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「ちょこっとヒメ」でもご紹介させていただいている、カザマアヤミさんの最新単行本(2007年11月現在)です。
元々は、Webコミックとして公開されたものでしたが、今回、単行本という形でまとめられ、おまけの書き下ろし(「サマーバケーション」)を含めて発売されました。
「幻燈機」と呼ばれる機械を通して、自らのイメージを具現化させる「幻燈」という能力。
それをマスターし、プロである「幻燈師」となるべく、アカデミーの「幻燈科」に通う若者たち(一部「普通科」を含む(笑))の、初々しくも真剣で純粋な想いと、そのそれぞれの「伝えかた」が綴られた青春ストーリー漫画です。
全4話構成で、各話毎に「主役」を持つお話ですが、それぞれのお話は、友人、兄弟、先輩後輩というヒトの線と、物語の展開の時間軸で自然に繋がっていて、全体としてひとつのお話として、彼らの青春の日々を「魅せて」いただくことができます。
気持ちを伝える難しさ・・・
心の支えを失う辛さ・・・
表現できないもどかしさ・・・
離れてしまうことへの不安・・・
形は違っても、かつて自分自身も感じたことのある焦燥感に共感を覚えます。
そして、それでも「伝えたい」一心で一歩を踏み出していく、彼や彼女の強さと、気持ちが「受け入れられた」瞬間の、穏やかで嬉しそうな表情に、読む者も報われる、温かなお話です。
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カザマせんせのファンタジー本。どのカップルも見てて微笑ましい。幻燈師…何か憧れますねv■全1巻所持。
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基本的にラブコメで、幻燈もそれを盛り上げるための小道具かなと感じた。人間が幻燈を使役するというか。
最初の話だけはそれとは少し違い、心情の移ろいと幻燈とが巧妙につながっている。魅せたい人がいる、魅せて伝えたいことがある。見開きの幻燈がいい。