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一日の乗降客数は一桁だけど、クルマでは絶対近づけないから残っている秘境駅の写真集と解説。鉄道マニアでなくても山岳ファンでも楽しめる。
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08年の夏、北海道に旅行したときに乗った道北あたりの駅が多く紹介されていて親近感。
宿泊した名寄のYHに手伝いに来ていた関西の美大生と同じ電車になり、その方もちょうどこの写真集も見ていたようで、二人して稚内に向かう列車の中盛り上がった。いい思い出。お元気でいるかな。
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鉄道マニアというと、一昔前はコアで外部の者を寄せ付けないイメージが勝手ながらありましたが、今日日、鉄子なる女子鉄道マニアも現れたり、乗り鉄、撮り鉄、スジ鉄などと多様化したりと変化が起こっているように思います。
そんなムーブメントの一つが秘境駅。
牛山隆信さんは、およそ人が辿り着けないところの駅を秘境駅と名付け、そこに赴くことを何よりの楽しみにしています。
200以上の秘境駅を訪ねられた中から、選りすぐりの27駅を写真と文で紹介されています。
山奥、原野の中、最果ての地、バラエティに溢れてますが、共通しているのは、何でこんなところに駅があるのかさっぱり分からない点です。
人よりも、猿だとか熊だとかが多そうな駅。1日に停車する列車が3~4本くらいの駅。昔は使われていた交換施設がすっかり寂れてしまった駅。
大自然の中に身を任せたり、駅舎の佇まいを堪能したり、少ない列車に乗って駅に降り立つ瞬間を楽しんだり。すごく贅沢な時間の使い方だと感じました。
そして、秘境駅というほどの場所でも、時間になるとちゃんと列車が来る、日本の鉄道の優秀さ。
リアルに行くことはできないだろうけど、自分も追体験させていただいた気分です。
それから携帯秘境駅というサイトがあって無料の秘境駅診断というのをやってみたら、オイラは小幌駅でした。
秘境駅の表紙にもなっている小幌駅、駅に通じる道はなく、人家もなく、長いトンネルに挟まれ、トンネルの保線員以外は来ないのではないかという、究極の秘境駅。何のために駅があるのかということを超越した存在にも思えます。
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全国各地の秘境駅が紹介された写真集。
今のところ3作目まで発売されているようです。
秘境駅ランキングなんてものがあるのですね。
え!?これでこんな上位なの!?と突っ込みたくなる場所から、ほぉーやっぱり!と納得する場所まで様々。
ノスタルジーと廃墟って繋がっているようでやっぱり別物なのでしょうか。
懐かしさを越えて、かつていくつもの足跡が交差した駅に今はもう誰もいないというその廃れた独特の寂しい空気からは、ある種の恐ろしさまで感じます。
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満足度は、鉄向け、それも「旅鉄」向けの点数です。
著者自身が日本中を旅してまとめた「秘境駅」を、写真を交えて紹介しています。写真も著者などが撮ったものらしいですが、ワシも旅の中で行ったこと、立ち寄ったことのある駅が幾つか紹介されていましたが、なかなかどうして、よく撮れていますし、駅の特徴を捉えているかな、と。
とはいえ、プロのカメラマンではありませんから、その部分で「撮り鉄」には物足りないかもしれません。あるいは「乗り鉄」にとっても、駅がどのくらいの価値を持つのか、ワシには分かりかねます。
でも「旅鉄」、すなわち「旅の手段としての鉄動が好き」な人なら、この写真を見て、著者の体験談を読んで、旅情を誘われることは間違いないと思います。そして、何も無いこれらの駅に、鉄道に乗って行って見たくなるかもしれません。
束の間の旅人気分を満足させてくれる、これはそんな写真集です。
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全駅下車の横見浩彦氏と間違えてずーっと読んでた。
チョイスと写真は面白いけど、文章が良くない。
もっとマニアックで事実系の文章にしたほうがいいと思うな。
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1つ1つの駅のストーリー。
秘境駅を降りて家に帰っていく人を知りたくなる。
廃墟と通じる人が去っていった後の寂しさがある。
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乗り鉄・撮り鉄として有名であり、世に“秘境駅”のブームを巻き起こした牛山さんの写真集。
この本に触発され、ようやく備後落合駅を訪ねてきました。あれぞまさに「日本一廃れたターミナル駅」でした。
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人の営みの痕跡はあれど人っ子一人いない駅、駅、駅。町の中心、行き交う人々というよりは時間に取り残され荒廃ばかりが目につく。北は北海道から南は鹿児島までの駅が紹介されているが見事にどの駅も人がいない。人の息遣いは遥かに遠く聞こえない。寧ろ幅を利かせているのは広大な大自然。文明の中心に広がる大自然に不思議なパラドックスがある。閑散とした風情に在りし日の記憶を彷彿とさせ哀愁を漂わせる。
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図書館の特集コーナーが鉄道関係だったので借りた。秘境駅!すごすぎる!!表紙にもなっている小幌駅は確かに圧倒的!室蘭本線なのに、鉄道以外は獣道しかないなんて!特急で何度か通過してるはず…なのにまったく知らなかった。写真に添えられた文章も温かく楽しめて、おしまいには秘境駅を旅するための装備まである親切さ!楽しい写真集でした。
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〈内容〉
著者の牛山さんは、この秘境駅の開拓者。私もすでに何冊か読んでいるが、簡易写真集のこの本もなかなか…。やはり一度は小幌駅(室蘭本線)など行きたくなるな…。そしてあとがきの共同執筆者、栗原さんの文章。恐らく糠南駅だと思うが、帰宅する高校生の写真と共に、「秘境駅を必要とする人がいる」。たしかに。
学校図書館。