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面白くて、一気に読んでしまいました。よくある筋なのですが、構成が素晴らしい 是非、一読をおすすめします。
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あらすじを見ただけでワクワクする小説です。
分厚いながら、妻視点と刑事視点、両方から綴られるストーリーに夢中になりました。
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展開のスピードがいい。 伏線の細やかさも感心。
悪女というよりは、確かに育てられた感あるね。
ドラマ化が念頭にあって読んでいたのだけど、米倉さんは
ぴったりですね。
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自分の秘密を知っており、さらに夫と浮気を言われ脅迫された主人公がその脅迫主を殺そうと企む。頭のいい主人公と自分の勘を信じて捜査する警察官。すごく読みやすくて新たにわかる事実に吸い寄せられてどんどんページが進んだ作品でした。
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http://coco6calcio.blog96.fc2.com/blog-entry-130.html
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予想以上に面白かった!!恭子のキャラクターがいい。特別奇抜なキャラクターじゃないのに、彼女の人間性は嫌いになれず、どこか惹かれてしまうものがある。「どんな状況下でも臆することのない強靱な精神力と、冷徹なまでの鋭い洞察力」を持ち、そして「何よりもプライドを重んずる」彼女。解説では悪女と表現されているけれど、うちは全然そう思わなかった。彼女が最後まで守ったものを考えると、可愛らしさを感じる。それに比べて他のキャラクターはちょっと弱かった印象。というよりも、他のキャラクターには生活感が感じられず、生きてなかった。あと、いろいろと気になるところも多々。刑事が目撃証言してくれた人の名前や住所を容疑者に喋っていいの!?いいのかそれ!それに、再ダイヤル、ヘヤダイなどという表現に目が点。うちは再と書いてリと詠むのかと勘繰り、ヘヤダイは辞書で調べてしまった。いったい昭和何年に書かれた作品やねんって思って調べると・・どうやら2006年に世に出たそうで。つい最近やん!なんで!?しかし疑問は解決。作者が60歳のときに初めて書いた作品で、しかも最初は自費出版らしい。あ〜納得・・やっぱり凄い作品です。
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事件の発端となる犯人は始めから分かっているのだけれど、その犯人を犯行に向けさせた背景が、徐々に分かってくる面白さ。
人間の考える裏の賢さ(?)みたいなものを感じた1冊でした。
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刑事の勘は、こんなに当たるものなのかしら。推理がうまくいきすぎている感じがした。
それと、殺人を犯した人が、こんなに冷静に刑事の尋問に対応できるものなのかな。
現実とのギャップみたいなものを感じずにはいられない。
1つよかったのは、事件の真相は結局表にでてこなかったこと。
人間の深層心理は、そう簡単にわかるものではない。
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ミステリーとしてのプロットはいい。しかし、携帯電話とUSBメモリは登場するが、一切Eメールやネットが出てこない。カメラはデジカメではなく使い捨てカメラ。登場人物のキャラを丁寧に書くために部屋の調度品や洋服のディテールが書かれているが、著者の年齢が高いためか、30代半ばのはずの登場人物が50-60代の人物に見えてくる。あるいは、昭和50年代を舞台にしているかのような錯覚に陥る。
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気分が乗らない時には、まったくもってページが進まないのですが、久しぶりにとてもはまって
一気に読んでしまいました。けっこう本は厚いのですが、プロットの進行がとても早く、
展開していくのにさらに謎が謎を呼び、、、と先が最後の最後まで分からず気になってしまって、
読み進んでしまいました。
どんでん返しものは好きですが、これほどまでに用意されると感心します。
しかもこれが天野さん、60歳にしての処女作となると、さらに感心です。
途中、松本清張の「砂の器」が出てきたりするので、ミステリー小説が大好きな方なのでしょうか。
心理描写もとても鮮明で、読んでいて感情移入してしまいました。
さて、先日「クロイドン発12時30分」という小説を読みました。
犯人を推理するのではなく、犯人の目線で事件を追う倒叙推理の三大傑作のひとつと言われている
作品です。傑作に数えられているだけあっておもしろいのですが、古典であり
結末が最後まで分からない、というわけではなく、追い詰められていく犯人を犯人の緊迫した
心理描写で読み進めていく内容であったため、私にはハラハラ感が少し物足りなく
思えました。
が、「氷の華」は、現代版・倒叙推理作品と言えるではないでしょうか。
犯人=主人公(だけではなく刑事の目線も入りますが)の目線でストーリーを追いながら、
犯人を取り巻く状況を把握できていないことのおもしろさ。そして、犯人の目線で見ながらも、
すべてをその都度見せないので、読み手にちゃんとサプライズを与えてくれる心憎さ。
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すごいよ恭子さん。
プライドの高い女性ってこういうことを言うのか、と認識。
なんか高潔って感じだった。
すっごい頭の中に映像が出てくるなぁと思ったら、
やっぱりTV化されてたのね。(読んでからタイトルで気づいた)
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プライドの高い資産家の女性・恭子はある日
夫の愛人の存在を知り、殺害を企てます。
計画は上手く行ったかに思えたのですが
どうやら罠にはめられたらしいと分かります。
恭子の目線でのストーリーに、事件を追う刑事
戸田の目線でも同時に展開して行き
どうなっていくのか、気になって結構入り込んで読めました。
ミステリとして、張ってあった伏線も生きているし
恭子の人物像が、とてもよかったと思います。
ドラマは観ませんでしたが、米倉涼子さん主演だったのかな?
とてもはまり役だっただろうなぁ…。
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ドラマを観て、原作が気になっていた作品。二夜連続ドラマで時間たっぷりだったせいか、割と内容に差異がなかったような。面白かった。
ドラマ化にあたり設定を変えている部分があったけど、その変えた部分により原作よりエグみが増していたというか…。恭子さん、たまらなかっただろうな。
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92/100
07年の単行本で、わたしのレビューとしてはかなり新目の本。
お話の最初から殺人事件があり、犯人探しという趣向ではない。
殺人を犯した主婦と刑事の対決がお話の中心になっている。
中ほどすぎると、殺人は第三者に仕組まれたものではないのかと犯人が気づき、
後半で一気に怒涛の展開をみせる。
この作者のデビュー作だし、あまり期待しないで読んですけどなかなかどうして、
犯行の手口など詳細まできっちり描かれていて好感がもてた。
松本清張の小説に似てる感じがした。
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これもテレビドラマになるそうです。
期待しないで買ったけどおもしろかったー。
「よくできてる」と感じるのはこの作品が最初「自費出版」で
流通に乗るまでになんども推敲を重ねられてるからだと知って納得。
「自費出版」だったというのもびっくりしました。
コロンボ式で、読者には犯人もどうやって殺したのかも最初にわかります。
この犯人が、警察の追求をどうやって交わしていくのかが読んでいてワクワク。
事件にまつわる人間関係の謎が次第に解き明かされる部分も見事。
ドラマでは米倉*子が演じるらしいけどぴったりです。
一方、館ひ*しは殺される旦那だろうと思いきや、刑事役!?
うーん、それはどうかなぁ・・・・
脚本は原作とは多少変わっていると思うのでドラマがちょっと楽しみです。