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妖怪、UMA、ミステリ、ホラー、ハードボイルドとエンタメ小説として申し分ないです。良質なB級映画を見ているようです。
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この作家さんの作品はKAPPAに続いて2作目。
kAPPAもそうだったけどなんだかなぁって話だった。
群馬県の寒村で起きた殺人事件だったのに無理矢理ハードボイルドテイストを詰め込んで物語に馴染んでなかったし、なによりも天狗の正体が全然天狗っぽくない。
だいたいネアンデルタール人てそんなに大男じゃないよね。
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様々な要素がたくさん詰まったエンターテイメント。彩恵子の造形がいい。悲壮感をあまり漂わせていないところが救われる。映画化されたかどうかわからないが、映画を観てみたい。
ジョン・ダーントンのネアンデルタールも面白かったので、ふと思い出した。
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犯人は誰だ?というより犯人は何者なのか?という感じ。 推理小説ではないので、ラストに期待するのも問題あるかもしれないが、これはこれで良いと思う。
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KAPPAに次ぐ、柴田哲孝氏の作品。犯人が誰?と言うより、一体何がどうなってるのか?とページが進んだ。最後はえー!えー!で、何か安っぽくなったかな。まさかのネアンデルタール人ですが、さらに!!!でした。
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ある程度タフで本に読まれてしまわない読者にはおすすめ。天狗というタイトルから安直に神仙ファンタジーを期待していたが、実際内容はえぐかった〜。盲目の主人公が気の毒過ぎてやり切れなかった。ネアンデルタールとの混血、ありえないはずなのに昔はそんな可能性(人体実験)が本当にあったのかな?と訝るほど割とリアルなストーリーだった。
主人公の周りにはロクでもないヤツしかいない。救いがないのだ。
最後が気になり、嫌々ながらも読んでしまったがだいぶあとを引いてダークな気分で過ごした。
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50年代生まれの男特有の根拠のない女にモテる謎の自信が行間から滲み出し続ける加齢臭ムンムンの文体
それに米国陰謀論と人類生物学の神秘とが闇鍋されたトンデモ作品
過去・現代とを行き来する作風
20数年の時を経て新たに気付く当時の事件の真実の数々
そして過去回想で次第に全貌が見えてくる事件の規模
この行ったり来たりの構成に作者の文体が合っていなかった
ある程度何が起こったかを事前に読者が予見させられた状態で、その問題の場面が後から描写される流れなのだが、
『そんなに大変な思いしたんなら、
序盤のそんな仄めかし程度じゃ済まんやろ』
まさにこれ。
前半に仄めかしておいて、後からその場面を回収することで整合性が取れるよね、
という構成が成り立っているかどうかにばかり気を取られて、
肝心の道平の心情が弱く感じた
その結果、物語全体の奥行きや展開も何だか予定調和にしか思えず、
『何が起きるか知っているのに面白い』なんてことがこの作品を読んでて起こらない
この行ったり来たりの構成を採用するに当たって
この作者の文章や表現描写は力不足
だいたい何だよ
マムシだのジープだの、登場人物らの通り名は
しかも一回くらいしか出てこないからノイズでしかない
加齢臭ムンムンの文体だった
もうそれが一番の感想だった