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Gシリーズ第7弾。
最初から読んでいる人以外はもはや読めないでしょう。
2007年12月7日の著者の発表に準じるとGシリーズは全12作品、Xシリーズが全5作品となります。
現時点でGシリーズが残り5冊。Xシリーズが残り2冊。
気の長い話ですが、地道に新刊を待ちましょう。
[以下ネタバレ注意]
森作品でネタバレを書くことは少ないのですが整理の意味も含めて。
その1
本書のメイントリックの矢場さんですが、やはり実物はいたと考えるのが普通ではないでしょうか?
倉井さんは矢場と出会った。
矢場が去ったのち、倉井が矢場を名乗った。
これが正解だと思います。
その2
そんなオリジナルの矢場さんですが、とある掲示板では=各務さんでは?とありました。
活動家という紹介から連想はできますが、本書で登場する矢場さんはもうちょっと若い気がするのですがどうでしょう。
小説なので顔は見えないのですが。。。
その3
海月君の正体は?
短編集『レタスフライ』の第一話に登場する警部。
これを犀川父と考えました。
すると海月君の正体はその子供…と思っていたのですが、こう考えると年齢が合いませんよね。
そうするとその立ち振る舞いから考えて保呂草さんの子供?
その4
赤柳さんの正体は?
既存のキャラクターでは?とあちらこちらで推測されていますが、個人的には赤柳は赤柳で新キャラクターと思います。
いかがでしょうか?
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1冊の作品というよりはシリーズの中の物語の一部という感じ。
ちょっと展開がありましたね。
パソコンは、想像通り。
島田さんの登場には少し驚く。
海月君の「関わらない方がいい」という発言を、つい深読みしてしまう。
加部谷ちゃん、せつない。
このシリーズが何を目指そうとしているのか、だんだんわかってくるのでは、と森先生はおっしゃっていますが・・・まだなんとも。わたしの理解不足?
このシリーズが直接、女王シリーズへの橋渡しになるのか気になります。
はやく続きが読みたいです・・・。
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文庫本の刊行ペースを待ちきれなくなったので新書で購入。文庫に慣れているので、新書はなんだか読みにくい。
シリーズの流れとしてはこの後どこに向かうのかな?百年密室系も間違いなく見据えた展開になってるんだと思うけど。うわー、とうとう最新刊読んじゃった!という意味で嬉しいのと、続きが読めないもどかしさの渦の中。
かべやちゃんの恋愛については予想通りだったんだけどどうなのかしら?
初郎さんが頑張ってた、ということはxシリーズにも期待できそうなのかしら?
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このシリーズ、というか森作品は、思わせぶりな文章でイロイロはぐらかしながら、スルッと通り過ぎていきますな。もしかすると何気なく書かれていることに、こちらが気付かず読み落としている部分があるかともおもいますが。前のシリーズ含めて読み返せば、新たな発見があるんでしょうな。
今回のミステリ的趣向は、わざとらしさで彩っていたのが面白かったですね。
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今回は恋愛要素が多く、いつもよりきゅんきゅんが多かった。
恵美ちゃんかわいぃ!おい海月君…って感じでした。
ストーリーもそろそろシリーズ終盤になっていきそうで、続編に期待!です!
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萌絵ちゃん…キャラ変わりすぎじゃ…?
パラパラ読んだから犯人とかはよくわからなかった。
完全にキャラ読み。
また読むけど。
タイトルがなぜか好き。
海月くんの意味深な発言気になる…
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謎が積み重なり、いかにも途中経過。起承転結の転に当たるのかな。事件も登場人物も静かで、じわじわと状況の変化はあるが、先は見えず。ストレスが溜まるなぁ、今回の読者を騙すトリックもワンパターンだし。何だか、シリーズのラストはがっかりしそうな予感・・
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いやはや、やっぱり森博嗣さんのは良い!
こー、自分の頭にある物事が整理されていくが気がする。
言葉にし難い思考とか、ね。
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あれ、准教授になっている…と登場人物一覧を見てまず思いました。
あれ、助手じゃなくて准教授になっているのは正しいのか?と思ったのですが。前作では2年後に准教授とか言ってなかったか?とか思ったり。
萌絵は忙しいからなのかどうかは分かりませんが、事件には自分から接触しようとしていない様子で「おお、成長してる」と思いました。
今回は海月君の存在と言うか考えと言うかスタンスがますます謎めいてきました。
不必要なことは話さないために無口な状態となっていますが、決して冷たい人間ということは無いのだなぁとあらためて加部谷との会話と態度から感じました。
そして、雨宮、結構良いキャラクターですね。大食いなのにスリム。
事件の結末については本当は存在していたのか存在していなかったのかどうかが気になっています。うーん。どっちとも考えることができそうな…。
前作でついに登場した(おそらく)真賀田博士の目指しているものがどんなものなのか分かりだしてきましたが、森作品を全て読んでいる人なら目指しているものは既に分かっているような状態なのかなと思いました。
ああ、今まで読んだシリーズをまた再読しようかなぁ。
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2010/05/12
謎が解けないなんていつものこと!
