02/14 23:19
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:むむ - この投稿者のレビュー一覧を見る
初めて触れる作家さんでしたが、文体も読み手にわかりやすくスラスラ読めました。ふだんあまり読書をされない方でも、とっつき易い本だと思います。
内容としては、よくある、祟りもの。
読んでる最中の恐怖感や不気味さはうすめに感じましたので、ドギツイJホラーを読みたい場合は期待外れだと思うかもしれません。
が、ぜひ最後まで読んでほしい。
読んだあとも期待外れだとは感じないのではないでしょうか。
読み物ではあるのですが、もっと身近で他人事でいられない読感です。
電子書籍
廃墟の肝試し
2022/12/22 17:54
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投稿者:ちーかま - この投稿者のレビュー一覧を見る
いわゆる心霊系小説だが、やはりドキュメントルポものに比べるとアレンジが入ってしまう分怖さが弱まってしまう気がする。もう少し表現をぼかしたほうが不気味さが伝わるのではないか
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祟りもの。
ありそうで怖い話だった。
表紙も、読みながら見ると、
こわー。
カバーを付けて読んでいたので、
読了後に表紙を見ておぉ〜っと思った。
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特に怖い描写があるわけでもないし、主人公は巻き込まれただけなんだけど妙に怖い。なんだろこの雰囲気。これはもしかしてノンフィクに分類すべきかも。
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久しぶりに
背筋が寒く(お化け屋敷や心霊番組はこっち)なるのではなく
ふと内容思い出して、日中人気の無い道を独り歩いているとゆるゆる恐怖がやってくる…
みたいな
驚かせてビックリした拍子に心拍数が上がるのではなくて
気づいたら、引き返せない所に立っていて
今その事に気がついた
そんな気分になった一冊
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加門さんの小説の中でこの本が一番今も心に残るというか・・・
怖いなぁと。祝山の本当に意味を知ったそのとき・・・ふるえた。
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フィクション?ノンフィクション?
湿度の高い嫌〜な感じのする一冊。
血が出たりとかは全くないのに、怖かった。
おめでたいタイトルなのに表紙のしっとりとした怖さ。
しかしタイトルはまったくめでたくはなかったのだ。
それを知ったとき心底ぞぞぞ〜っとした。
真夏の晩に静かな田舎で虫の声などをBGMに、一人ゆっくり頁をめくるとさらに恐怖が倍増すると思う。
って私は絶対にやらないけど。
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「実体験を元に」とあるとこまでが演出なのか三津田読んでる頭では判断が…というのはおいといて、いい大人の肝試しストーリー。割とこう「そういう知人いますね。友人じゃなくて、知人。」というレベルの自称霊感系が雁首揃え過ぎて、これも障りなのか素なのか区別できずに困る主人公がある意味リアルだ…。どっちにしても関わらない方がいい物件ですが。
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スゴーク怖いです。
加門さん!! こわいです!!
「肝試しに行って来ました。」
ある日忘れかけていた古い友人からメールが届く
オカルトスポットがあまりにも怖かったので帰りにお参りもしてきたのに なんか変なんです。写真も送りますね。
と・・・・。それが・・・・あぁ〜〜〜。
最後まで ひぇ〜〜。 怖い本でした。
実話って・・・本当なんですか(*−*)
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山つながりで。なんというか、この人の書くものは生理的に怖い。うまい下手以前にとにかくそこには近づきたくない、というイヤな感じのツボを刺激してくれるので忘れられません。ああ嫌だ。荒れ果てた座敷を突き破って生える藪の向こうの黒い仏壇。・・・嫌すぎる。
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実話怪談を元にした(?)小説。
リアルで怖いです。きもだめしはやっぱりやっちゃイカン!
でもなんか好きで、何回も読んでしまいます。
作者名デフォ→鹿角南
がわかりやすくてヨシ(笑)。
これでおそらく実話系と判断して買いました(笑)。
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実話恐怖をもとにしたホラーってことで……個人的に嫌な感じありあり。リアルな恐怖感だということなんでしょうか。始終嫌ーな感じの付きまとう作品です。
最初はタイトルがホラーっぽくないぞ?と思ったのですが。その意味が判明してからはもう禍々しくって! 心霊写真とか想像するだけで鳥肌ものです。
しかし。一番怖いのは、人間の変容だな。身近な人が徐々に異形に変わっていく、その過程がとんでもなく怖いです。
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「著者の実体験を下敷きにした」とあるが、内容がどこまで実際にあったことなのか、それは読者の知るところではないし、知る必要もないのだろう。面白半分に廃墟巡りや肝試しに出かけていく人間に対し、著者が抱く嫌悪感と危機感には頷けるものがある。
世の中には立ち入るべきでない場所、触れるべきではないものが確実に存在しているということか。
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加門七海の実体験を元にした、リアルホラー。
肝試しにいった一行に、不可思議な現象が起こり始める。それを相談されたホラー作家は、いつの間にか巻き込まれている。
ひぇええってような部分はありません。
でも、ぞくっとくる。
肝試し以降、精神のバランスを崩したように見える女性や、変なことが起こってるのに無頓着な男性や、やっぱ、一番怖いのは人間だよね、と思いつつ、通奏低音のように超常現象への恐怖が鳴っている。
リアルホラーの文句に間違いなし、ってところでしょうか。
一番怖い存在なのは、主人公であるホラー作家だと、私は感じたんですけど、いかがなものなんでしょ。
しかし、どうして肝試しなんか行っちゃうかなぁ。
これだけ、様々なメディアや物事が「行くとよくない」と訴えてるのに。怖いもの見たさ、っていうなら、ホラー映画で見ればよろしい。好奇心猫を殺す、っていうのは本当なんだよ。
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なぜか光文社で出ると買ってしまうという作家様。
定番ホラーモノが多いので結構好きなのですが……。
いまいちインパクトが足りない気がするのは私だけでしょうか。
(初っ端から毒)
簡単な粗筋。
ある日、とあるホラー作家のもとに、旧友からメールが届いた。
彼女が言うには「肝試し」をしてから、奇妙な事が続いているらしい。
ネタになるのでは、とその肝試しをしたメンバーに会ったのだが――。
あまり類を見ない「第三者」のホラーです。
主人公本人が心霊現象に悩まされるというよりは、周りが壊れていく様を傍観しているといった形。
(いや、一応巻きこまれはしますが)
新鮮ではあったのですが、最後の最後まで「微妙」という雰囲気が拭えませんでした。
ストーリーとしてはおもしろかったと思います。
いわゆる「リング」調ホラーの流れ。
まぁあえて例えるなら『ノロイ』(映画のアレです)を思わせる雰囲気でした。
でもやはりラストがいまいち物足りないんですよね。
いや、嫌いではないのだが、もう一味ほしかったというか。
個人的にはあと一歩という感じでした。
古典的ホラーが好きな人にはお勧めです。
最後に余談ですが。
オイラ小説が中盤に入るまで、主人公はずっと男だと勘違いしていました。
女だなんて思えなかったんですよ……口調もサバサバしているし。
同じこと思った人っていないのかなぁ。