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インドの怪魚を追って奮闘するはすが、インド入国禁止になって探検せずに終わる。こんな失敗談を本にしてしまうのだから凄い。でも面白い。
新しい探検記だ。
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未知の生物を探しに行くという高野秀行お得意の探検記であるが、この本はいけない。未知の生物は見つからない失敗に終わるのが普通で、どう取り組んだかを語り、それが大真面目で精一杯頑張るところがいいのだが、この本はそこまでいかない失敗である。本にすべきでない内容ともいえる。著者らしさの語り口はおもしろくてどんどん読めるが、なにしろ内容がいまいちなので残念な本である。
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やっぱりこれは空前絶後。だって、未知動物探しに「行ってない」のにこんなに面白く読ませるんだものね。普通なら失敗として葬り去られそうなものだが、転んでも(思いっきりすってーんと転んでる)タダでは起きない、というより、転び方こそが素晴らしい。
とにかくインドに行くまでの準備が周到ですごい。現地の言葉を習得してから行くことが辺境旅の秘訣だと、他の著書でもしばしば触れられているが、なかなか難しいことだと思う。高野さんはいったい何カ国語をしゃべれるのだろうか。
また、準備の過程で調査のために会いに行く人たちが、それぞれに個性的で楽しい。ネットでなんでも調べられちゃうご時世でも、顔を合わせてナマの声を聞くことからわかることを一番大事にしているところがいいなあ。
悲願のインド行きは近々何とかなりそうだと少し前に聞いたが、あれからどうなっているんだろう。「神様より気むずかしい」インド政府には是非オトナの対応をお願いしたいものだ。
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古本で購入。
高野作品3冊目。
自身のブログに寄せられた
「インドの『謎の怪魚 ウモッカ』を探してください!」
というコメントをきっかけに、怪魚ウモッカ調査計画が動き出す!
それは確か。間違いない。
でもこの本のすごいところはそこじゃない。
それは…
ウモッカ目撃地たる「ウモッカタウン」にたどり着けないところなんです。
なぜたどり着けないかは読んでほしいんだが、そんなの本にするか?普通。
結局、現地を歩いたのは高野の相棒のキタ。
高野はキタとのメールのやりとりでウモッカタウンの様子を知る。
そんなドキュメンタリーはなかなかないなぁ…
しかし「看板に偽りあり」と言うべからず。
確かにウモッカの正体を探るべく「格闘」してるし、「インドへの道」が重要ポイントなのである。
ある意味掟破りの冒険ドキュメンタリーだけど、テンポが良くておもしろい。
バカやってるけどこの筆者はすごい、と思わされます。
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この人の探検記のドタバタはリアルで面白い。本作も面白いのだけれど、題が内容を正確に表していない。というか、この内容を本にしてはいけないのではないかと思う。
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現地でウモッカを見た日本人モッカさんは作中でこう述べている。
「もうアートなんか超えた、まったく新しいジャンルですよ」
怪魚ウモッカを探しにインドへ向かった高野氏。毎回思いがけないトラブルに巻き込まれるため、今回もその期待は否が応でも高まる。しかし、なぜか日本に一時帰国する羽目になる。高野氏の著書は何冊か読んでいるが、僕にとってこの本は変化球の類に属する。ただ、やはり面白かった。
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面白すぎです♪何度笑ったか。格闘記でした正に。次々迫り来る障害と格闘している。でも元凶は割りと高野さん本人が原因だったりもするような。インドへ幻の魚ウモッカを探しに行く話・・・と思いきや、インドにさえ行ってないって!どういう事??最後の最後まで笑いっぱなしでした。いやー、面白い人です。そして今回の相棒となるキタさんもまた骨太で面白い。もっともっと読みたいのに・・・図書館にはあまり無い。悲しい・・・。
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インドにまぼろしの怪魚 ウモッカを捜しに旅立ったはずだった。しかもこのウモッカは日本人1人が市場で見かけたというシロモノで、日本のUMAマニアの中だけで盛り上がっているのでした。その情報を頼りに遥かインドまで行こうというのだからすごい。ネタバレになるので書かないけれど、中盤過ぎてもまだ日本にいます。ほんと予想外の展開です。やはりこの方只者ではない、おもしろかったです。
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この作品も面白かった。ただし、タイトルが正確ではありません。インドへの道はまさにその通りだけど、今回インドには入国できずウモッカとは格闘できませんでした。まあ、ウモッカ捕獲に向け格闘したことには違いないかもしれないけど。これは、カルカッタのイミグレーションで足止めをくらいインドに入国できずジタバタする高野さんを愛でる作品です。イミグレにて、まるで『ターミナル』のトム・ハンクスのようになったり、相棒の暇人キタ1号を遠隔操作しようとしたり、奥様との『インド入国……priceless』に笑っちゃいました。
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この著作は、ある意味すごい著作です。タイトルと中身の間衛星がちょっと普通じゃない。これで一つの著作として成り立たせてしまうところが高野マジックかもしれません。
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格闘? 葛藤記なんじゃないか。ウモッカはUMAサイトで話題の怪しげな魚の名前。いつものように現地の言語習得を含めた準備に余念のなかった著者だが、『西南シルクロード』で鬼門とも言うべきインドのビザが取れたことから運命の針が探検から180度逆に振れてしまった。著者も本書で書いているが、カルカッタの空港で入国を拒まれロビーでの生活をする様はまさに映画『ターミナル』の世界だ。既に別の著作で読んだ「名前変更物語」がウモッカ探しに端を発していることを知り思わずニヤリ。インド行きの悲願はとうとう神頼みだ。
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インドの漁村で目撃されたという謎の怪魚に目をつけ、世紀の大発見を夢見て探索の旅に出る。
お金を時間もかけて周到に準備をしてUMAを探しに行く大人の本気。著者の周りの人々も面白いけど、著者本人が一番面白い。
読んでいて途中で「まさかね…」とは思ったけど、入国できないまま1冊終わってしまうとは!現地でのリサーチを楽しみにしていたので残念だった。不完全燃焼!
まだ知られていない怪魚が他にもいそうなウモッカタウンに想いを馳せた…
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時系列無視して、この作家の本を読んでいたため、他の作品で引き合いに出されることが多く、早い段階でオチの1つ分かってしまった。
が、オチは1つだけではなかった。
ウ○○○ヌは結局、何だったのだろうな…
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本の半分くらいで結末が予想できたが、魅力ある文章のため、読み切れた。
しかし、物足りなさは残った。
高野さんの本は他の作品を読んで面白かったので、別の作品も読んでみたい。
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めっちゃおもろいし、後半の展開はびっくりする。
私は高野秀行のファンなのでまったく好意的に読めるけども、高野秀行を読んだことのない人には勧めない。何冊か読んで、好きになったあとこれを読むべきだろう。