だけど、いつもよりはちょっと確信に近付いた話が出てきたので、普段よりはすっきり読みました。ギリシャ文字シリーズの解決編はいつも畳み掛けるようだなあ。解決なんてしないし、そんな分りやすい答えは用意されてないから当たり前かあ。シリーズ全体を通して、それこそ時間的にゆっくり物語が進んでるんだな、と最近漸くそのスピードに慣れてきたかもしれない。
正直西之園さんと犀川先生の展開が知りたくて読んでる森作品ですが、だんだん楽しみ方が分ってきましたよ。
独特の人物の思考回路にあまり嫌悪感を感じず読むこともできました。
しかし海月くんはキャラが掴めない。加部谷が一歩人間臭く前に出た感じが良かった。萌絵とはまた違うんだよなあ。森先生が普通の女の子の気持ちを書こうとするととこうなるのかあという気持ちで読みました。なかなかどうして、思ったよりも可愛らしい。それでも森作品の登場人物には、あんまりリアリティ感じないのは変わらないけど。それが味なんだよね。
そして今後の赤柳さんに期待です。
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■劇物入りの目薬に刻まれた「α」の文字!!繋がっていく事件!加速するGシリーズ!!
神戸で劇物の入った目薬が発見された。目薬の名には「α」の文字が。そのころ、那古野では加部谷恵美が変死体を発見する。死体が握りしめていたのは、やはり目薬「α」!探偵・赤柳初朗は調査を始めるが、事件の背後には、またも謎の組織の影が……?「φ」から続く一連の事件との繋がりは!?進化するGシリーズ、第7弾!
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森氏の「Gシリーズ」第七弾で、最新刊。
多作な森氏に、やっと追いついてきた(^ ^
目薬に劇薬を混ぜる、という事件が各地で発生。
目薬の名前に「α」が含まれていたため、
これまでの「ギリシャ文字絡みの事件」
との関係が取りざたされる。
これとは別に、いつもの登場人物の一人が
男の他殺死体を発見。
一見関係なさそうな二つの事件だが、
殺されたのが件の目薬を作っている
製薬会社の社員だったことから、
何となくつながりが浮かび上がってくる。
いつものメンバーの仄かな恋心が絡んだり、
誰にでも好印象を与えるが、何をしているのか
よく分からない「謎の女性」がキーだったり...
いつもながら「盛りだくさん」な内容(^ ^
しかも「例によって」メインの事件は
まったく解決しないまま終わってしまうし(^ ^;
いいのか、ミステリがこんなことで、
と言いたくなる気持ちもないではないが、
森氏には「私はミステリだとは一言も言ってない」
などといなされてしまいそうな気も(^ ^;
森氏の作品は、10冊通して読むと
初めて見えてくるテーマ、とかがあったりするので、
これも読み進めていくまでは油断は禁物(^ ^;
...と思わせるだけで、大作家の風格充分、
と言ったところでしょうか(^ ^;
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αマークの目薬の劇物混入事件が続発して、目薬を握り締めた死体が発見される話。
Gシリーズ第七弾。
シリーズとして話は進展したけど、混迷もしてすっきりはしない。事件自体は小ぶりだし、謎解きもほとんどありません。他作品との繋がりも多いので、これ一作で楽しむのは難しいと思います。
加部谷が微笑ましいです笑。山吹氏は影薄いけど海月氏が頻出します。あと特筆すべきは近藤氏の成長っぷりかな。
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2010/09/14 読了。
シリーズとしては新たな展開がありましたね。今後どうなるのか気になります。ただ、ミステリーとしてはどうなんでしょうね…。
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今回は、これまでのGシリーズとはちょっと目指すところが違った、趣の違う感じでした。
言うなれば、番外編的で、でありながら転換点的な位置づけかなと思う。
事件としては、神戸・東京で劇物の入った目薬「α」が発見された、というもの。
これまでの一連の事件と違って、謎の組織との直接的な関連が強調されていません。
加部谷さんたちの周囲は、いろいろと変化しました。
まず、加部谷垂涎の西之園萌絵はW大の准教授として東京へ。
これまた加部谷の憧れの君・海月及介は他大学への転学希望。
2大人物が那古野から離れる危機(?)です。
探偵・赤柳さんは、だんだんと核心に近づきつつあるようです。
“運動家”という人物(倉居三重子)も登場。何の運動家なのかは不明。
そして、真賀田研究所にいた島田文子(「すべてはFになる」に登場)の姿がちらちらしました。
あまり盛り上がらず、小さい波だった今回の「α」ですが、確実にシリーズの転換点だと思います。
森博嗣のHP「浮遊工作室」の「近況報告」によれば、「Gシリーズ、第8、9、10、11、12話。このシリーズは全12作」とのこと。
残り、5作です。