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入門書としてもってこいですね
既存の経済学は有限性やストックの概念が希薄しているし、人間を経済合理性だけで行動する存在としている 、ときちんとその問題点の指摘から入っている。
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「入門書」という位置づけを適切には果たしていない。
そもそも、「入門書」という位置づけは、難しいことを「感覚的」に理解させるような本、もしくは、わかりづらい事を「簡潔(端的)」に理解させるような本であると考える。
この本は、導入部分では冗長に環境と経済の関係について説明しているが、その関係性を「感覚的」にも「簡潔(端的)」にも説明していない。これでは、入門書としての役割を果たしていないだろう。
また、全体的な内容としても、専門書と比べて内容を薄くしただけの印象を受け、特にわかりやすい説明がされているわけでもない。
この程度の内容であれば、インターネットで得られる内容とそう大差は無いのではないかと思われる。
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日経文庫。1998年。2007年。環境の歴史と経済との関連を紹介している。京都議定書やスターンレビュー、不都合な真実など有名な環境関連の報告を紹介しつつ、人口の増加や食料の不足、エネルギーの不足などのデータを交え、いかに今後の地球環境が人類にとって厳しいものになるのかを予想し、その対策のためにどうすれば良いのかを説いている。
ビジネス中心の社会で、現在は環境よりも利益が優先されている。今よりも豊かになりたい、便利になりたいという人間の欲が前面に現れている状態。ロハス活動も一時のブームの感が強く、継続することが望まれる。生産・消費ともに適度に行うことが重要で、なによりも一人ひとりが欲をコントロールすることが大切だろう。