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青銅の悲劇 瀕死の王 みんなのレビュー

  • 笠井 潔 (著)
  • 税込価格:2,42022pt
  • 出版社:講談社
  • 発行年月:2008.7
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みんなのレビュー12件

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紙の本

必ず保存しておきたい1冊。「矢吹駆」シリーズと、名探偵推理小説への決別の宣言作品ではないのだろうか。

2009/02/05 16:53

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:書子司 - この投稿者のレビュー一覧を見る

巻頭、扉ページに「私は日本へ戻ってきた。矢吹駆を殺すために。  N.M.の日記より」とあるのは、字句通りの意味なのではないだろうか。
この作品では、頼拓市の旧家に起こる連続殺人事件に意味はない。というか、殺人とその解明に意味はないのではないだろうか。解明の過程で探偵役をする作家宗像や、ナディア・モガールの論理的な推論に意味があるのだと思う。これは、今までにない事件の解明であり、ミステリーの形だと思う。終章でナディア・モガールは、推測と推論に差異、名探偵による解決のいい加減さ、さらには矢吹駆の本質直感もまた、誰かが耳元で本質を囁いていたのだろう、と言い切っている。(、それは当然の話で、作者が神となって囁いているのだから……。でも、ある意味読者はそうと知りながらも、名探偵の鮮やかに推理を楽しんでいたのだ。)名探偵の推理は、今の時代性とはあわないのだという宣言のように思える。そして、推論を積み重ねることによって謎の真相に迫る、これまでにない作品になっているように思える。
まさに、矢吹駆——名探偵を殺すために書かれた一作。しかし、その価値は大きく、21世紀の新しい本格の嚆矢となる一作、ずっと手元に置いておきたい歴史的な作品とも思えた。これから、もしも矢吹駆シリーズが日本編として書き継がれるとしても、それはこれまでのシリーズとはまったく違った形になるように思える。それは、それできっと魅力ある、21世紀にあった本格のような気がする。そういう意味でも、必ず保存しておきたい1冊だと思う。

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2008/07/28 09:56

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2008/09/18 23:23

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