投稿元:
レビューを見る
自らも胸が大きくて苦労したという女性記者によるアメリカおっぱいレポ。はじめの方の胸が大きくて苦労したという話は正直、「どうしろと・・・」と思う部分が少なくないけれど、中盤〜後半の豊胸手術のあたりはなかなか面白い。豊胸手術どころか整形手術全般にネガティブな印象が強い日本とは随分と事情が違うなぁ、と思いつつ、日本で似たような本を作るならイラストレーター系とかも入ってくるんだろうなぁ、とか思ったり。(それはそれで読んでみたいが)ちなみに、写真とかは載ってないので書名に惹かれた男性諸氏はご注意を。あと、もうちょっとくだけた訳の方がよかった気がした。
投稿元:
レビューを見る
これまでなかった画期的な「おっぱい文化論」。文化史、解剖学、女性学、等といった専門的資料に始まり、近所のご婦人方、ブラジャー販売員、デカパイ雑誌の編集長、美乳整形医、爆乳ストリッパー、乳房俗語研究者、といった人たちに体当たり取材。
貧富問わず自分の胸に悩みを持つ女性も、「おっぱいおっぱい」と叫ぶ男性も、一読いかがでしょうか。
投稿元:
レビューを見る
非当事者が勝手に夢見る巨乳とは、それをくっつけた人間をまったく無視したものであることを、当事者以外は全然わかっていないもんなんだろうか。
胸部なんて誰にでもあるのに「おっぱい」はどこまでも有徴。
「巨大なおっぱい」をもった人としての感覚を書いているところは良かった。
豊乳ビジネスやトップフリーの話も興味深くはあったけれど、だんだん著者の目線が嫌になってくる。
身体イメージをゆがめ、女性を追い詰めて焚きつける輩は糾弾されるべきだけど、追い詰められて必死な人たちを馬鹿にするべきじゃない。
あげつらうわけじゃないけどそういう雰囲気がある。
ポジティブなこともたくさん書かれているのに、胸の大きい人も小さい人も欲しい人も取りたい人もあんまり救わないような書き方だ。
変な言葉を選ぶ訳だと思っていたら(レスビアン、ドラッグクイーン、シナゴグ、バーミツバあたりはまだしも性倒錯者って…)訳者あとがきを読んでなんか納得した。
訳すからにはそれなりに読み込んでいるだろうにこんな感想文しか書けないのか。
そのジャンルに詳しくなくて、調べる気もない人ならではの的外れっぷりがものすごく不愉快。
投稿元:
レビューを見る
結局、何が言いたいかがハッキリ分からない。タイトルに対する結論は何処へ行った。文章は、録音したものを、文章に起こしたかと思うように、散漫な感じで読んでてつかれた。
投稿元:
レビューを見る
著者のようにHカップというのもそれはそれで大変なことも多いらしい。付け心地のよいブラはないし、ジロジロ見られるし、、、という贅沢な(?)悩みが語られる。そもそもこれは、クーパー靭帯と重力のせめぎ合いであり、年をとって靭帯が緩んでくるとたらちね化してしまうという、盛者必衰、諸行無常が世の常なのであるが、豊乳手術の逆の減乳手術というものも行なわれているそうだ。米国、ブラジルではこの手の手術が極めて多いらしく、豊・減両方の形成外科事情もかなりのページを割いて書かれている。なかば冗談なんだろうけど進化論的な考察もある。哺乳類の胸は妊娠の時しか膨らまないのに人間だけが常に膨らんでいる。これは脂肪を蓄える余裕があるということをアピールしているんだとか、(デズモンド・モリスによると)他の動物が後背位なのに対し、ヒトの性交は対面位なので、尻よりも胸の方がヒトでは重要になったとか、諸説あるらしい。この本を机に置いてあったところ、ヨメが「で、何が言いたいわけ?」と立腹していたので星は一つマイナス。
投稿元:
レビューを見る
あはははっは。なんかすごい。70H(時々I)の著者が考える。おっぱいにまつわるお話。なんだけど、なんというか、女子トークに延々と付き合っている感がある。あっちゃらこっちゃらに話が飛ぶのでついていきにくいよ! あと、日本人は巨乳好きって連呼してるけど、アメリカほどじゃないよ!と思います。
おっぱいは性器じゃないけど、性的(だけではないけどね)というのが目からうろこでした。確かに、無くても何とかなるわ……。
投稿元:
レビューを見る
Hカップの巨乳のライターが書いたという、なんだか怪しげな本。しかし、アメリカにも巣食う、おとこ目線の差別意識が浮かび上がる告発本。巨乳文化の国ならではのトンデモ事例が溢れていました。
投稿元:
レビューを見る
前半は巨乳の女性の苦労を知る自分にとって新鮮で興味がそそられる内容であったが、中盤から後半にかけては豊胸手術をした様々な女性の体験談が描かれ、今自分は何を聞かされているのだろうと言う気分になった。
「巨乳はうらやましいか?」というタイトルだが、結論はどんな大きさのおっぱいも誇りを持つべきであるという内容だが、筆者の巨乳自慢にしか思えない内容で、貧乳の人が読んだ場合、巨乳は羨望の眼差しのままであろう。まだ貧乳の人が出版した方が伝わりやすいものだったかもしれない。