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高野さんの今回はターゲットはインドにいるらしい怪魚。とある日本人が見かけただけという本当に見つけたらシーラカンス以上の発見!というレアさに引かれて高野さんらしいバイタリティで情報収集、現地語習得などなどどんどん準備を進めます。で、事実は小説より奇なり、を地でやってるような本です。…ちょっとUMA探しに疲れました?高野さん。いや無理からぬことですが。いろんな意味で。でもある意味これを本にしちゃったこと自体が一番凄いことなのかもしれません。
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長いこと、積ん読本でした。
「読むものがないから、仕方ないこれを読もう」と、寝る前にほんの少しだけ…と読み始めたらおもしろく、1回布団に入ったのですが先が気になって気になって、結局起き出して深夜まで読みふけってしまいました……。
読ませる読ませる。
これもムベンベの時同様、探検隊を組んで現地に向かい、そこの人といろいろやりとりしながら、怪魚発見に向けて突き進むのかな……と思っていたら!!
ウモッカと、格闘してないじゃん!!
タイトルに「インドへの道」とある意味がわかりました(笑)
私はもう一冊、「アヘン王国潜入記」を持っていて、そっちを先に読もうとしたらなかなか話に入っていけず、断念してしまい、この本もそういう感じになるのかな…と今まで読まずにいましたが、大いなる勘違いでした。
おもしろかったので、早速本屋に行って「異国トーキョー漂流記」と「ミャンマーの柳生一族」を買ってきてしまいましたよ。
「探し物をしたい」という欲求、すばらしい。
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タイトルとは裏腹に、全くウモッカと奮闘していないのが残念。結局インドにすら行けず、日本でウダウダしてるだけ。
ハラハラドキドキの冒険を期待していただけに残念。
ただ、それでもこの人の生き方、考え方は嫌いじゃなく、むしろ憧れる。自転車で沖縄までいったってのも羨ましい。
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高野秀行VSインド!背中にトゲトゲって頭が平べったくてヒレは足みたいに肉がついている感じの怪魚を求めてインドへ…副題の意味が読後に分かる粋な仕掛け。中身は、いつも通りに愉しめる。こんなUMA探し物語もたまにイイ。
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これもネタバレせずに書くのが難しいです。
高野さんの旅行記なんですけど、ぶっ飛んでますw
好き嫌いが分かれるタイプの本です。
僕はそういうのが許せるたちなんで好きです。
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高野秀行、スライダーを修得する! 高野秀行は、探検型冒険型潜入型体験型のノンフィクションライターだ。 『幻獣ムベンベを追え』『アヘン王国潜入記』などの著書は、体を張ってアフリカ・コンゴのジャングルやミャンマーのアヘン栽培地域に滞在し、書かれたものだ。 とにかく勢いがある。野球で言えば、真っ向勝負の剛速球投手。そういうイメージ。 ところが、今回は、その剛速球が影をひそめる。 まず、探す生物が、ウモッカというもの。恐竜の生き残りか、と言われるムベンベと比べると、地味さは否めない。頭に「怪魚」と付けられているが、魚は魚である。 そして、現地調査。この謎の魚は、インドの漁村での目撃情報があるのだが、高野はある事情で、現地にすぐさま行くことができない。 このあたりも剛腕ではなくなっている。 しかし、ストレートだけが珠種ではない。 一流と呼ばれる投手は、ボールの緩急の使い方がうまい。つまり、球速に変化をつけることによって、140キロのストレートでも、打者に150キロの速さの球に感じさせることができるのだ(そうらしい)。 高野は、このウモッカ探索の一見、弱点に見える事がらを溜めた書き方によって、逆に読者に、期待感を抱かせることに成功している。 サイト管理人に会う。目撃者に会う。現地の言葉を習う。模型を作る。一つ一つの準備の工程が進んでいくたびに、ワクワク感が増す。 ウモッカという魚はやはり怪しいぞ。この旅はいったいどうなるんだ。 この『怪魚ウモッカ格闘記』を書いたことで、高野はこれから、今まで以上に幅のある投球ができる、というか味のある作品を生み出せるのではないか(と、偉そうに言ってみる)。 ピッチャーはバッターを打ち取ることがよい。 作家は違う。ヒットをドンドン出した方がいい。
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「神に頼って走れ」を読んでいたので、簡単にインドに入国できないのはわかっていたけれど、この人のことだから、何かあるだろうと読んだ。なるほどね、そういう落ちだったのか、まあ早くつかまえて、その話を書いてくれよ〜。
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最高におもしろかったー!
いやいやー、まさかこういう展開で終わるとは思わなかったけど、わたしにはマジな冒険記よりこういうほうがいいかもー!!
