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内容
1974年秋、群馬の寒村を襲った連続殺人事件は、
いったい何者の仕業だったのか?
26年前の事件を追う、中央通信の道平記者。
70年代の世界情勢が絡む壮大なスケールで描かれた
大藪春彦賞受賞作。
感想
過去と現代をうま~く書き分けた傑作。
真犯人は、ややファンタジーな感じがしたが、
そこにたどり着くまでの展開が、
有無も言わせぬストーリーテリングでなんとなく納得。
キーパーソンの「彩恵子」、演じるなら小雪か!?
オモシロ度
good job !!
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UMAを扱った小説は結構トンデモ系が多かったりするんだけど、これはサクサク読めた。それは多分設定と人物描写の緻密さにあると思う。
舞台が群馬であることの一点のみで買った本だったが、わりに楽しめた。
9.11がきっかけでクライマックスに至るなど、ちょいちょいおもしろい設定が出てくるのもいい。良書。
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ここ数ヶ月での最大の拾い物。書店員のオススメらしく目立つところにあったので作者も知らなかったけど購入。読み始めはつまらないハードボイルドかと思ったが、読み進めるたびに引き込まれて行った。SF的要素があるため好き嫌いは分かれるかもしれないけど、私はけっこう好きです。こういうの。
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初めて読んだ作家。
先へ先へと進んで読みたくなったので、かなり面白かったんだと思う。
単なるミステリーとして殺人事件を描いただけじゃなくて、内容が濃くて歴史の勉強になってしまう。
終盤で犯人は誰だったのかはわかってしまう気はするんだけど、それでもそこで面白さが薄れてしまうのではなくて、最後までちゃんと読んで詳細を知りたいと思わせる書き方はすごいです。
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2009 読了
柴田作品で初めて読んだもの。
いくつか読んだが、これがいちばん好き。
舞台背景に歴史的なものが入ってくるのがどうやら好きらしい。
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久しぶりに先が気になりドキドキしながら読んだ。もっとぶっ飛んだラストでもよかったんだけど、きれいにまとまった気がします。
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群馬の村での、連続殺人。26年後に記者と刑事が執念で謎を解いていく。アメリカも関係し、どんどんスケールが大きくなって行く。
面白かった。一気読み。荒唐無稽な話になってもおかしく無いが、筆力があり、重厚なストーリー。
一人の可哀相な女性が印象的。
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UMAシリーズ3作目
有賀氏の出番が少なくガッカリだが、話としては面白い。
全2作と比べ、話としては面白くなっているが、怪物の正体がありがちなSF敵になっているのが残念。
しかし、シリーズ最高傑作だと思う。(DANCER はまだ読んでいないが・・・)
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そこはかとなく荒唐無稽感もあったけれど、
小説としては、許容範囲というか、
結局、話を追いかけて最後までほぼ一気に読みました。
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ページをめくる手を止めることができなかった
現代と26年前とが一人の女性を中心に同時進行で進んでいく
TENGUとはいったい何なのか、どこからきたのか…、可能性をひとつずつ消していって最後に残る真実とは…
あー面白かった
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ががさんに借りた本。オススメだけあって面白かった!UMAを題材にするとは…(^-^) 少し気になったのはサエコの人権のなさ。ジェンダーとかにうるさい方は読まない方が良いと思います。私は純粋に作品として楽しめました!他作品も読みたい!
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古い山村の古い風習と、戦後の駐留軍のあたりをうまく絡めていて、それなりに楽しめる。が、何かちょっと物足りない。なんでかな
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第9回大藪春彦賞受賞作品。1974年秋、群馬県の寒村を襲った連続殺人事件の犯人は≪天狗≫なのか? 26年後、再び事件に取り組むことになった記者が、大きな組織の関与を知る。大藪春彦作品が好きで、若いときによく読んだ。その大藪春彦賞受賞作品ということで期待があった。この小説の一番の魅力は「天狗の正体は?」という謎。この謎に後半までずっと興味を引きずられ、ページを繰る手が止まらなかった。その点からみれば傑作エンターテインメント作品といえるかもしれない。しかし読み終われば、<キワモノ>と言われかねない真相を秘めたストーリーに、賛否が大きく分かれる作品だという印象を強く持つことになった。正直にいえば、私としては苦手なタイプの作品だった。読者を惹きつける力は充分に感じられたので、他の作品に期待したい。
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あんな結末を持って来られるとは思いもよらなかった。普通にUMAモノの小説の流れで中盤まで進むので途中でありきたりの結末が思い浮かんでいたがみごとに裏切られた。最後は清々しい気持ちのいい小説だ。
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柴田哲孝さんの作品で最初に読んだのが本作で良かった!
RYU、KAPPAを先に読んでいたら、本作に出会わなかったかも。。
UMA、、過疎の村、近親交配、絶滅危惧種、、壮大なものが、、
ストーリーにどんどん引き込まれてしまった。