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怪奇ミステリー的な短編集。
怖い話しばかりなのかな、と思ってましたが
そんなコトもなかったです。
一番好きなのは表題作にもなっている『鬼』。
最初はゾクッとしましたが、何だか切なくなる
優しいお話しでした。
『メイ先生の薔薇』はちょっと怖かった・・・
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『カラス、なぜ鳴く』『たつまさんがころした』『シクラメンの家』『鬼』『黒髪』『悪夢』『メイ先生の薔薇』『セイレーン』の短編8編。
以前読んだ「ルームメイト」より、短編だからかスッキリとしていて面白かったです。
ゾクっと背筋が寒くなるホラーではありませんが、じんわりくる寒さ。
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久しぶりに、ホラーとしての「怖い」を味わった。別に幽霊やお化けが出てくるわけではないのに、夜にひとりで読んでいたら、トイレに行くために暗い廊下(全然長くない)へ踏み出すのがなんだか怖かった。ニヤリとしたのは「カラスなぜ鳴く」「たつまさんがころした」かな。同時に慄然ともしたけど。表題作の「鬼」はなんだか可愛かった。一番怖かったのは最後のやつ。ありえそうで、不気味だった。「メイ先生の薔薇」は無邪気で気持ち悪かった。「黒髪」「シクラメンの花」は「女って……!」という感じ……!
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あとがきで前半と後半の違いに納得、話は「鬼」が良かったかな
他の作品も読んでみようかと思ってます。
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ジャンルは、ホラーになるんだろうか。。
どの作品も、真相をはっきり語ってない。
でも、想像すると、、そうだろうなって思わせたり、、
その方が怖い。。
【カラス、なぜ鳴く】
カラス、なぜ鳴くの。。カラスの勝手でしょ♪
って、、昔流行ったのを思い出しましたが、、(笑)
でも、これは、元歌に沿った話。
子供が可愛いと鳴くカラス。。
子供がいじめられていたと知り、いじめをやめさせるのは、いじめっ子を排除すればいいと。。
母親にありがちの発想だと思った。。
【たつまさんがころした】
姉の友人だった辰馬を紹介されて付き合いだし婚約した春美。
でも、OLが殺された日の辰馬の行動があやしい。
まさか、、辰馬が殺したんじゃ。。そう思う春美の耳には
だるまさんがころんだ が たつまさんがころした に聞こえてしまった。
そうなると、その思いだけがどんどん膨らんでいく。
誰にでもある気がする。
一度、疑惑を感じたら、全てがその疑惑に通じてしまうって事。。
で、結局、、悪い方にしかいかない。
最初から姉の夏美は辰馬さんを好きで、結局、、春美から奪う為に画策したんじゃないかと。。
これも、真実は語られていない。。
【シクラメンの家】
隣の家の若い奥さんが、、今日は大丈夫の印にシクラメンの色を変えてるんじゃないかと。。
でも、本当は、、娘の母親が作家の隣のご主人との浮気の合図だった。
子供には知られてはいけない真実。。
やっぱり、子供が知ったらショックだよね。。
でも、実際やってる人がいそうな話(笑)
【鬼】
○○ちゃん、みぃつけた!
そう言うみっちゃんの言葉が途中に入っている。
そして、○○ちゃんは死んでしまう。
それが、怖さを引き立たせている。
和子もいつみっちゃんに見つかるかと思い、恐々生きてきた。
でも、白髪が混じる年になって、もういいやと思い始めた頃。。
最後の台詞が怖い。。
かずちゃん、みぃつけた!
