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……私も古い人間か。ルームシェアを全然知らない人間といきなり始めるだなんて、そんな恐ろしいことできませんよ。なので真紀子の考え方に近いものはあって、共感はできました。ほんっと最近の若い人って分からない~。
しかし。現実にいろいろな事件が起こっている昨今の様子から考えると、こういうのって絵空事ではないかもしれませんね。人間関係の希薄さは事実あるでしょうし。だとすると失踪なんて実際にあっても、発覚していないだけとも思えます。かなり現実的な面で怖いと思わされてしまった小説でした。
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スリリングでロジカルで、きれいなミステリーという印象を受けた。小さな事件に見えて、大きな事件に発展していくという、手に汗を握る展開だ。はっとさせられるような伏線も見事である。
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うん、まぁまぁ。オーソドックスな推理小説って感じ。
二階堂黎人の『猪苗代マジック』と少しリンクする場面があるので、そっちを読んでから読むことをオススメします。
にしても…。
あたしは、推理小説は、1冊の本のなかだけで、謎も、謎を解く材料も提供されるのがベストだと思っているので、こういう、前提となる知識を必要とする推理小説って、あんまり好きじゃないです。
とくに地理!
あたしの地理に関する知識は壊滅的です(だから、旅行ものとか、電車ものの推理小説はキライ)。
したがって、この本も例に漏れず…。日本の地理も危ういのに、イスラエルの都市なんか知るかよ、みたいな。
あ、それから、主人公のキャラクターが松岡圭祐の『千里眼』シリーズの岬美由紀とかぶるのは、あたしだけ…? ま、どっちもそんなに好きじゃないけど。
とまぁ、いろいろ言いつつ、全体としてはまぁまぁです。
前提とする知識が必要な分(=あたしが地理を苦手な分)&キャラにたいして魅力がない分を差し引いても、それなりに楽しめた、かな。
2008年発売予定になっている、シリーズ第2弾は買うかどうかわかんないけど。