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過去に読んだことがあるにもかかわらず、内容にひきこまれます。
熱中して読んでいるのでうっかり電車を乗り過ごしてしまいそう…
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ビュコックの散り際が格好良い。
未来に全てを託す姿勢が胸を打つ。
アイゼナッハが気になってしょうがない。
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老将散る。
「民主主義とは対等の友人をつくる思想であって、主従をつくる思想ではないからだ」
失ってしまって、おそらくは二度と得られないものを追い求める彼にはとても残酷に響いた言葉。
それでも最初から一人で宇宙を手に入れようと思ったわけじゃない。
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所持しているのは、初期にカッパノベルズから出版されたもの。1989年にこの小説に出会い、色々な意味で影響を受けました。
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相変わらず平和な時がないですね。でも、皇帝は生き生きしている方が個人的には好みです。ヤンの生死について、なにやら匂わすような描写があるのが気になります。
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第七巻。マル・アデッタ星域会戦で、ビュコック提督が帰らぬ理想と共に散る。祭りってこういうものだなって思う。この後の巻を読んでいっても思う。盛大に盛り上がり、そして、残るものは・・・・・・。
あらすじ
「新帝国の皇帝ラインハルトは、オーベルシュタイン、ミッターマイヤー、ロイエンタールの帝国軍三長官を前にしていた。自由惑星同盟を退役し、年金生活を送っていたヤン・ウェンリーの監視役レンネンカンプ上級大将が、同盟軍の不穏分子に拉致されたあげく自縊した事件の責任を問われたヤンの処遇について、討議するためであった。「予はこの際、ヤン・ウェンリーと同盟政府との間隙を利用し、あの異才を予の麾下にまねきたいと思っている」。ラインハルトの言葉に帝国の中枢はざわめきたつ・・・・・・。田中芳樹、絶好調の書き下し第七弾!
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登場人物それぞれの持つ美意識のようなものが、今まで以上にはっきりと出てきているように思う。その中でも、「伊達や酔狂」という言葉で表現されるイレギュラーズの面々と、鉄の規律の美しさを誇る帝国の対比は心地よい。
イゼルローンの再奪回は傑作。しかし以前に読んだ時はあまり感じなかったけれど、奇想の裏に仲間の能力への深い信頼があるのだなと改めて思う。
同盟最後の決戦は、老提督の雄々しさもあって美しい。歴史の中に位置づけられるための死、という感覚にかすかな違和感を感じる。油断していると酔ってしまいそうな美しい悲壮感の中にある違和感を、大事にしなければいけないような気がする。
こんなにおもしろく読ませてもらったわりには、少々理屈っぽい文章になってしまった。読んでいる時には、そんな理屈は考えず物語にのめり込んでいるのにね。
2008/3/13
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この巻からはどんどん辛くなって来る……。好きなキャラクターが次々と斃れて行くから。
物語とは関係ないけど、この巻の解説が色んな意味でとても不愉快。
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怒濤篇の名前通りに波瀾万丈な展開ですな。
主人公(のひとり)が皇帝の座に着きめでたしめでたしにならないのが、歴史を俯瞰した物語ならではでしょう。なることよりも続けることが大変なんだねえ、とシミジミ思ってしまいます。それにみんながみんなラインハルトやらヤンに対して、自分の理想を乗せ過ぎていて、それもまた時代の人たるふたりの宿命と言え何とかならんものかと思ったり。
またある人物にスポットが当たると、死亡フラグなのではないかとヒヤヒヤさせられますね。まだまだ油断できませんが。
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ついに自由惑星同盟がラインハルトに滅ぼされ、ビュコック提督も同盟に殉じます。一方、ヤンはルッツを手玉にとって、まんまとイゼルローンを奪還します。その中で、ロイエンタールに疑惑事件が発生しますが、ラインハルトはそれを咎めるどころか、新領土総督に任命します。最終盤に向けて舞台は整ったというところでしょうか。
黄金獅子旗の下に◆すべての旗に背いて◆「神々の黄昏」ふたたび◆解放・革命・謀略その他◆蕩児たちの帰宅◆マル・アデッタ星域の会戦◆冬バラ園の勅令◆前途遼遠◆祭りの前
星雲賞
著者:田中芳樹(1952-)
解説:久美沙織(1959-)
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軍人はやっぱり死ななければならないのかな。
ビュコック、死ぬ必要があったのか。なんだかやるせない。
ヤンウェンリー、やっぱり戦を起こして、イゼルローン再奪取。安寧に生きるのではなく、戦乱に・・・。
しょうがないのかなぁ。
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ヤンの逃亡とレンネンカンプの死、レベロの愚策をラインハルトは正しく見抜き、彼らしき公正な方法で処する。もはや力の差は明らかで勝つ見込みも無いのだがビュコック元帥は民主主義の旗の下に最後の闘いに挑む。ヤンに対する同盟の人々の依存心は見ていて心配になるほどなのだが、魔術師のような才能を見せて自分たちを救い続けてきた司令官がいれば、そうなってしまうのだろうか。ビュコックもヤンも例えそれがどれほど神がかり的な才能の持ち主であろうとも皇帝と名乗る一人の人物に全権をゆだねる制度を良しとしない。次巻で大きく動くだろう。
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アニメをすべて観たうえでどうしても小説が読みたく
なったので、入手しました。
あらすじは、あまりにも有名なので割愛します。
このシリーズを読み出してまず思ったことは・・・
登場人物の台詞が自分の頭の中で、アニメの
声優の声に置き換わっているということ。
さらに読み進めていくと、細かな描写や事件に差異が
あるものの、ほぼアニメと同じ(正確にはアニメが小説と同じなんですが・・・。)
ここまで、忠実に再現された映像ものって珍しい。
(私が観た中なので、忠実に再現されたアニメ・ドラマは多いかも知れませんが・・・。)
忠実に再現されたアニメだとしても、やはり、描ききれていない部分ってのもあって、
小説を読み終えると、腑に落ちなかった部分が補完されて、非常にすっきりしました。
それにしても、映像化したスタッフの執念を感じました。
よほどこの小説にほれていたんだろうなぁ~。
惚れ込むほどの仕事をしてみたいものです。
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久しぶりの銀河英雄伝説・怒濤編。
いやー、ちょっとラインハルト好きになりました!ほんのちょっとやけど!好きになった理由もロイエンタールを無下にせんかったからだけやけど!
エミール可愛いー。
ヤンー(T . T)出番少ないしビュコック死んでしまうし…次巻はラインハルトとの直接対決再びやし、期待!
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イゼルローンを巡っての攻防、ロイエンタールの身辺についてが描かれる第7巻。
後者はどうも今後何かがある布石に見え、ロイエンタール好きとしては不安とどきどきでいっぱいである。
久美沙織さんによる解説は、女性読者ながらこのシリーズに浪漫に強く惹かれる身としてとても共感出来る。
ちょっと言いにくいような事をすぱっと言葉にしてくれて気持ちが良かった。
陰陽説もなかなか興味深い。
作者自身がどのように考えていたのかはわからないが、このような構造は物語として綺麗に安定して立場の対立を描けるのかも知れないと感じた。