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良くも悪くも、奇想が飛び出す古き良き本格ミステリーを読んだという感じ。ときどき文章がやや飛びがちなのは気になりますが、大きな空想を働かせて物語を紡いでいくというのが、本格の醍醐味だと感じさせてくれる一冊です。
読者への挑戦状があるのがうれしいですね。
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だーいぶ前に一回読んだことあったので、犯人とだまし絵の見破り方だけは何となくわかったものの、謎はまったく自力で解けず、そうかそんなトリックが!!と再び驚いてしまう自分が憐れでもあり、何度も楽しめるってことかと、幸せに思えたり。御手洗さんの出番が大分遅かったのでちょっと淋しくはあったかな。次を読んでみよう。
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2009/07/15占星術殺人事件と並ぶ御手洗潔主演の傑作ミステリー。 とぼけてて、周りの人々を困惑させ、石岡君を悩ませる御手洗の本業は占い師。すごく推理は飛躍しすぎな気がするんだけど、パズルを解くときの大胆さがギャップとなって面白いんだろうなあ。 もうちょっと味付けを変えたら浅見光彦風になるかもしれません。2011年春、再読。久しぶりの御手洗潔。ミステリでも漫画でも変人だけど名探偵、天才というキャラクターが多いので、昔ほど彼に感銘を受けることはなくなりましたね。傾いた邸で起こる連続殺人事件。さらに御手洗の意味不明な行動で刑事たちは翻弄されるばかり。ところどころ覚えていたけど、肝心の謎解きを忘れていたので最後はスッキリしました。
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ヒントはたくさん散りばめられてるし、
犯人はなんとなくわかったけど、
トリックは私の頭じゃ無理でした(笑)
純粋な謎解きを求めていたので、期待通りでした。
他の作品も読みたいです。
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御大島田先生の作品。
意外と御手洗さんの登場も遅く、いつになったら出てくるんだろうとか思いました。
トリックは圧巻。大がかりすぎやろと。
なんというか、ここまで苦労したのにと犯人に同情したくなりました。
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屋敷の構図がややこしく確認しながらの読了。
何となく犯人は分かったがトリックはさっぱり。
(・ω・◎)?(◎・ω・)?(◎・ω・◎)?
というか、あれは思いつけない(笑)。
読んでて奇抜過ぎてビックリしました。
斜めに建てられた斜め屋敷。
不思議な感覚を味わってみたい。
あと、御手洗さんのキャラは好き☆
(2013/1/26 読了)
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占星術で苦労したわざと読みづらい文章やグロ描写はない。
しかし御手洗・石岡コンビは中盤以降に出てくるので、それまで辛抱しながら読むパターンが確立。
トリック解明の準備段階は、だいぶ御手洗流(はたから見るとただの奇行)に。
平面図では見えてこない、トンでも度合いの高いトリック。
ヒントはちゃんとある・・・でも気がつかなかった。
現実的ではなくても、驚くようなトリックが好きなので面白かった。
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ひとつの謎を考えている間に新しい謎が生まれる、まさに謎が謎を呼ぶ展開。もう収集つかないんじゃ…と心配になってきた終盤に明かされる、文字通りの”突き抜けた”一つのトリックにより、すべての不自然は必然となる。このコペルニクス的転回は快感。
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御手洗潔シリーズ2作目。
数ヶ月前に『占星術殺人事件』を再読して「やっぱり次は『斜め屋敷の犯罪』だよなー、電子書籍化されてないよなー。実家から持ってくるかなー」などと考えていたのだが、久しぶりに訪ねた図書館で発見。あらこんなところに。嬉しい(とはいえ、寄贈本で成り立っているラインナップなので島田荘司はこれ一作のみだったけど)。
北海道の最北端、宗谷岬の高台に斜めに傾いて建つ西洋館。「流氷館」と名づけられたこの奇妙な館で、主人の浜本幸三郎がクリスマス・パーティを開いた夜、奇怪な密室殺人が起きる。招かれた人々の狂乱する中で、またもや次の惨劇が…。恐怖の連続密室殺人の謎に挑戦する名探偵・御手洗潔。(『BOOKデータベース』より)
あまりに奇抜なためか、トリックの肝となる部分は二十年近くたっての再読でも覚えていた。トリックが思い出せれば犯人はわかる・・・ということで、つくりはシンプルな作品と言えるかも。
ただ、今回の再読で思ったのだけれどトリックありきの小説のため、人間関係や動機が弱い。これってよく新本格の弱点といわれる部分なのだけど、その分野での草分けかつ御大とされる島田荘司も例外ではなかったか。それでも最近はなかなか見つけられない純粋な謎解きパズルを楽しめたので星4つ。
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ひたすら、状況説明が続くのですが、読者に謎解きをさせるのなら必要なことです…が、書いてあることをいちいち頭の中でイメージするのが大変で、あれはどうだっけ?何だっけ?と何度ページをめくり直したか…(´Д` )
御手洗さんが登場後はもー無理!と思った謎も鮮やかに解かれて、なるほどってなります。犯人の動機があとづけのような感じもありますが、謎解きにはあんまり関係ないですし、丁寧に書かれているのでそこもそうなのかーと読めました(^_^)
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オホーツク海を見下ろす宗谷岬に傾斜して建つ奇妙な館―通称「斜め屋敷」。雪降る聖夜にその館でパーティが開かれる。翌日、密室で招待客の死体が発見された!行き詰まる捜査陣の前に現れたのは、名探偵・御手洗潔だった!本格ミステリの金字塔、御手洗シリーズを世に知らしめた作品が、大幅加筆の完全版として登場。 (「BOOK」データベースより)
御手洗シリーズを初めて読んだせいか、この人の登場後のやることなすことイラつきました。
主人公というか、ミステリでの探偵役は早めに登場しているのが私の好み。
できれば最初からね。
この作品は終盤に差し掛かる頃にようやく出てきて、そのうえイライラ(笑)。
事件解決の推理披露では鮮やかに述べるし、イラつかされたことも理由があってのことだったとわかりましたが。
ただ、そのトリック、ホントにできるの?
