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北海道を舞台にした短編集。いつもの暗黒街じゃない。哀しい物語ばかり。かけ引きが好きだから、こういうのはちょっと違和感。'07.11.14
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まぁ、当然の如く暗黒小説なんでちょっと沈む。
5本の短編集でところどころ作品がリンクしている。
人の脆さ、移ろいやすさとか喪失感が強くえぐってくれる。
物事ってすごく張りつめた中に埋蔵されてるんだなぁと
思ってしまう。実際にはここまで脆くないんだとしても
誰もがかかえているし、側で起こりえることなのかも。
個人的なお気に入りは“雪は降る”
ヒロインの最後の台詞の“怖いよ…”がやけにささった。
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◎第138回(2007年度・下半期)直木賞候補作品。
2009年3月3日(火)読了。
2009−24。
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ブラックな世界が舞台じゃない分、馳星周っぽくないといえばそうなのかもしれないけれど、登場人物それぞれが孤独感や寂寥感を抱えていて、そういうのは紛れもなく馳星週の世界なんだなあ、と思う。
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■目的
娯楽の読書
■見たもの・感じたもの(テーマ)
世の中に確かに存在している闇の一面
■感想
言葉がないほど悲痛な物語です。話の設定(状況)は、架空の世界に限られたことではないということが何とも哀しい。
読後はため息しか出ませんでした。
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短編集にリンクが点在していますがさりげない程合いです。
虚しく歯がゆい気持ちになりましたが、割と退屈とも戦いました。
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どよよよ~ん。と暗めの短編集。
北海道の秋や冬の田舎町を舞台にしてるのもあって、
寒くて悲しいお話ばっかりです。
新宿鮫みたいなのを期待していて、
あれ?あれ?と思っているうちに終わってしまいました。
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それぞれ独立した連作5編。何故短編集じゃなく連作となるかは、登場人物が微妙に絡む為。著者紹介で暗黒小説とあったけど、確かに暗くて重い。しっかりした内容、構成でありながら、解決のない問題描写で救いはなく面白くない。これは、もう好みの問題ですね。それでも、たまに刺激を求めてしまう(笑)
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やりきれない鬱屈を抱えて
北海道に生きる人々を描いた
短篇集。
「世界の終わり」(少年が
主人公)、「雪は降る」
(若い男女が主人公)がよかった。
若者の心情描写に共感できた。
北国や雪に憧れを持っている
私には、たびたび強調される
雪国の悲惨さを受け入れがたく
感じる場面もあった。
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かなり暗い話ばかりの連作の短編集。まぁ、馳星周を読むのは暗い話を読みたいからなのだから、別に良いのだけれども。この本とは関係のない話だけれども、どうして、このサイトは、こんなに重いのでしょうか?自分のページを開くのも、本の検索をするのも、重くて仕方ない。
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北海道の話で、舞台はとても美しく書かれているのに、話はどうしようもないほど暗い。多分それが著者の狙いなんだろうけど。
山に籠る父の元へお金を盗みに行く男、呆けた母の介護に苦しむ女、世界を終わらせたかった少年、犯罪者と恋に落ちた男、DVに悩む女。
伊藤英朗の『無理』に近いけど、また違う話。
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北海道を舞台にした連作短編5話。ストーリーてしては殆ど関連性はないが微妙に登場人物が絡む。
それぞれの話しが重く感じられるものがある。特に墓から骨を盗み原野にばら蒔く世界の終わり、DVに怯えながらも見切りを付けられない青柳こそかなしけれが印象的。