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恋愛心理はやっぱりフランス文学に限るなあと思った。
恋愛の美しさ、切なさ、残虐さ、みっともなさ・・・こんなもんなんだけど、だからこそ人は恋愛にのめり込んでしまう。
「椿姫」は高級娼婦との悲恋話。
会話文が多いし、訳文が読みやすいから、おフランス恋愛心理小説の入門としてもおすすめ。
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皆大好き椿姫!悲恋の定番作品です
デュマの実話を元に描かれているとか。
何故かとても人気があって、デュマ息子の唯一の出世作かもしれません
まぁこの人は確か父さんほどいっぱい書いていないかと(親父の荷は重かったんだね)
それでも椿姫が超ヒットしたので気にすることありません
元祖セカチューみたいなものです。
椿姫がヒットした際お父さんはこう言ったとか:「息子よ、私の傑作はお前だ」
親ばかですね。←
さておきハリウッド映画の中にはこれ絶対椿姫のパクリだろという作品がいっぱいあるので是非読んでみて下さい
これで友達と一緒に映画を見に行った時、これ椿姫のぱくりだよーと自慢出来たりしちゃいます
ちょっとインテリな部分をアピール出来ます
数年前ヒットした二コール様主演の某ハリウッド映画も椿姫を元にしています
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愛は幸せだけじゃなく、強烈で恐ろしい一面も併せ持っている。読み進めながらそのように感じました。
狂おしいほど愛するがゆえに一度裏切られたと思ってしまったらこんなにも相手を憎んでしまうのか、と。少し冷静になって考えていればアルマンとマルグリットの運命も別のものになっていたかもしれないのに。。しかし、実際自分が夜中歩いて愛する人に会いに行ったのに、裏切られたと知ったら(悪い意味で裏切ったのではなく、自ら愛を犠牲にしたんですけど;)、冷静にはいられないかもしれないですね。ただ、別れた後の二人は不憫でしょうがなかった。愛ゆえに、か。。
(今回後書きまで読んで、作者があの『三銃士』などを書いたアレクサンドル・デュマの息子だとはじめて知りました。アレクサンドル・デュマ・フィス。そういえばどこかで聞いたことのある名前だったなと)
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2009.02
感動する話なんだろうけど、「ふーん」で終わってしまった。アルマンじゃなくて、マルグリットの視点からの方が面白いものが読めたかも。
ちなみにアルマン=桜小路くん、マルグリット=歌子さんのイメージ。
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大好きな椿姫の新訳ということでそれは読まねば。
表紙はマルグリットの魂と椿のお花?
これほどまでに恋に没頭できる二人が今の私には
ことさら羨ましく感じられる。お互いに愛し合っているのに
一緒になれないのは辛すぎるけれど。
私が悩んでることなんて些細なことでもっと自分に正直に
なるべきなのかも。心揺れまくり。
マリー・デュプレシーのお墓には現在でも花束が絶えないそう。
私もいつか献花しに訪れたいです。
これを読んだら是非次は「マノン・レスコー」の新訳も読みたくなる。
光文社さんお願いします!
