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表紙も可愛くって読んでみたかった一冊。
文楽の世界に生きるひとのお話。
文楽から逃れられない業がもっと描かれてもよかったかも。ちょっともの足りなかった。
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読み終えたあと満足感があった。
文楽の道を極めたいと思う研修所出身の健大夫と兎一郎の精進ぶり。最近、伝統芸をテーマにした小説を続けて読み、落語や文楽に興味が持てた。
内子座には何度か訪ねたことがあり、なつかしかった。今年もイベントが計画されているようだ。
http://www.town.uchiko.ehime.jp/sightseeing/event.php
製本では目次に工夫があって楽しい。
作成日時 2008年03月27日 19:26
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08.5.11
太夫・健と三味線・兎一郎を中心に恋愛・過去の事件等すったもんだを通して芸を深めていく話。
大阪まで行って文楽を見てみたくなった。
こんなに奥深いものだったのか。。
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2008.05.26. いい!青春だね。しをんちゃんが書く男の子たち(おじいさんも含む)は、憎めないなぁ。それはきっと、しをんちゃんが登場人物にものすごく愛情を持ってるからなんだろうな。文楽は、高校の課外授業でしか見たことがないのが残念だ。これを機に観たくなりますねぇ。それにしても、ラストはこんなにうまくいくかしら?予定調和というのは嫌いじゃないけれど・・・天邪鬼になってしまう。せっかく文楽なんだから、表紙は格調高い感じがよかったな、とか。
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文句なしの傑作。マイファースト三浦しをん、でしたが好きな作家に書き入れる。なんだろう、じょうずに説明できないんだけど、とにかくもんのすっごいいい。
後半がとにかくすんごく良くてほんとうに本の中から、その登場人物の感情が、怒涛のようにぐわあああって迫ってくる、胸の中にぐうううって入ってくる。
それが、これは文楽の大夫の話で、だからいくつか作品が出てくるんだけど、後半は本当に、その文楽の物語の世界と、主人公の大夫の感情(その時の彼の立ち位置も含め)がもんのすごく混戦一体になって、怒涛のように描かれてます。
すごく感動して、何度も目頭が熱くなりました。いかにも感動するようにって感じじゃないのに。
真摯さって、熱意ってこういう風に、人を感動させるのかあって思った。まっすぐさが、その熱が、波みたいに、ほんとうに。
図書館で拝借して読んでいましたが、読み終わって即購入しました。
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2007年11月発行。
健こと健太夫(たけるたゆう)は文楽の研究所を出て、義太夫を語るプロの技芸員として修行中。
師匠の銀太夫に、三味線の兎一郎と組むように言われる。気難しい兎一に振り回されながらも成長していきます。
「女殺油地獄」の与兵衛の妙な色気の秘密など、面白かったです。
仮名手本忠臣蔵の勘平腹切の段は、すごく盛り上がります!
旅行も多い健はラブホテルの一室に住んでいるんですが、管理人の誠二とは友達。
恋愛に悩む健に誠二の言う「幸せにしたろとか、助けてあげんとか、そんなんは傲慢や。地球上に存在してくれとったら御の字、ぐらいに思うておくことや」ってのは、決まった相手のいない人間のセリフだが〜悩みすぎる人にはけっこう良い忠告かも。
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発:「仏の字に惹かれ待っていく月か、よくよく観ると文楽噺」
概:「若手太夫、芸を磨き恋に生く、三味線、人形ともに語る」
得:「文楽は、人形遣い、三味線と、語る太夫の三者でつくる」
評:「若者が古典の世界で成長、ありそな物語、でもハマル」
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こんなお話も書くのか〜。文楽…一度観劇?してみたいと思った。
とても素敵なヒトたち…そこまで夢中になれるものを見つけることができてうらやましいと思った。08.06読了。
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文楽?義太夫?知らない世界が良く分かる。その道って言うのはなんでも生半可じゃ出来ない。きびしいなあ。
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かなり面白かった。文楽がさっぱりわからなくても楽しめるし、興味がわく。
装丁も凝ってて面白い。
ただ、この人が恋愛っぽい関係を書くとどうにも違和感が。なんでだろうね。
恋愛以上の?繋がり?を同時に書いてしまうからかな。
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久々に読む三浦 しをん作品。なかなか興味をもてなさそうな文楽を題材としながらも、その内容に引き込みながら文楽についても理解を進められるようになっている点などさすが、と思わせる。もっと日本芸能に触れてゆきたいと感じさせられる1冊。
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お友達から借りた本。
読み終えたときの爽快感がたまりませんでした!
私の中では、今年のナンバー1!
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しをんたん(笑)的な視線で読んだのですが、そこまで狙った表現が無かったので純粋に楽しめました。しをんさんの文章はテンポが良くて読みやすいですね。人形浄瑠璃について更なる興味を持ちました。まあ文庫まで待てば良かった感は否めませんが・・・・笑
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浄瑠璃が題材というけれど、一つのことにかける青春小説の色合いが強いかも。
義太夫と三味線のただならぬ結びつきも三浦しおんが書いてくれるとなんかBL目で見ちゃう
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\"好き\"が過ぎるとバカになる。でも、そんなバカならなってみたい。文楽に賭ける若手大夫の熱い青春。直木賞作家が愛をこめて語ります。