本当に文章が読ませるんだなあ、とつくづく。
だいたい、わたしは理科とか大嫌いで、生物のあれこれだとかまったく興味がないのに、ウモッカについていろいろ調べて研究者とかに話をきくあたりもすごく興味深く読めて。文章がおもしろいゆえ。
こういう、予想外の展開、まったくうまくいかないあれこれ、焦り、不安、期待、などなどが旅というものなのかもとか思ったり。深いものを感じたような。
ああ、おもしろかった。
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タイトルとしては「格闘記」というより「インドへの道」が本題。相変わらず高野氏には笑いの神がついてます。
極めて不謹慎(笑)な行動ばかりしてますが、高野さんが如何に真剣に辺境探検とUMA調査を行なっているかが分かります。ウモッカがUMAかどうか事実調査を進める行動力と分析力は唸るものがあります。
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ネットで知ったUMAウモッカを探りにインドへ旅に出る話だが、なんと恐ろしいことに旅行記でありながら、下準備を延々とつづったあげく結局現地にさえたどり着かないままこの本は終わっている。それでも面白いからすごい。読者がこの人に求めているのは別に旅じゃないんだなということがわかった。
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UMAの本。相変わらず面白い。
でもオチがひどいので高野初めて読む人が面白いと思う保証は出来ません。他の作品読んでからにしてください。
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辺境冒険作家の高野秀行が、インドに棲むという怪魚「ウモッカ」に挑むガチンコ探検ドキュメンタリー。
『ワセダ三畳青春記』『幻獣ムベンベを追え』ときて、3冊目の高野作品。
1・2冊目が青春真っ盛りの冒険譚だったせいか、「高野さんもすっかりオヤジになって…」という感が否めないが、それでも猛烈な探究心と情熱は健在。ウモッカの唯一の目撃者であるモッカさんの人柄と、相棒「キタ」の活躍も光る。
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ウモッカってなにかと思ったら架空の魚なのね。
しかもインドへ行く話かと思ったら本人空港で入国拒否くらってるしほんとうける笑
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高野 秀行 『怪魚ウモッカ格闘記 インドへの道』
(2007年9月・集英社文庫)
探し物中毒の著者は、ある日、インドの謎の怪魚ウモッカの情報を入手、「捕獲すれば世紀の大発見!」と勇み立つ。ルール無し、時間制限無しの戦いが始まった。
次々と立ちふさがる困難を砕き、著者は進む。
地元漁民の協力を仰ぐための現地語学習、捕獲した時の移送ルートや鑑定できる学者の確保。
ついに怪魚探しの秘密兵器を手にインドへ。
しかしそこには予想を超えた展開が!奇想爆走ノンフィクション。(裏表紙より)
ああ、また出会ってしまった・・・。
今年の運命の出会いは万城目さんで間違いないと思っていたのに、これだからツンドク山は侮れない。
え~い!別に運命の出会いが年に二回あってもいいじゃないか。
ひょっとしたら深津絵里と中谷美紀から同時に告白されるかも知れないじゃないか(どっちもねーよ)。
というわけで、高野秀行氏を今年出会った運命の作家第2号に認定!
なんだこの驚異的なまでのくだらなさはっ!!
そしてなんだこの熱さは!あまりにもアツすぎるぜ高野秀行!!
ウモッカを知る。サイトの責任者に会う。ウモッカの発見者に会う。専門家の意見を聞く。
現地語を覚える。現地での探索方法を決める。必要な物資を用意する。パートナーを探す。
ウモッカを捕獲した場合の輸送手段を考える。・・・・。
お~い、いつ出発するんだい?
ウモッカタウンに着くのはいつになるんだい?
若さにまかせてとりあえず出発、ってのも良いが、この人なかなかどうしてしたたかである。
インドに着いてしまえば出来ることは限られてしまう。
だから日本にいるうちに考え得る限り最大限の準備をしておかねばならない。
うん、そうだその通りだ。
この辺までも普通に面白かった。
しかし中盤からもっとすごいことになろうとは・・・。
この高野さんという人、日ごろの行いが相当悪いのか、はたまた前世でどえらいことやっちゃったのか、向こう三軒両隣分ぐらいの厄を背負っていらっしゃる。
本人のみならずパートナーのキタ氏にまで、笑っちゃいけないと思いながら爆笑級のハプニングが続出。
そうそう、このパートナーのキタ氏のキャラがまたスゴい。
ウモッカの存在は頭ごなしに否定し、やる気のカケラも感じられないこの人をなぜパートナーに??
でも読み進むうちに非常に魅力的に思えてくるし、なぜか憎めないそのキャラは出色である。
ウモッカがよりもこの人が実在するかどうかのほうが気になるわい(笑)
そんなこんなでこのウモッカ話はまだ続くらしい。
高野さん、ウモッカのためになぜか自転車に乗って日本中を走り回っているというから、さらにオバカ度がアップしている模様である。
ああウラヤマシス・・・。
80点(100点満点)。
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まさかの終わり。「インドへの道格闘記 怪魚ウモッカを目指して」かなんかに題名を変えたら?と言いたくなる