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薄ら寒いような不思議な話。短編連作。じわりとくる。
多聞くんの鏡のような常に開いてるのに閉じているという、つかみどころの無い性格が好きだったので久々がうれしい。
中庭〜に出てきた巴サンとかもいるし。
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連作集。「月の裏側」の多聞が出ていると帯にありましたがさっぱり覚えていなくてごめんなさい。
すごい面白かったけど恐かったー!
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うーん,多聞は良いキャラだよなあ,とは思うんだけど,微妙に消化不良感が.
1話めとか,長編でこそ生きる話の骨格な気がするんだけど,それはハードル高い要求かなあ...
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2008/09/05
『月の裏側』の塚崎多聞の物語。
最近の恩田陸の小説は読むのがしんどい・・といよりも辛い。
木守り男のロバートのせりふじゃないですが
「とらえどころがなくて、つかもうとすると終わってる」って感じ。
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『月の裏側』を殆ど覚えてないので(;)、ある意味一から読むような状態です。短編集。くっきりとした結末があるわけではないので、ミステリとして期待すると消化不良かも。都市伝説のような、どこか気味の悪い物語。『悪魔を憐れむ歌』と『夜明けのガスパール』が好きです。(2008.09.21読了)
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前作『月の裏側』が面白かったので
続きが出たと聞き読んでみました。
短編集でさくさく読めるけど、読んでいる間
じっとりとした恐怖感というか違和感があって怖かったです。
話のオチはあるので
最後まで読むと少し安心できるんだけど
モヤモヤした部分が残っててやっぱり怖いなぁ。
『幻影キネマ』は読み終わってからのほうが怖かった。
一番面白かったのは「聞くと死にたくなる音楽」の作者を
探しに行く『悪魔を憐れむ歌』。
それぞれのお話には舞台となった場所があるので
知っている所が出てくると
ちょっと楽しくなるかもしれません。
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推理小説なのかどうかいまいち解らない。
純粋に理論の世界って所もあれば、完全に幻想の世界に入り込んでるところもある。
恩田陸らしい、不確定で不連続で、そして美しい世界。
月の裏側の多聞さんが主人公。
彼が大好きだったので衝動買い。
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多聞の推理(って言うか妄想??)にいまいち納得できない。ちょっと強引すぎ。
この作品にしっかりした「解決」を求めるのは間違ってるのかもしれないけど。。。
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『月の裏側』の塚崎多聞の短編集。
個人的には、「木守り男」の出だしがとても好き。恩田さんらしい。「悪魔を憐れむ歌」も、伝承や伝統、言い伝えなどは恩田さんの本において多いモチーフの一つだから好き。淡々とした雰囲気が、とても久しぶり。
ただ、この中で若干特異なのは「夜明けのガスパール」かな?そういうオチ!?っていう気が多少しなくはない。黒田の話が解決しないとことか、そもそもそのオチって有り得るの?人間ってそこまで事実を頭の中で捻じ曲げられるの?っていう疑問が頭を離れない。でも、今までぼんやりと掴みどころのなかった塚崎多聞という人間に、とても人間味が足された作品でもある。
短編集なのが残念だけど、昔から好きな恩田さんの雰囲気がとても出ている一冊で、嬉しかった。
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主人公の多聞は常に客観的で、どんなことがあってもあわてたり揺るいだりしないののだと思ってた。
けど「夜明けのガスパール」でびっくりした。こんな一面があったのか〜。
どんな人も地雷をたくさん持っていていつ爆発してもおかしくないような状況で生きてるのかな。
そう考えると、日常っていうのはなんてホラーなんだろう。
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表紙が地元の尾道の夜景。
塚崎多聞が登場する、幻想的なトラベルミステリー。
「砂丘ピクニック」「夜明けのガスパール」がよかった。小倉にある松本清張記念館には行ってみたい。
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雰囲気がすごい。ゾクっとする場面もしばしば。
赤い犬の話はなんというか衝撃的。
砂丘ピクニックが一番安心して読めました。
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2008.11/10
塚崎多聞シリーズ。不思議な事件が全部解決されちゃうのが少しつまらない。/人気のある女の子が具合悪くなってみんなが倒れる話、恩田陸の別の本でも読んだ気がするけど思い出せない・・・。
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2008.11.19. 装丁、文字の雰囲気ともに「月の裏側」に似ていると思ったら、多聞さんが出てきたよ。懐かしい。ぞわりとする怖さ。奇妙な世界と地続きにある現在。こういう不安にさせる話の広げ方、うまいなぁと思う。恩田さんの描く、働き盛りの女の人は力強くかっこいいな。そういう年齢の人たちが集まって繰り広げる他愛無い会話とか、読んでてとてもたのしい。
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ミステリーなのかファンタジーなのかSFなのかよくわからない短編5編。まぁ、恩田らしいと言えば恩田らしい作品かもしれません。最終話の取って付けたようなどんでん返しは違和感ありまくりです。最近の恩田はどうにも僕の嗜好から外れてばかりです。