屋敷の見取り図が一応ついていましたが、大変わかりにくいもので、塔への階段と扉のつくりが結局はっきりとはわからないままになってしまいました。
いわゆる館物では、見取り図も作品の一部だと思っているので、もう少し美しいものがあればよかったなあと思いました。
しかし、2時間ドラマなどにもよく睡眠薬で眠らせるってのが出てきますが、簡単に手に入る睡眠薬で声をかけてもおきないほどのものがあるのかなあと、実際に眠剤を処方されている私は思ったりします。
それもあんな即効性があって。
よくあるでしょ、コーヒーかなんかに入れて、それを飲んですぐにバタンキューってヤツ。
眠剤を飲んで眠っても、トイレに行きたければ目が覚めるし、地震でも目が覚めます。
作用時間継続中の時間でもアラームが鳴れば起きます。
電話やインターホンでも起きます。
麻酔かかるわけじゃないんだからねえ。
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オホーツク海を見下ろす宗谷岬に傾斜して建つ奇妙な館―通称「斜め屋敷」。雪降る聖夜にその館でパーティが開かれる。翌日、密室で招待客の死体が発見された!行き詰まる捜査陣の前に現れたのは、名探偵・御手洗潔だった!本格ミステリの金字塔、御手洗シリーズを世に知らしめた作品が、大幅加筆の完全版として登場。
内容(「BOOK」データベースより)
まず、御手洗&石岡シリーズを読むのは2回目なので、御手洗さんの説明に占星術師と書かれていたのにびっくりしました。そういえば探偵が本職じゃなかった‼︎‼︎‼︎
今回御手洗&石岡ペアの登場がかなり遅いのですが、御手洗さんが登場してからの謎解きにだいぶ笑わせていただきました。トリックを埋める、あるモノに爆笑。
そして、2回目にして、御手洗さんが、少々ホームズ意識しすぎて苦手かもしれない。。。
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御手洗潔シリーズ、2作目。
見事な館モノ。この館ならではのトリック。本作があって、綾辻さんの「館シリーズ」があるというのも頷けるし、感慨深い。
犯人は薄々勘付いていたけれど、肝心のトリックは解答が出るまでサッパリわからず。見取り図とか何度も繰り返し見ていたんだけどなぁ。想像力が乏しい、残念な私のアタマ。動機が後付けなのは少々不満な点であるが、最初の段階で、俺が犯人だ!的なヒントが堂々と出されてあるので、文句は言えまい。実際、実現可能かどうか別として、この大胆なトリックには恐れ入りました。
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なんか、小説っていうか謎解きドリル突きつけられてる気分になった。
筆者にあからさまに解いてみろと言われると興醒めしてしまうし、これ動機なんかわかりっこないし。。。
御手洗君の個性がまるで活きない残念感。
どうも、私には合わないご様子。
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表紙がラノベっぽいですね。
屋敷の様子が想像しにくく、推理は難しそう。見取り図見てもよくわからない。
推理メモ1:これは…菊かな。筒型の鏡に映して見るやつ。塔は鏡張りだとか書いてあるし。私は見てすぐに、コレだ!と思ったのですが、他の方はどうなんでしょう。
追記:アルミホイルで実験したところ、菊かタンポポっぽかった。
追記2:なんと本文にもアルミホイルが登場。確定か。
推理メモ2:単純に見ると幸三郎が犯人としか思えない。もしくは犯人を誘導している。でも1人にだけ戸締まりの念をおしたり、部屋に刑事を泊めようとするなど、見るからに怪しい。
感想:想像通りの犯人・想像通りの伏線回収だったが、小説としてはおもしろかったかなーという感じ。動機が推理不可能ということはよくあるので良しとして、この殺し方はないだろうとか、上田は全く殺す必要がないだろうという不満はいくつかあるが、やはり御手洗の登場によって雰囲気が急に華やかになり、思っていたよりは無理のない真相が明らかになったところは楽しかった。ほとんど出てこないと聞いていたので期待していなかったが、御手洗がしゃべり出した途端に笑いが抑えられなくなり、なぜだかワクワクした。石岡くんはこの時点ですでに、読者が心配するレベルに空気状態だった…。