投稿元:
レビューを見る
西炯子は何作か読んでいるし毎回楽しいが、ずっと本棚に置いておきたいのはこれ。コメディの表題作と、叙情的なもう一作の短篇集。
投稿元:
レビューを見る
短編集。
毎回思うけれど、西さんの描く女性は清楚、家庭的、しとやかという言葉がよく似合う。なのにきちんと色っぽい。
投稿元:
レビューを見る
『電波〜』を読んで、これぞまさに少女漫画だなあと。運命を感じてしまう。好きだ。『海の満ちる音』は姉の結婚のプロトタイプだと思えた。
投稿元:
レビューを見る
始めの美女になる話は「モンスター」を髣髴させる。
無線通信の話だが元々の男が超絶美男子だからどうも説得力が無いように思われる。
投稿元:
レビューを見る
「波のむこうに」「電波の男(ひと)よ」「海の満ちる音」の三篇収載。
どこか「世間の普通」になじめない男女が救われる流れは『娚の一生』通じるものがあるかも。
投稿元:
レビューを見る
表題作含む三編収録の短編集。どれも甲乙つけがたく、全部好き。登場人物たちみんながコンプレックスや儘ならない事情を抱えているけれど、ちょっとしたきっかけや偶然、人との出会いで、それらを消すことはできなくても前向きになれるのだなぁと思わされる。みんなリアリティーがあって色っぽく、魅力的だった。
投稿元:
レビューを見る
2007年刊行(初出年同じ)。男女の危うく、微妙な距離感を描く短編3本。女の自意識(良くも悪くも)の描き方が、上手いなぁと。これは著者の作品を読んだとき、いつも思うところだが、本作もその例に漏れず。
投稿元:
レビューを見る
読み終わった今一番印象に残っているのが、本編ではなくて作者が「西」という字について触れている表紙の袖。病んでいるなあ、私は。