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紙の本
株式投資とは「儲かってしまう」もの。けっして、”儲けようとする”ものではない。
2008/01/03 12:21
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:シャリア - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書を通じて感じるのは、”ファイナンシャル・インデペンデンス”。
著者によると、「財産づくりが進み、生活していく上でもうお金にとらわれなくなった状態」を目指している。
そのための株式運用であり、長期投資が他の方法より、著者にとっては優れているということだ。
ただし、普通に思い浮かべる”塩漬け長期投資”ではない。
さすがに、今のところは高成績の澤上ファンドを率いているだけあって、そこには説得力がある。
本書に表現されている「経済発展にプラス貢献しようと頑張っている企業の株を相場低迷期に応援するというスタンスは投資家自身が経済の発展に積極貢献するのだという意識がもてる」ということは、非常に大切な認識である。
株式投資というとどこか、博打のような、後ろめたいような、気持ちを持ってしまいがちであるが、実は、そのこと自体が、欲と恐怖に包まれた、短期投資の動機となり、失敗してしまう。
儲けてやろう、いや、そんなに簡単に儲けられるわけがない、今のうちに利食いしておこう、評価損は実質損ではない、持っていればいつか必ずと損失拡大などなどと翻弄されるのは、社会貢献という大義名分意識がしっかりしていないが為になせる業である。
具体的手法は本書にゆだねるが、結果として、例えば、「これから先の上昇は捨てよう」といった結論をも導き出せるところが、ただのバイ・アンド・ホールドではないという、他に類を見ないところである。
やることをきちんとやっておけば、株式投資は「儲かってしまう」ものである。
この一文だけでも、充分に価値ある逸品である。
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