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カッサンドラというのはギリシャ神話に登場する悲劇の預言者。カッサンドラの予言は的中するのだが誰も信じてくれないように呪いをかけられてしまったといういわくつきの人物。
物語は探偵事務所を開く涼子に身許調査の依頼が舞い込む。六十五歳になる姉の婚約者沖島の素行を調べてほしい、というのだ。沖島の自宅マンションを観察していた涼子は、マンションのベランダから依頼主の姉が飛び下り自殺してしまう所を目撃する。
涼子のほかにも個性的キャラの探偵たちが登場。太田さんらしい親しみやすい文体で軽く読めました。
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藤森涼子シリーズ。
所員がみんな仲良くて結構だけど、いつもこんなにドタバタしてていいの?
サークル活動じゃないんだからさー…、と思ってしまいました。
見所は甘栗くんの再登場。
できれば『甘栗と金貨とエルム』をご一読の上、本書を!
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探偵藤森涼子の事件簿シリーズの第六巻
あれれ、続きぬけてたっぽいなぁと思いつつ、面白かった。
シリーズを最初から読み直したくなった。
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女所帯の探偵事務所になり、随分と雰囲気が変わった。
とたんに現実味が失われた気がする。
女性たちの年齢構成や性格が、
いかにもそれぞれ役割分担を設定してみました、という感がぬぐえない。
それなのに、なぜか主人公以外お金持ちとは、ありえない。
神話や小説に関する女性をタイトルに持ってきているが、
掘り下げが足りない気がするし。
一瞬、女探偵が殺されたかと思わせる設定は、この作者の話ではありえない、と思いつつ、はらはらさせられて良かったが。
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藤森涼子シリーズ5作目。
前作は一宮探偵事務所を辞め、ネット上で女だけの探偵事務所を立ち上げたところで終わったが、今作はある程度軌道に乗ったところから始まっている。
所長の涼子の他、所員は3人。それぞれ個性的で面白い。
一宮探偵事務所も良かったが、飽きもきていたので、今回は新鮮だった。
(図書館)