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本書の原作が出た当時、プログラマの間で英語版を輪講しました。
また、MINIXのPC-98版を移植された方の許可を得て、 ソースコードの配布と、日本語のインストールマニュアルを作成しました。
当時のMINIXは、ハードディスクごとにパラメータを設定し、アセンブルしたり、
コンパイルする必要があるシステムがありました。
MINIXのコミュニティからLinuxができたと言われていますが、
Linuxが流行っている現在でも、Linuxを相対的に理解するために、
比較対象としてMINIXを見ることは価値があるかもしれません。
コンピュータ、ソフトウェアの技術者は、プログラミング言語は英単語を基準にしていますし、多くのマニュアルが英語しかないものがあるのですから、英語に慣れることも必要だと思います。
ぜひ、原典を直接読むことをご検討くださると幸いです。
意味がわからないときに、日本語訳に戻るという使い方が最適かもしれません。
「人生で影響を受けた本100冊」の1冊。https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/16af53acbb147a94172e
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1989年に出版された本の新装版。巻末にカーネルのソースコードが付属。オンラインでも提供されているが、書籍の方が読みやすい。完璧に構成されたカーネルは勉強する価値あり。
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図書館で借りた。
OSのタネンバウム本2冊目。読んでみるまで違いは分からなかった。
半分以上「モダン〜」と内容は重複している。こちらは著者が開発したMINIXについて書かれている。例えるなら教科書&講義は同じだが、実験・演習が違うOSの授業といったところか。
そうなると、MINIXの普及度が本の価値を左右するのではないか。私なら「MINIXは分かったが、windowsやLinuxはどうなってるんだ?」と言いたくなる。歴史的背景を鑑みると、著者から叱られてしまうだろうが。