投稿元:
レビューを見る
語学者である著者が散歩にでるような気分で研究したり学んだりしている中でふと思ったことなどを書かれています。学問というものの意義、姿勢など、決して構えるわけではないのに、骨太な信念をもたれているのが伺えます。こんな先生、学校にいたら楽しかったかも、と思います。
偶然隣の席に座ったドイツ人に語学上の疑問を投げかけるところ、しかもそもまでしていて本筋の研究は別にある、という所。連載を多数抱えたとある漫画家さんが暇ができたから同人誌を作ったというエピソードに似ていて、この人は「天才」という生き物なのではないか、とこのかたの関わった本を手にする度に思います。
投稿元:
レビューを見る
賽は投げられた、ゆっくり急げ、など、ラテン語とギリシア語の双方を視野に入れた考察は面白い。退屈な散歩もある。ところで杉浦重剛は、もっと尊敬されてしかるべきではないか。
投稿元:
レビューを見る
語学者がどんな風に物事を見ているかが分かって興味深い。語学に限らず学問をする姿勢みたいなものについて、とても参考になる。柳沼さん、知ることをすごく楽しんでいる。