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映画業界の配給・興行・宣伝・製作のシステムをまとめたもの。宮崎アニメ云々は題材として借りてきたという印象が強く、「崖の上のポニョ」公開前ということも意識して立てられた構成という感が残る。その割にはシネコンの功罪などには殆ど切り込んでいないので残念。
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むちゃくちゃおもろい!
まさにあたしのしたいことが
全部書かれてる!
むっちゃ勉強になったー
そしてもっともっと知りたいと思った!
これまぢ何度も読み返してしまいそー
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あまりおもしろくなかった
スピルバーグを超えた理由と
タイトルに書いてあるが
ちゃんとその理由を述べているわけではない
宮崎アニメファンによる
一方的な勝利宣言に過ぎない気がする
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4月23日読了。宮崎アニメの売れ方・売れた理由を、洋画ナンバーワンの象徴・スピルバーグ監督/プロデュース作品群の売れ方と比較しながら論じる。ナウシカの公開から2008年の「ポニョ」にいたるまでの大作映画の隆盛を、よく整理されており豊富な数字データから思い返すことができる、が、タイトルの「宮崎アニメは、なぜ当たる スピルバーグを超えた理由」について十分に論じられていない気がする。売るために後付でタイトルを付けているような・・・ま、タイトルのおかげで私もこの本を手に取ったわけだが。映画の「商品性」は、「作品性」を飲み込むものなのか。
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宮崎アニメが受ける理由がわからない私にはもう一つよくわからない内容でした。
宮崎アニメが至高のアニメだとは思わないので是非違う会社で再現したいものです。
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いやぁー気軽にほいほい読めないので電車で読もうと開けばおやすみ状態で辛かった。スピルバーグとの比較が結構されているから、映画に詳しい人ならより楽しいかもしれない。
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[ 内容 ]
現在の日本映画の興行収入の一位から三位まですべてを占める宮崎アニメ。
映画を宣伝する三つの方法、アドバタイジング・パブリッシング・プロモーションに注目し、宮崎アニメが牽引してきた、この二十年間の日本映画界をひもとく。
[ 目次 ]
1988ゴールデン・ウィーク-「となりのトトロ」「火垂るの墓」/「太陽の帝国」
1989夏-「魔女の宅急便」/「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」
1992夏-「紅の豚」/「フック」
1997夏-「もののけ姫」/「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」
2001夏-「千と千尋の神隠し」/「A.I.」
2005正月-「ハウルの動く城」/「ターミナル」
2008夏-「崖の上のポニョ」/「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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作品論ではなく、主に興行面で、スピルバーグ作品とスタジオジブリの作品を比較した一冊。ちなみに私は今年の夏、久しぶりにスピルバーグの作品を観ました。「ポニョ」の方はまだです。
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宮崎アニメに関する本を地元の図書館で読む。宮崎アニメ自体に関する本ではありません。興行に関する本です。正直、期待していませんでした。著者の前著に失望したからです。映画興行の業界紙記者出身らしく豊富なエピソードが満載でした。にもかかわらず、面白くないのです。分析に鋭さがないのです。しかし、この本は面白かったです。日本映画全体を扱った前著と比較して、宮崎アニメに絞った今回の本は面白かったです。多分、著者は、総論の人ではなく、各論の人のようです。興味を持った点を整理すると、以下のようになります。第1に、洋画配給と邦画配給の違いです。正直、商品の違いだと思っていました。システムが、根本的に違うんですね。洋画の場合、大ヒットであれば、ロングランになります。それに対して、不入りであれば、すぐ打ち切りです。このシステムは、合理的な気がします。しかし、問題点もあります。映画の封切日が定まらないことです。何故ならば、前の映画の打切り時期が分からないからです。封切日が定まらなければ、宣伝等の計画が立てられません。それに対して、邦画の場合は、公開日の日程が事前に決まっています。この場合、大ヒットでも、映画は打ち切りになってしまいます。逆に言えば、不入りでも、興行を続けなければなりません。一見、不合理です。しかし、宣伝等は計画的に実行できます。つまり、どちらのシステムも一長一短です。ジブリは、明確に、洋画配給のシステムを採用することを狙っていたようです。大ヒットを連発する以前です。ただし、その理由は、この本からは読み取れません。第2に、もののけ姫です。無謀な映画だったんですね。それまでの実績からすると、明らかに過大な予算規模だったんですね。宮崎監督は、ジブリの倒産も覚悟したんですね。僕は、この映画が大好きです。映画を繰り返し見るという習慣はありません。繰り返し見るのは、「仁義なき戦い」、押井監督のアニメ、山本薩夫の映画ぐらいです。この映画は、例外の1本です。映画を論評する能力はありませんが、宮崎監督の熱意を感じることができました。そんな事情があったんですね。初めて知りました。
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80年代後半からのジブリとスピルバーグの映画の日本における興行のヒットの背景などが詳細に書かれ興味深いです。ジブリが今となっては、「となりのトトロ」が大きなヒットでなかったにも拘らず、ジブリの代名詞になったようなグッズの売上げ貢献であったことは意外です。(そのときのスピルバーグは「太陽の帝国」)、そして「魔女の宅急便」の思わずの大ヒット、「思い出ぽろぽろ」には空を飛ぶシーンがない!のに予想外のヒット。そして宮崎アニメの最も象徴的な「紅の豚」、その後も「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」の記録破り空前の大ヒットはスピルバーグのそれなりにヒットした「フック」「ロスト・ワールド」「A.I.」を大きく凌駕していたのは確かに記憶に新しいところ。この著者はジブリも好きだが、かなりスピルバーグも大好きと見えて、スピルバーグ映画の歴史を詳細に辿っています。書名とは違う展開です。