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名前はよく知っているのに、内容をまるで知らなかったので読んでびっくりしました
こんなストーリーだったとは
いつのまにか、このじれったさを楽しめるようになったんだなぁ
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読んだことはあるはずだが、こんなに退屈だったかな…。一言で言うと、「なんてかわいそうな僕たち」という感じである。マルグリットを讃える言葉もみな、娼婦を低く見る認識があってこそのものだろう。ふつりあいな男女、結ばれない宿命、というテーマであれば、欧陽菲菲の「ラブ・イズ・オーヴァー」の方がだんぜんよいと思う。
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そうだなぁ。高級娼婦という職業だからしょうがないのに、このアルマンさん。なんて小さい男なんでしょうとおもった。
やり返して後悔するくらいならやらなきゃいいのに・・ばかだなぁ・・
まあ、でもマルグリッドさんもこの純真さにひかれてしまったんでしょうけど。。。
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アルマンの幼さと嫉妬深さが、ひたすら腹立たしいです。マルグリットにも若干の非はあるけれど、綺麗でなくとも綺麗であろうと足掻く姿勢は健気で、好感がもてます。「人の弱さ」「人間らしさ」を文学に求める方にはお勧めです。
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最後は泣いてしまいました。。
椿姫ことマルグリットの悲しい決断、最後の瞬間がとっても辛かったです。
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マルグリットの気高さ、尊い自己犠牲の美しさは言うまでもない。この本のすごい所は、主要人物だけでなく、脇役もしっかりと書かれていること。
中でも自分が好きな脇役はG伯爵。私はプレイボーイ嫌いだけど、こいつだけは例外。異性としての感情がなくなっても、人として思いやってくれるなんて素敵すぎる。恋愛感情は抱きたくないけど、親友になりたいなあ。でもこんな人魅力的だから、私(女)だったら惚れそうだ。
それにしても、マルグリットとアルマンのすれ違いが切ないなあ。最後のあたりは泣きそうになってしまった。
<オマケ>
さて、ここから全然話変わるが、マルグリットの台詞に
「もしあたしが何々公爵夫人で(中略)あなたという愛人がありながら、別に愛人をつくったというのなら、あなたは当然、なんでじぶんを騙すのか、とたずねてもいいでしょうよ」
とあり、「それ以前に夫いるだろっ」と突っ込みたくなってしまった。昔のフランスの恋愛観に驚いたのである。こういうふうに、違う国や時代の文化・考え方を知れるのも、海外作品ならではの醍醐味だろう。
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アルマン(と彼の家や妹)のために身を引くマルグリットと、マルグリットが自分のもとから去った本当の理由を知らずに彼女を傷つけるアルマン。
傷つけられた事実さえもアルマンに愛された証なのだと言ったマルグリットの強さとアルマンへの愛がせつなくなる。
すれ違いや相手を想うが故の嘘は悲しいな。
小説についての考察や時代考証など、解説もとても良かったです。
しかし、アルマンの親の年金を相続し毎日働きもせずに観劇や賭博にふけり、さらには月単位の旅行に気軽に出れる生活が心底羨ましいです…。
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「椿姫」(デュマ・フィス:西永良成 訳 光文社古典新訳文庫)読み終わった。160年以上前に書かれた小説でありながら少しも色褪せていない。結局泣いてしまう。アルマンのバカァ~!時代を超えて変わらないのが「愛の力」。まあいい歳したオジサンが「椿姫」が好きと公言するのは少々憚られるが。
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男と女の恋愛の感情を見事に描いているように思う。
1年足らずで亡くなってしまうこと、社会的な大きな障害・・・全てが恋を燃え上がらせる。マルグリッドの感情は詳しくは書かれていないのに、なぜか彼女の信条がひしひしと伝わってくるところがこの小説のすばらしいところだと思う。作者のデュマ・フェスの実体験をもとにしているらしいので、真実味があるのかもしれない。
しかし・・・
最後に、「それでも、アルマンはいつかまた恋愛をして、たくましく生きて行くんだろうな・・・」と思ってしまったのは、ワタシの年齢のせいだろうか・・・
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死の床に伏しているマルグリットのアルマンへの言葉に思わず、涙。
『椿姫』=ファム・ファタルとよく聞くので、作品の中でもずっと引用さている『マノン・レスコー』と比べてどんなに残酷な女なのかと思ったら、ひどいのはアルマンの方だった…
マルグリットも周りの人々もアルマンに散々、「玄人の女」の現実を教えてあげているのに、嫉妬にかられ、愛するマルグリットをも苦しめようとする、その姿は滑稽だが、誰の心の中にもアルマンのような愛情が隠れているのだろうと感じた。