紙の本
帝都に優しいホームズと美形で高飛車なワトソン登場!
2010/01/21 07:22
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nyanco - この投稿者のレビュー一覧を見る
し、知らなかった…。
続編『世界記憶コンクール』の発売をきっかけに本書を知りました。
この扉絵…、『まほろ』の下村富美さんじゃないですか!!
おまけに主人公は男性二人、一人は超絶美形の天才絵師!な~んて魅力的!
べ、別に私はBL好きではないです…、でもやっぱり気になる…w
看板に偽りなし!
も~、話もホントに面白い!
舞台は帝都!
ホームズ役はしがない雑誌記者の里見高広。
英語が堪能で、造詣も深く…、おお、何とそんな立派な血筋を持っていたとは…。
そしてワトソン役は、超絶美形の当世大人気の天才絵師。
この二人が本当に魅力的!
彼らが解く謎解きも見事!
点灯人に出てくる兄妹、真珠生成の姉弟や、高広の同業・佐野記者とキャラが良い。
人魚のせつなさや、見世物小屋の妖しい雰囲気。
そして怪盗まで登場させちゃうなんて…。
なんて凄い!これがデビュー作だなんて凄すぎです!
続編の『世界記憶コンクール』が、早く読みたい!
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東京創元社のサイトで先にあらすじを読んだときから気になってました。雑誌記者と絵師の探偵コンビ。ちょっとかわい有美子さんの時代小説を思い出す、ややライトな語り口。表題作のトリックが幻想的で素敵でした。絵師の美貌についてはかなり描写されているものの、記者の外見に対するものはあまりないので、大男だとか喧嘩に強いとか、不意に出て来るところにちょっと違和感が。読み始めた感じだと中肉中背の頭脳派という印象だったので。(2008.09.23読了)
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ブログを巡っていたところ、ある方のところで紹介されていて、それを見た自分も思わず衝動買い。表紙絵に凄くセンスがあると思うんだ(笑)でも、それ以上にタイトルの付け方が素敵ですよね。
内容は短編集みたいな感じで纏められており、1つ1つのまとまりは短めなので、さっと読めます。本のあらすじだけ読んで買ったのですが、大当たりだったと思います。続き出ないのかな・・・。
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第2回ミステリーズ!新人賞最終候補作 改稿
時代は明治!
これだけで、ぐぐっとくるぜ!
ホームズとワトソンの形をとった?!とっているのか?!
人情ミステリ。
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キャラがしっかりしていて、ストーリー展開もわかりやすいから漫画にすると面白いかも。今市子あたりで。
デビュー作の気負いがあるのか?、文章が堅いのでもう少しなじみやすくなると嬉しいです。
今後に期待。
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先日、他所様のブクログコメントを拝見していて
興味が湧いたので借りてみました。
こういうのやってると、普段読まない作家さんに
出会ういいきっかけをもらえますね。
善き哉善き哉。
さらっと一気に読めました。描写が簡潔で好印象です。
ただ、好感の持てる登場人物ばかりで、それが
逆にキレイすぎるような気がしないでもなかった。
ロータスとか、マンガのようだ…。
主人公達も色々とオイシイ設定が目につくのですが、
もしシリーズ化されるのならメインになる女性も登場させてほしいなー。
女性っていうか、女史ぽい人がいい!
お姉さんも素敵ぽかったけど、人妻じゃ、ねえ。
女史らしく(?)美人じゃない人を是非!
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優しくあったかい空気が流れる作品ぞろいで、主人公のキャラクターが自分好みだったゆえにかなりお気に入りの一冊。
週刊誌記者が主人公、友人の美形画家がワトソン役のミステリ。
最近創元社の本にお気に入りを見いだす事が多いなぁとふと気づいた。(笑)
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面白かった!
偏屈な探偵と振り回される常識人で「いい人」の助手、の構図はミステリではよく見かけますが、偏屈な助手に探偵役をさせられる「いい人」っていうのはちょっと新鮮(笑)。
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ミステリフロンティアから出ているので、一応、推理小説。
美貌の人気絵師と朴訥な新聞記者が事件を解決していく短編4作です。
でも、そんなにトリックに凝った推理ものではない。
明治の、昔の時代の雰囲気は感じられ、人情味あふれる風情のある小説になっている。
地味でも雰囲気はあるのだが、BLのような表紙イラストだけはちょっとね・・
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超絶美形自信家売れっ子絵師(表紙手前)=ワトソン役
割と普通の雑誌記者(表紙奥)=ホームズ役
…何か逆じゃないか(笑)???
最初に収録された「点灯人」がそのまま、この作家さんの姿勢なのだと思います。
ひとの心に灯をともす、温かなお話です。
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良質な短編集。読後感がいい。ていうか登場人物がいい。みんな好き。
ホームズを楽に日本語で読めるのが幸せと思えた。
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この装丁のイラストで多少気後れしてたのですが
三浦しをん読んだりして免疫つきました(笑)。
天才かつ超美形の絵師礼がホームズではなく、
ワトソン役になっているのがミソですね。
といってもかなり強気かつ、ホームズとの関係は
逆転してますが...。
舞台設定が現代ではなく明治というのも、
好を奏しています。明治時代って一番印象薄くて...
なんだかファンタジックで、ミステリアスで今作で
題材になった「人魚」とか「怪盗」とかって単語がしっくり来ますね。
設定とキャラと謎が上手く噛み合ってます!
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ホームズとワトソン的なのが好きな私には、なかなかのヒットでした。真の悪人がいない、温かさを含んだ感じ。文章も好きな感じです。ただ、私の心が汚れてるからさ。
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帯より
「心優しき雑誌記者と超絶美形の天才絵師、ふたりの青年が贈る帝都探偵物語」
その通りです。
面白い!登場人物が魅力的です。
素敵な青年が仲むつまじいのは大変微笑ましい。
そういうのに触れてほくそ笑むのが好きです。
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時は明治、心やさしい雑誌記者と超絶美形の天才絵師が探偵役。ありがちかもしれないけれどキャラ設定が好き。明治時代ということもあってか、人情味あふれるというか情緒がある気がする。
2010/1/12