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普遍論争について知りたいと思っていたのですが
2017/04/11 12:51
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投稿者:みうら - この投稿者のレビュー一覧を見る
普遍論争について知りたいと思っていたのですが、話が傍流へ傍流へ流れているような気がしたのは私だけでしょうか?論争の本質がそういうことであったということなのでしょうが。
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『ぎりぎり合格への論文マニュアル』で知った山内志郎さん。哲学を投げ出した私にはありがたく、かつ面白く学べる中世哲学の入門書。
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[ 内容 ]
中世哲学は、なぜ、トリビアルな問題の集積と見られがちだったのか?
この謎を解く鍵が「普遍論争」である。
「はたして普遍は存在するのか?」というこの単純な問いをめぐる一見煩瑣な論理をていねいに読み解くことにより、本書は、中世哲学のもつ豊穣な可能性を描き出す。
哲学入門としても最適の一冊。
[ 目次 ]
第1章 中世哲学を覆い隠してきたもの、普遍論争―中世哲学の仮面(偽装された普遍論争;アベラールの唯名論;その後の普遍論争;普遍論争の行方)
第2章 “見えるもの”と“見えざるもの”―記号と事物(“見えるもの”と“見えざるもの”;記号の問題;ものと記号;記号論と存在論)
第3章 煩瑣な論理の背後にあるもの―「代表」の理論について(「代表」の理論;単純代表について;単純代表をめぐる論争;唯名論と実在論)
第4章 二十世紀の中世哲学(排除されたものとしての中世哲学;二十世紀になってからの中世哲学;日本での中世哲学)
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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20120803再読。著者の言う<見えるもの>と<見えざるもの>の区分、および従来の普遍論争構図の問題点、唯名論と実在論の違いなどはだいぶ理解出来た気がします。
が、第三章で取り上げられる「代表」の理論に苦戦。時間を置いてまたチャレンジしよう・・・・・・
読了。はっとさせられる部分や「なるほどそうだったのか!」と膝を打つところはしばしばありましたが、総体として私には力及ばず。特に中盤以降は理解しきれたとはとても言えません。
こんがらがりまくった中世哲学を明晰に解き明かしているのは間違いないと思いますので、また出なおしてきます。
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この評価なのは力不足もありますが
読みづらさという点で、やはり哲学というものは…
と思ってしまった感は否めません。
だけれども、どうして中世の哲学が遠ざけられて
しまいがちだったか、というのは
ある学派のあり方からしても仕方なかったのと
その学派がそうせざるを得なかったから、とは言え
あるものに依存しなければいけなかったのは
やはり致命的な思想だったのかも…
いっていることはつかめるけど
それをものにはできない感じかな。
ただ読み終えてむかつく、という感じではなかったですね。
一応解説部分に謙虚な姿勢が見えますもの。