紙の本
2人の日々が音をたてて動き出す
2015/03/26 16:26
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投稿者:september - この投稿者のレビュー一覧を見る
離ればなれになっても忘れられないあの人。ノアとアリーは再び出会い、心の中で切り取られていた2人の日々が音をたてて動き出す。手紙に溢れる純粋な愛は老いてもなお、お互いの中で生き続ける。
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「病める時も死が二人を分かつまで」その言葉そのままのようなノアとアリーの純愛物語。
いい話なんだろうけど、なんか物足りない。
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この本は、60年に渡って一人の女性を愛しつづけるノアと病気で記憶を失ったアリーの若いころの話でした。
彼女のためノアは二人の愛の軌跡を毎日病院に行き語りかけ、実はその物語は自分たちの若いころの話を読み聞かせていて
回想のシーンになった時は今にぴったりなひと夏の恋の話で、身分の違いから母親からの反対をうけてしまい残念なことになったけど、
ノアが1日1通、365日分の手紙を書いて送っていたり、今の時代にはないことが良くてメールとは違う形に残る手紙に改めて良さを感じました。
とにかく最後の場面も感動したし、オススメです。
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「物語」の中心は、階級の違う2人の男女の若き日の恋愛と、時が経った後の再会について。感動的で劇的な描写は多いものの、エッセンスを抜き出してしまえば、ありきたりな物語である。
ただし、その「物語」は、時を経た後、主人公の口から語られているということ、そして、その理由を知った後、再び「物語」に戻ると、「ありきたりな感動的物語」は、何度も何度も再生し、古さが目立ち始めたフィルムのように、どこか切なく、それでいて美しさを増したものになる。
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日本では恋愛が過小評価されていて純度の高い男女のお話があまりありません。この話で男性とは、女性が思っている以上に純粋な存在なのかもと思いました。一生つづく恋愛が描かれていて、その間には純愛だけでなく人生の苦難や障害もあります。それを乗り越えながら厳しい老いと向き合い、愛し合い、人生の意味を問いかけてきます。日本風な「おい」「お前」ではない、お互いを尊重しあい、正直に恐れや苦しみを分かちあう姿がすてきでした。
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友達と一緒に映画版を見てとても面白かったので小説版も読みました。
ラブストーリーとかはあまり読まないのですが、これはとても面白く抵抗なくすっと読めました。
男性でもきっと楽しく最後まで読めると思います。
話の終り方が大好きです。
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タイトルと表紙に惹かれて読んでみました。この作品は、本よりも映画の方が有名かもしれません。私は、ノアとアリーの素敵な純愛をみて、誰かを愛することは、本当に素敵なことだなと改めて思えました。病気でしかも、記憶を失ったアリーのためにノアは二人の愛の軌跡を綴った物語をひたすら読みきかせるなんて、本当に愛していたことが伝わってきます。映画版も気になるので見てみたいと思います。
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詩が多く出てきて世界をきれいに見せている感じ。(良い意味で)
海外の小説によくありそうなラブストーリーであることは否めない。
ただラブストーリーに主眼を置くというよりも2人の生き方に焦点が当たっている。
巻末に「Way of lifeの物語」と書いてあったことにすごく納得。
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とても純粋な気持ちをもった、素敵な2人の恋の話だった。
こんなに人に強くひきつけられるってことは、すごい。とてもうらやましい。
こういう話を読むと、「本能」を大事にしないと、って思う。
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いずれ人は年老いて、記憶もなくなっていき、死んでしまうけれど、それまでに一生懸命、愛し合い、楽しく生き、ステキな思い出をたくさん作っておきたい。切ないけれど、温かい夫婦のお話し。
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原作力がある作品は、映画になっても面白いし感動できる。この原作があったからこその映画なんだなぁと、改めて思ったかも。
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泣けた。映画もそうだけど、最後のシーンがあるために、
この本はあるといっても過言ではない。
一生涯をこの人に捧げる、そんな想い、きっと誰にでもあるはず!
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愛することは、こういうことなのかなと思った。
幸せだけではないけれど、非現実的な不幸ではない。
情熱的な愛は永遠出はないが、火が消えることはない。
死ぬまで愛する気持ちに憧れる。
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きみは、ぼくがこれまでしてきた、すべての祈りの答えだ。
重すぎるほど一途で、長い愛情。
希望の物語であるようで、絶望を感じる人もいるような複雑な作品だと思った。
私なら、どちらを選ぶだろうか。
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私はこの映画が大好きだった。
映像が奇麗で、主演の二人もとても魅力的なのだ。
年に何回かは見返したくなるほど私のお気に入りの映画だった。
今回、原書日本語訳を文章でこの物語を読み、もっと深い部分での感動があった。
あとがきより
「これは一途な情熱を賛美する物語というよりも、愛という感情を
人生の道しるべにした男女の、Way of life(生き方、流儀)の物語だったのではないだろうか。
相手によって変わるものを、人生の流儀とは呼びません。
愛し合う両親を見て育った子供達は、人生の中でかけがえのないものを大切にする能力を受け継ぐ気がします。
迷いのない愛の気高さ、心ふるわす強靭さ。」
この感動は自分自身のかにある愛するという感情を湧き出させてくれる。
愛という感情を人生の道しるべにするということ、は何にもない真実の自分を生きる。ということではないだろうか。