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合間合間に読んでずいぶんと時間が経った。
やっと最後まで読むことができた。
こういうの好き。
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欲しかった一冊。民俗学、と言えばお固い耳触りだけれど、しかしてこの世の不思議が書き連ねられた一冊でもある。妖怪という存在について、かく或るや〜といったあからさまにアカデミックなものでは決してなく、あくまで古い時代からの伝承を後付けすることなくありのままに、そして伝承ならではの口述で伝えているのがなによりわかりやすい。繰り返し、読みたい一冊。
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日本民俗学の基本書として読んでおきたい。
私は、“神隠し”について知りたくて買った。ただ、この世界のことをもっと知りたくて岩手まで旅行に行ったのだが、この本に書かれてある以上のことが地元に伝えられている。実際自分の足で、様々なことを見聞きすると更に理解が深まるのではなかろうか。
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「拾遺」エピソード174がサイコーだ(オチは恐ろしいけど)。
根岸鎮衛『耳嚢』の「残念なり」みたいで( ̄m ̄* )。
それにしても巻末の著者年譜に圧倒されます。
なんという充実した人生だろうかと。
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妖怪にはまっていた頃に読んだ本です。
すらりと読める部分と、言葉遣いの加減でなかなか前に進まない部分がありました。
昔話のような実話のような・・・不思議な世界に入り込んでしまいます。
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2012 4/1読了。借りて読んだ。
ずーっと前から存在は意識しつつ、なんとなく手に取ることなく過ごしてきた、柳田国男の言わずと知れた著名な本。
ついに読んでみた。
遠野地方に伝わる話の聞書集。
一連番号を振った話を、「こんな話がある」「似たようなこんな話もある」みたいにどんどん連ねていく。一つ一つはごく短い話が多く、聞いた話ということで特に落ちがあったり筋があったりするわけでないものも多い。
「マヨヒガ」や河童の話もあったけど、多いのは山男に娘/嫁がさらわれる話とかかな・・・。
遠野に行ってみたいような、山男超こええ絶対いかねえみたいな、不思議な気分になった。
手元にあってもいいかもなー、買ってしまおうか知らん・・・。
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情報の伝達が遅く、自然が脅威として存在し、生活が楽ではなかった時代では、日本中でこんな話があったはず。
私も田舎で育った幼少期、祖母から色々な話しを聞いたもんだ。
この本を文学的に感じる方もいるかもしれないが、それよりもやはり昔話か。
柳田 国男はきっとこのような話しは、語りべのいるうちに記録しておく必要があると思ったのだろう。
私もそう思っている。
柳田さん、あんたは偉い。
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遠野に住んでた人たちは河童・天狗・雪女・座敷ワラシは逸話として伝えられていたのではなく実際に見た、居たんだと語っている。サツキとメイがトトロに会えたような感じ?心豊かな時代だったのだろうか。当時の遠野の風景を見てみたい。まあちょっと残酷だなという表現もあるんだが…。夜な夜な女性が悲鳴をあげたり、◯◯とか。拾遺の伝説は挫折、飛ばし読みした。
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土俗・風俗を詳細に集められた遠野の物語
民俗学の原点…?
わずか数行の話を集めて、編纂されているが
郷土史とか歴史に興味が薄い私だが
読みたくて、ずっと探していた。
夏休み期間で、中高生の参考にされるのか
文庫の新版を書店で見つけた。
暫く手元に置いて、じっくり読み返したい本です。
各地で、パワースポットとか霊感スポットが
人気の季節でもあるが、オシラサマ、座敷わらし、管キツネ…
最近映画の題名になったデンデラ等の、妖かしや、ものの化、
人々の暮らしが伺われて、200数頁に満ち溢れている。
昔人が、自然や暮らしの中で語りつたえた話には
合理性を超えた、奥の深さを感じる。
関連がないが、京極夏彦作品を連想した。
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適当に開いてみたり、巻末の索引から気になる言葉をたどってみたり。
そんな読み方も楽しいです。
でも、山の神や河童、言葉を話すお大師様の像が現実に存在していたら
「楽しい」なんて言っていられなかっただろうなぁ…
理不尽な話や理由の語られない怪異も多くて、置いてけぼりにされること数知れず。
現代人はオチのある話に慣れすぎているのかもしれません。
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柳田国男の民俗学書として、非常に有名な本。前半の「遠野物語」は文語で書かれてますが、この版に追加されてる「遠野物語拾遺」は口語です。なんか、解説本とかもちょこちょこ出てるみたいですが、基本的な日本語力があれば解説なんぞ読まなくても難なく読破できます。
遠野に伝わる民間伝承や物の怪、神様、山で起きる不思議などについて、数行からなる章の中で簡潔に、でも分かりやすく「伝承」しています。解説にもある通り、民俗学者である柳田国男が、自説を容れたり勝手な解釈を施すことなく、伝承を口述した方の話した内容をそのまま記していることで、読み物としても面白いし、民族学上の記録としても貴重なものになっているのだと思います。
一つの教養として、触れておくに越したことはないと思います。
作品としては前後するけど、この内容を読んでおけば、きっと『うしおととら』がもっと面白かっただろうなー。
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震災前に東北を二週間近くかけて旅行する機会があり、道すがら関連した本を…と思い、購入した。
戦前の文体なので慣れない人には多少の敷居の高さはあるかもしれない。
自信のない人には現代語訳もあるらしい。
内容は至って平易。
昔話というよりは伝承の記述といった内容なので、想像を膨らませることができる。
素朴で物悲しい話の数々。
誰でも一度は触れておきたい一冊かと。
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岩手県の遠野地方に伝わる伝説、民話、行事、昔話等が集められている。河童や座敷童子、天狗の話がある。
オシラサマは蚕の神様だったな~とか、飯綱(イズナ)は管狐かと気がついたり、天狗=白人説を思い出したりと色々と考えさせられた。
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民俗学の嚆矢ともいうべき本で必読の書なんだろうが、当方にとってはいまひとつ面白くなかった。
この手の学問を(しかもかなり日本独自の方法論で)最初に構築したこと自体称賛されるべきことだが、その内容には興味が、、、
伝奇的側面に捉われた表面的読み方の典型が当方だとしても、合わないんだからどうしようもない。
ただ今西錦司が狼絶滅のヒントをこの著作から得たというエピソードは感動。
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以前から読みたいと思っており、やっとの思いで読むことが出来た。
自身の体験に近いことが書かれていたので興味深く読むことが出来た。
地域性を軸に様々な話が紹介されており、遠野という土地のことをより深く知りたいと思うようになった。