【黒髪】
亡くなった妻の想い。。
それだけでも怖い。。
元妻が死ぬ前に、夫をよろしくと言われた私。。
それも怖い(笑)
【悪夢】
夢って、過去の体験が元になっていると言う。
私も何度も繰り返し見た夢があった。
海で遊んでいて波にさらわれそうになる夢。
中学生の頃から年に何度か見ていた。
そう言えば、、最近見なくなった。。
あれは、、何だったんだろう。。
そのせいかどうか、、私は泳げない(笑)
【メイ先生の薔薇】
黄色い薔薇を持って閉店間際のスナックに現れた男。
その男が黄色い薔薇にまつわる話をする。
それが、メイ先生との思い出話。
苗が枯れたら、同じ薔薇の苗を買えばいいじゃないか。。
でも、それではメイ先生からもらったものじゃなくなると思い、
苗が枯れないようにするには、【土】だと考えた子供。
メイ先生の土だったら、違う苗を植えても、メイ先生の薔薇だからと。。
メイ先生の土。。。それは、、メイ先生が���と化す事を言う。。コワッ!
【セイレーン】
山道で車から降りろと言われて、、降りた事あります(笑)
でも、友達に迎えに来てもらって助かりましたが、、
その時、高野みたいな事になったら、、と考えてしまいました。
怖いです。。
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さらっとさくっとこわい短編集。好き嫌いというよりは、話の展開うまいなぁと感心しながら読んでしまう、世にも奇妙な物語の文字バージョン。
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読んだのが昔過ぎてあんまり覚えてないけど、短編だと物語に入り込んで怖いってなる前に終わってくれるから大丈夫でした
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短編集なので、持続する怖さはありませんでしたが、中にはゾッとするものもあったりして…
苦手ゆえホラー小説はほとんど読んだことがありませんでしたが、
短編だったら大丈夫かなあ。
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(収録作品)カラス、なぜ鳴く/たつまさんがころした/シクラメンの家/鬼/黒髪/悪夢/メイ先生の薔薇/セイレーン
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さらっと読めるホラーなミステリー短編集。
表題作の「鬼」が割と面白かったかな。かくれんぼをしている間に事故死した女の子がそのときに一緒に遊んでいた友達が死ぬ間際にあらわれる。
そのほかは読んでいる間になんとなく展開がわかるが、それでも飽きることはなく最後まで読めた。
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8つの「ホラー風味のミステリー」(と書いてあったので)短編集。
はっ!となる怖さがあった。
個人的に一番印象強いのは、
弟そっくりの顔をした自分の子供を殺す夢を見る「悪夢」。
夢の原因を臨床心理士と共に探っていく話。
予想できそうなのに、最後の展開を予想していなかったので
めっさ怖かったです。
愛情と殺意は紙一重。
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人間の怖さや、ぞっとするような心霊の話などの
短編が収録されている。
短編なので、サラサラ読む感じで、読むのには
かなりラフな感じ。
ただ、本当にあったらぞっとするなぁって感じでした。
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この本で初めて今邑彩さんの作品のファンになりました。ちょっと不思議でちょっと怖い雰囲気。とても私好みです。どんでん返しの結末や少しブラックジョークな結末の話など…あっという間に読み終えてしまいます。
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*言葉にできない不安感。おさまりのつかない気持ち悪さ。誰をも奇妙な世界に誘い込むベスト短編集*
【カラスなぜ鳴く】不登校の息子が突然元気になった訳は? 【たつまさんがころした】ありえない空耳がお告げだったら? 【シクラメンの家】日ごとに色が変わる窓辺のシクラメンの謎は? 【メイ先生の薔薇】人気者の先生は結婚間近にどこに消えた?・・・
ホラー風ミステリーの数々。
日常に潜む危なっかしさや恐怖が、じわじわとやってくる感じ。それが読後も続く。上手い。
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コワイ……なんかもう、読みながらぞわぞわっと背中を撫でられるような怖さがある話が多かった。
その中でも表題作の「鬼」は割としんみりして読後感もいいかな。解釈にもよるけど。
「黒髪」はなんだかだんだん可愛くなる(笑)これは怖くなかったな。
「メイ先生の薔薇」は途中までの明るさがむしろコワイ。これをどう落とすのかドキドキした。
それにしても面白いなー今邑彩さん。最新作を読めないのが本当に残念。